10/03/10 07:03 為替 <NY為替>欧州通貨は往って来い。
10日欧米時間の外国為替市場では、ユーロ円・英ポンド円の欧州通貨ペアが往って来いの展開。欧州序盤、格付け大手のフィッチが「英国を含め世界の景気見通しは不透明、英国は一層の財政再建が必要」であるとし、加えて「トリプルA格付の中で英国やスペイン、フランスの緊急性が高い」と格下げ示唆ともとれる認識を示したことが、ユーロ売り・英ポンド売りを呼び込んだ。ユーロ円は121.45円、英ポンド円は133.92円まで本日安値を更新する場面がみられ、それぞれ先週末の米雇用統計発表後の上昇分を吐き出す格好となっている。その後、連日のソブリンリスクの高まりに欧州通貨続落の懸念も強まったが、ダウ平均株価が比較的確りとした推移を見せたことで、NY終盤にかけてはリスク選好の動きが強まって円売り進行、両通貨ペアとも欧州時間中の下落分を取り戻す形となった。ただ、やはりどちらも上値の重さは否めない。特に英ポンド円は135.00円の大台が目先は上値抵抗帯として意識される可能性が高そう。心理的な節目であるうえ、5日間移動平均線も差し掛かっているためで、この水準を明確に上抜けられない限りは下値リスクが残ることとなりそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/03/09 07:02 為替 <NY為替>米ドル円は動かず、英ポンドが弱い。
9日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は90円台前半での推移。取引材料に乏しく、同水準付近を上下30銭程の狭いレンジでほぼ膠着状態であった。テクニカル的にも、心理的な節目である90.00円と、年初来高値(93.68円)・安値(88.13円)の半値戻しに当たる90.90円に上下を挟まれ身動きのとり難い状況にあり、新規の材料が出されるまでは同様な値動きが続きそう。一方で動きがあったのが英ポンド円で、NY時間に1円以上急落する場面が見られた。本日は欧州時間中にギリシャ等の財政問題に苦しむEU参加国を対象とした救済基金である欧州通貨基金(EMF)設立構想が持ち上がり、対象各国の財政懸念が大幅に後退した。こちらを手掛かりに短期筋の間でユーロ買い意欲が強まり、その相手として不安材料の多い英ポンドが選ばれた模様。ユーロ/英ポンドは英ポンド売りを誘発するストップを巻きこむ形で上昇、その英ポンド売りが対円にも波及する形となったようだ。最近の英ポンド円は、一度地合いの弱さをみせると継続的に下値を拡大させる傾向が強く、目先も軟調な推移が続く可能性がある。短期的な下値目標としては5日間移動平均線の差し掛かる134円台半ばあたりが意識されそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/03/08 08:56 為替 <NY為替>今週の外為展望。
今週の外為市場の米ドル円は底堅い推移となることが予想される。先週末の米雇用統計では、大寒波の到来により悪化が懸念されていたが、その結果は市場予想に比べ良いものであった。このことを受け市場では今週発表予定の米小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数などで更に景気の安定化が示されれば、一段と上昇するとの声も挙がっており、実際この流れを受け先行的に製造セクターの回復が期待されNYダウが急速に買い戻されるなど、リスクテイクの流れが強まっていると言えそうだ。テクニカル面では2/19の高値92.16円から3/4の安値88.13円の半値戻しであり、かつ20日移動平均線のあった90円前半をあっさりと上抜いたことから、件の92.16円まで上値が広まったとする向きもあり、底堅さに拍車をかける展開となっている。「提供:カネツFX(株)」
10/03/05 07:22 為替 <NY為替>米ドル円が89円台を回復
4日の欧州時間は方向感に欠ける展開となったが、米国時間に入ると米ドルが買い戻され、米ドル円は89円台を回復した。欧州タイムは、注目を集めた英政策金利の発表が行われ、予想通り据え置きとなった。資産買い取り枠についても変更なしとなったため、市場の反応は限定的に。また、ユーロ圏の政策金利発表においても、サプライズなしの金利据え置きで、トリシェ総裁の記者会見も予想された範囲内の内容となった。ただ、トリシェECB総裁がギリシャの緊縮財政措置について、あらためて歓迎するとの発言を行ったことから、やや市場にユーロ買い安心感が広がり、ユーロ円は121円台後半まで水準を回復した。しかし、米格付け会社のムーディーズによるドイツ銀行の長期債格付けを引き下げの報道を受けて、ユーロの上値が抑えられる形となり、ユーロ円は121.00円付近まで押し戻されている。一方の米ドル円は、ユーロ円を中心としたクロス円各通貨の上昇につられる形で、89円台を回復。1月中古住宅販売保留(結果:-7.6% 予想:1.0%)の予想外の弱さを受けてやや押し戻される場面はあったものの、米ドルが対ユーロで強さを維持したことなどから、米ドル円は89円台を維持してNY引けを迎えている。5日は注目の米雇用統計の発表を控え、神経質な相場展開が予想されている。雇用統計の結果次第では大きな展開となる可能性もあるため、細心の注意が必要となりそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/03/04 07:23 為替 <NY為替>米ドル円、一時88.32円まで下落
欧州序盤の為替市場では、欧州通貨が買い戻される展開。ギリシャ政府高官の発言として、ギリシャが48億ユーロ規模の追加財政緊縮措置を決定したとの報道が流れ、ユーロ買いをサポート。また、英ポンドは、2月英PMIサービス業の好結果を受けて買い戻される動きが強まり、133円台後半まで急伸した。ただ、ギリシャの追加措置については、公務員の賞与カットなども含まれており、労働組合によるストライキの動きが一段と強まるとの懸念もあるため、ユーロの上値の重さは払しょくされていない。米国時間は、注目されたADP雇用統計が発表されたものの、予想通りの−2.0万人となり、市場の反応は限定的に。しかし、2月ISM非製造業景況指数は、総合(結果:53.0 予想:51.0)と雇用指数(結果:48.6 前回:44.6)がともに良い内容となったため、米国株価のサポート要因となった。これまでの雇用関連指数については、大きく崩れることもなく、5日の雇用統計に期待を持たせる内容といってよさそうだ。ただ、強めの米経済指標が出ても、米ドル買いには繋がっておらず、米ドル円は上値の重さを嫌気したまとまった米ドル売りが出て、88.32円まで安値を更新している。ベージュブックは、想定された範囲内の内容となったため、今のところ目立った反応は見られていない。「提供:カネツFX(株)」
10/03/03 07:24 為替 <NY為替>米ドル円が下値模索
2日欧米時間の為替相場では、ユーロ円と米ドル円がそれぞれ2月の安値を試す展開となった。欧州時間は、ギリシャ問題などで揺れるユーロが、対米ドルでストップを巻き込み下げを加速。ユーロ米ドルは、2月の安値を突破し1.3435ドルまで一時的に値を下げた。この動きにつられる形でユーロ円も下落が強まり、2月の安値(119.65円)に迫る119.77円まで水準を下げた。その後は、欧州株の上昇を受けて小幅ながら反発する動きを見せたものの、上値は依然として重く、下落リスクを意識した展開が継続している。目先的には、昨年2/24の安値である119.39円がターゲットとなっており、明確に下抜けてしまうと下げが強まる展開も予想される。一方の米ドル円は、89.00円付近で底堅い推移となっていたが、米国時間の中盤に入るとストップを付けて一気に下げを加速し、88.55円まで安値を更新した。2月の安値(88.54円)を前に一旦はサポートされる形となったが、89円台を回復できない状況が続いており、下値不安を意識した展開が続きそうだ。仮に米ドル円が大きく崩れ始めた場合は、これまでなんとか支えられてきたクロス円各通貨へ波及する可能性が高く、全般的に円高の展開となる可能性もあるため注意したいところ。ただ、大きく下げた場面では、タカ派な声明文(据え置きとなった加中銀政策金利発表時に公表)を受けた加ドルや、利上げで買い安心感の出てきた豪ドルなどは買われやすいとの見方も多く、短期的には拾ってみたいところか。「提供:カネツFX(株)」
10/03/02 07:24 為替 <NY為替>英ポンドが急落
1日欧米時間の為替相場では、英ポンドの下落が強まる展開。5月に行われる見通しとなっている英総選挙に対する不透明感、ユーロの次は英ポンドの危機が問題となるとの一部報道が、英ポンド売りを加速させた模様だ。また、英保健大手プルデンシャルによる米AIGのアジア部門買収のニュースも、英ポンドの重石となったようだ。英ポンド円は、約一年ぶりの安値圏となる132.00円まで安値を更新。値ごろ感から2円近くも買い戻される場面もあったが、すぐに失速し133円台半ばまで押し戻されている。この動きを受けたユーロ円も、120円割れ寸前(安値:120.04)まで下落するなど軟調な推移。不透明さを増すギリシャ救済の報道で揺れるなか、ユーロに対する売り圧力が徐々に強まっているようだ。ユーロ不安に関しては、同じ欧州通貨である英ポンドにもその不安が波及する兆候が見られており、欧州通貨の動向には細心の注意が必要となりそうだ。その他のクロス円各通貨と米ドル円は全般的に方向感を欠く展開。商品相場はやや弱い流れとなったが、株式市場はしっかりの推移となり、一方的な展開とはならなかったようだ。このあとアジア時間には、利上が予想されているRBA(豪準備銀行)政策金利発表が日本時間の12時30分に予定されており、マーケットの警戒感が徐々に強まっている。「提供:カネツFX(株)」
10/03/01 09:04 為替 <NY為替>今週の展望
今週の外為市場は、ユーロ圏の経済状況確認と、各国の政策金利発表に注目が集まりそうだ。前者についてはギリシャ問題が焦点だが、一部市場筋からはEUがギリシャ救済策について準備を進めているとの話が聞かれている。前提となるギリシャの財政再建については、早ければ本日中にも発表があるとの報道がなされており、金融市場ではリスク許容度が改善しつつある。依然として予断を許さない状況ではあるが、先行き不透明感が緩和される可能性に期待したい。一方の政策金利では、2日に豪金融政策決定会合が開催される。2月の同会合では95%近く織り込まれた利上げ期待が裏切られ、76.18円への急落を呼び込む形となった。現時点では半数強のエコノミストが利上げを予想するに留まっているが、仮に据え置きとなれば失望売りは避けられないだろう。また、4日の英中銀金融政策委員会では資産買い入れ枠が拡大されるかどうかが焦点となる。目先のインフレ期待が短期的なものであるとの説明がなされており、一段の金融緩和にも障害は低いと言えよう。解散総選挙への思惑も強まり、英ポンドにとっては二重に下押し圧力がかかるため、引き続き英ポンドは主要通貨に対して弱い値動きとなりそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/02/26 07:32 為替 <NY為替>米ドル円、クロス円急落
25日、米国市場の米ドル円とクロス円はNY時間序盤より急速に水準を下げ、米ドル円は一時89円を割り込み2月4日の安値88.54円に迫る動きを見せるなど軟調な推移を見せた。背景にはギリシャの格付けについて、先日のスタンダード・アンド・プアーズに続きムーディーズ・インベスターズが引き下げに言及したことから、リスク回避の流れが再燃。その上、米国経済指標にて1月耐久財(除輸送用機器 予想1.1% 結果-0.6%)や、来週に雇用統計を控え注目された新規失業保険申請件数(予想46.5万人 結果49.6万人)が予想外の悪化をしたことも追い打ちとなったようだ。NY時間中盤から値を戻してはいるが、同社ではギリシャ政府が財政の健全化を実施できるかどうかにかかっているとも発言しており、依然気を抜けない状況に変わりはない。「提供:カネツFX(株)」
10/02/25 07:33 為替 <NY為替>米ドル円、クロス円は往来相場
24日の欧米市場では米ドル円、クロス円共に一時下落に転じたがすぐさま値を戻し、結果往って来いの展開となった。NY序盤、1月米新築住宅販売件数が予想35.0万件に比べ結果30.9万件と大幅に減少したことに加え、FRBバーナンキ議長の議会証言にて低金利政策の長期化をあらためて示唆したことを受け、市場では米ドル円が売られ、クロス円もその影響から水準を下げることとなった。米ドル円は90円の大台を割り込むなど弱い展開を見せていたが、その後米株が持ち直したことをきっかけに再びリスク選好の流れとなり下落前の水準まで買い戻されることとなった。一連の流れにより市場では下値での買い意欲が確認されたことで、更なる急落の恐れはセンチメント上後退しているものの、米ドル円は20日移動平均線と100日移動平均線がクロスする90.20円近辺をNY終値ベースで割り込んでいることが気がかり。一般的に転換の兆しともいわれる十字線を形成していることもあり、依然注意深く見守っていきたい。 「提供:カネツFX(株)」
10/02/24 07:24 為替 <NY為替>クロス円急落
23日の欧米市場は各通貨急落することとなった。調整局面から円買い気配で推移する中、発表された2月米消費者信頼感指数が予想55.0のところ、結果46.0と市場予想を大幅に下回ったことが背景にはあるようだ。この数字は昨年4月以来の低水準ということで、消費マインドの低下を嫌気してNYダウが売られたこともクロス円に影響を与えた模様。今回の急落を受け、米ドル円は100日移動平均線と20日移動平均線が重なる90円前半でなんとか下げ止まっているが、この水準を下回った場合、2月4日の安値88.54円が視野に入ってくるため注意が必要だ。一方の豪ドル円は節目となる80円で下げ止まっており、米ドル円同様20日移動平均線でサポートされているが、こちらもこの水準を割り込んだ場合、2月4日の安値76.18円まで目立ったサポートがないことから、更なる急落につながる恐れもあるだろう。「提供:カネツFX(株)」
10/02/23 07:28 為替 <NY為替>クロス円通貨、調整局面
22日欧米市場の各クロス円通貨は、総じて上値の重い展開となった。先週の米政策金利引き上げよりこちら、各通貨共に水準を上げる展開が続いていたが、ここにきて積み上げられた買いポジションを調整する動きに上値を抑えられた模様。ギリシャ救済期待からリスク選好の流れも欧州株等でみられたが、クロス円に影響を与えるものではなく手掛かり難の状況は変わっていない。一方本日の下落を受けてテクニカル面では各通貨今月9日近辺より始まった上昇トレンドに接触している通貨も見られ始め、23日においても下落が進むようだと一旦大きな下落につながる可能性があることには注意。特に今回上昇が急だった豪ドル円はトレンドラインを割り込んだ場合80円近辺まで水準を下げることも予想されるため特に注意が必要だろう。「提供:カネツFX(株)」
10/02/22 08:56 為替 <NY為替>今週の展望
今週の米ドル円は24・25日予定のバーナンキFRB議長の議会証言に注目したい。前回の議会証言(大雪のため原稿公表のみ)では公定歩合の引き上げが示唆され、実際19日早朝に実行された。今回の証言でも米金融政策の動向について何かしらの手がかりが出されるのではと期待する向きが多いようだ。テクニカル的にも昨年4月を起点とした上値抵抗線(92.50円付近)に近づき大きな転換点を迎えている。1年近く上値を抑えられ続けた抵抗線で、仮にこの水準を明確に上抜けることができれば、長期的な下落トレンド転換のきっかけとなる可能性もある。他では、26日発表の第4四半期GDPも重要。英国でも追加緩和策の実行が噂される等、金融政策の動向が不透明であるためだ。また、PIIGS諸国の財務問題についての続報にも注意をしておきたい。本日も、独主導による新たな支援策の可能性が取り沙汰されユーロ買いが進む場面が見られている。「提供:カネツFX(株)」
10/02/19 07:00 為替 <NY為替>米FRB、公定歩合を引き上げ。
18日の欧米外国為替市場は、各通貨大きく値を伸ばす展開となり、豪ドル円は昨日の高値を更新する形で一時82.47円の高値を示現した。欧州時間序盤では安値圏での推移が続き、米国時間序盤に発表された米新規失業保険申請件数が悪化したことから、一時下値を窺う動きも見られた。しかしながら、IMF(国際通貨基金)がギリシャを支援する可能性を示したことから相場状況は一転。2月フィラデルフィア地区連銀業況指数(予想:17.0 結果:17.6)が市場予想を上回った事も手伝い、対円相場は概ね東京時間の下落幅を取り戻す格好となった。また、米上院銀行委員会メンバーが銀行の自己勘定取引を規制する、いわゆるボルカールールについて、厳密な規制には慎重な姿勢を示したことからリスク許容度が改善しているとの話も聞かれている。東京時間でも円売り優勢となる可能性が高いか。尚、日本時間6:30頃、FRBが公定歩合を0.25%引き上げ、0.75%にしたとのニュースが舞い込んでおり、波乱要因となっている。「提供:カネツFX(株)」
10/02/18 07:04 為替 <NY為替>米ドル円、力強く上昇。
17日の欧米外国為替市場は、対円相場が大きく上値を伸ばす展開となった。昨日同様、欧州系金融機関の好決算をきっかけに欧米株価が上昇、リスク選好の円売りが進んだ模様。但し、この日は米ドルにも買いが集まった点が少々異なると言える。1月の米住宅着工件数(予想:58.0万件 結果:59.1万件)や1月米鉱工業生産指数(予想:前月比+0.8% 結果:同+0.9%)が強い内容となったことから、米国の金融緩和策解除への思惑が浮上、米国時間序盤からドル買い優勢の値動きとなった。また、注目されていたFOMC議事録では、数名が近い将来における資産売却の必要性を主張、市場の利上げ期待が高まる事を前提とした発言であるだけに、市場は即座に米ドル買いで反応した。結果、米ドル円は1月の高値から起算した下落分に対して50%戻しを達成、地合の強さが目立っており、次の目標は200日移動平均線の差し掛かる92.33円が考えられるだろう。一方で上値を抑えられたのがユーロ円。イタリアがギリシャ同様の債務隠しを行っていたのではとの憶測が浮上しており、通貨としてのユーロ信頼感が低下している。格付け会社ムーディーズがギリシャ銀行の発行する証券格付けを引き下げたとのニュースも意識されており、当面はユーロ相場の重石となりそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/02/17 07:08 為替 <NY為替>キャリートレード再開か。
16日の欧米外国為替市場は、ユーロが主要通貨に対して大きく上昇する展開となった。注目のEU財務相会合は真新しさに欠ける内容であったが、材料出尽くし感から短期筋はユーロの買い戻しに動いた模様。断続的にストップオーダーを巻き込み、ユーロ円は一時2円以上上昇する場面が見られた。また、英金融機関バークレイズの決算が市場予想を上回った事を受け、金融株を中心に欧米株式市場が堅調な値動きとなり、リスク選好の動きが活発化。原油価格が大きく値を伸ばしたことも追い風となり、豪ドル円は81.52円、英ポンド円は142.60円まで本日高値を更新した。特に英ポンドに関しては、1月消費者物価指数が前年比+3.5%となり、インフレ目標(同2%)を大きく上回ったため、金融緩和策解除への期待が高まる結果となった。キングBOE総裁の説明によれば、消費者物価の上昇は一時的で下半期には目標範囲に収まるとの事。利上げ期待に釘を刺す格好となったが、マーケットの反応は限定的で、英ポンドは対米ドルでも大きく上昇している。総じて米ドル・日本円が売られるキャリートレードの動きとなっており、アジア時間も欧州通貨やオセアニア通貨が強い地合いとなりそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/02/16 06:59 為替 <NY為替>米国休場で、凪相場。
15日の欧米外国為替市場は、全般的に小動きに終始する展開となった。米国がプレジデンツデイで休場であった事や、EU財務相会合が16日に予定されている事などから、様子見ムードが強く、各通貨20〜30銭ほどの極めて狭いレンジ内での動きに留まったようだ。ギリシャ財務相の講演や首相の発言内容も報道されたが、引き続き財政赤字削減に取り組む姿勢を示すに留まり、EU諸国に支援を求めるコメントは聞かれず。これまでの発言内容の焼き直しに、マーケットの反応は見られなかった。しかしながら、目先のアジア時間では9:30に発表されるRBA議事録に注意したい。大方の予想に反して政策金利の据え置きを決定した2月2日の会合内容は、今後の利上げ観測に大きく影響を与える可能性が高い。先の豪雇用統計で示されたように、雇用情勢について楽観的な見通しが示されれば、再び豪ドル買い意欲が高まるだろう。「提供:カネツFX(株)」
10/02/15 08:25 為替 <NY為替>今週の外為展望。
先週は、EU首脳会談でギリシャ救済が合意されたが具体案が出なかったこと、中国が預金準備率を引き上げ金融引き締めに動いたことなどがマーケット心理の重石となった。一方で、週末に発表された米小売売上高は予想より強い内容となり、市場のセンチメントを下支えする格好となっている。為替相場では、中国の金融引き締めを受けたリスク回避の動きや、好調な米経済指標を受けた米ドル買い戻しがやや優勢となっており、今週はこの流れが継続するか注目。米国関連のイベントでは、16日の12月対米証券投資額、17日の1月住宅着工件数、1月鉱工業生産、FOMC議事録、18日の1月生産者物価指数、19日の1月消費者物価指数などが予定されており、内容を見極めたいところ。クロス円各通貨では、ネガティブな材料の続くユーロについて、ギリシャ、ポルトガル、スペインなどの財政問題を抱える国々について具体的な救済案などが示されるか注目される。経済指標では、16日のZEW景況感調査に注目が集まるほか、英国の重要指標の発表(16日:消費者物価、小売物価 17日:BOE議事録、雇用統計 19日:小売売上高)が相次ぐことから、英ポンドの動向に注意したいところだ。日本では、15日に第4四半期【速報】実質GDP、18日に日銀政策金利発表が予定されており、警戒はしておきたい。「提供:カネツFX(株)」
10/02/12 07:52 為替 <NY為替>ギリシャ救済合意も、具体策は先送り。
11日欧米時間の外国為替市場において、ユーロ円は軟調な展開となった。EU緊急首脳会談におけるギリシャ救済案の動向に注目が集まったが、会議中にEU大統領から「ギリシャは金融支援を求めていない」とのコメントが出されるなどその行く末に不透明感が強まり、一時122.05円まで本日安値を更新する場面も見られた。最終的には、ギリシャ救済の方向で合意に達したことで、NY時間終盤にかけては122円台後半までユーロが買い戻される形となったが、救済についての具体策は15日に開催されるEU財務相会談へ持ち越されるとのことで、目先もEU当局者の発言に一喜一憂する神経質な相場展開が続きそうだ。一方の米ドル円は89円台後半を中心にもみ合う展開。5日間移動平均線(89.60円付近)と21日間移動平均線(90.20円付近)に上下を挟まれテクニカル的に方向感の生まれ難い状況にあるが、悪天候の影響で1月米小売売上高の発表が12日に延期されたこともその流れに拍車をかける形となったようだ。「提供:カネツFX(株)」
10/02/10 07:29 為替 <NY為替>ギリシャ問題絡んだ発言で、右往左往。
9日欧米時間の外国為替市場は、ギリシャ財務問題を巡る思惑に振り回される格好となった。欧州時間、11日に開催されるEU首脳会談に参加するため、豪州で中央銀行総裁会議に参加中のトリシェECB総裁が予定を切り上げて帰国したとの報道がなされると、EU首脳会談におけるギリシャ救済案の協議期待が膨らみ、じわじわとユーロが買われる展開に。その後、ギリシャ救済に関し複数の欧州委員やECB関係者(トリシェ総裁を含む)、さらにはドイツ当局者らの発言が入り乱れ、ユーロ円は本日高値124.20円を記録した直後に1円程急落する等、上下に大きく振れる荒い値動きとなった。発言の内容を整理すると、ECB側に救済の意図は無いものの、欧州委員会はギリシャ支援に前向きである模様。また、ウォール・ストリート・ジャーナルは、ドイツと一部EU諸国がギリシャへの融資保証を行う公算を報じており、どちらかといえば現状はギリシャ救済への期待感の方が勝っており、一旦は積み重なったユーロ売りポジションを解消する動きが優勢となりそう。その際は心理的な節目となる125.00円が当面の上値目標として意識されるだろう。ただ、ギリシャ救済に絡む各当局者の発言内容によっては再度反落の可能性も十分あるためその点には注意をしておきたい。一方のクロス円通貨は、ユーロ円の動きにつられた格好。ただ、ギリシャ救済期待の高まりからリスク選好の地合いが強まり全般には確りの展開で、豪ドル円は一時本日高値を78.95円まで更新する場面もみられた。目先79円台へすんなりと乗せることができれば大台80.00円を試す展開につながることも考えられる。「提供:カネツFX(株)」
10/02/09 07:06 為替 <NY為替>米ドル円、89円台前半を維持。
8日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は89円台前半を中心にもみ合う展開。先週末発表された1月米雇用統計の悪い内容から下値リスク拡大が懸念されているが、昨年11月安値と今年1月高値の半値押しである89.20円付近がサポートとして意識され、底固さを見せている。イエレン・サンフランシスコ連銀総裁が人民元の切り上げを示唆するなど、円買い要因もでており予断は許さないが、前述の水準を維持することができれば米ドル買い安心感が広まり短期的な戻し局面に転じる可能性もあるだろう。一方で域内各国の財政問題から軟調地合いの続くユーロ円は122円台前半付近での往来相場となった。パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相から支援要請は市場に最悪のシグナルを送ることになるため、財政赤字削減に向けて安定化計画に取り組むとの意向が伝えられたが新味に欠ける内容で大きな反応はみらなかった。ただ、一連の財務問題に対しては依然悲観的な見方が多いため、ユーロ円は目先も上値の重い展開を強いられそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/02/08 11:55 為替 <NY為替>今週の外為展望。
今週の外為市場は方向感のない展開が予想される。注目されていた週末のG7では、中国元の切り上げやオバマショックで俄然注目されている金融機関の自己取引規制などについて議論される可能性が指摘されていたが、実際はギリシャの財政不安や中国経済の景気過熱感について議論するにとどまり、特段材料視される内容ではなかった。今週は旧正月ということでアジア時間では商いの薄い状況となりやすいが、売りに過剰反応しやすいEU信用不安、そのほか米国小売大手(コカコーラ等)や欧州金融機関(UBSやクレディ・スイス)の決算発表に注視していく展開となるだろう。IMM通貨先物の発表では資源国通貨の買い越し減少が目立っているが、その中でも特に豪ドル円は2009年10月、ドバイショック、そして今回一旦下げ止まったポイントがほぼ同水準ということで、76円前半では買われやすい状況が生まれているが、11日発表予定の豪失業率如何によってはその動きに変化が出てくる可能性には注意しておきたい。
10/02/05 08:35 為替 【訂正】<NY為替>リスク回避の動きが加速
4日米国時間の為替相場では、円が全面高の展開。欧州時間は、BOE(英中銀)による量的緩和の休止を受けて、英ポンドが買い戻される場面があったものの、ECB(欧州中銀)政策金利とトリシェ総裁会見では特にサプライズはなく、やや方向感に欠ける動きとなった。しかし、米国時間に入ると、新規失業保険申請件数(結果:48.0万件 予想:46.0万件)の予想を下回る内容を受けて、リスク回避の動きが先行。さらに、米大手銀行のバンク・オブ・アメリカの前CEOが虚偽報告で起訴との報道が伝わると、パニック的な投げ売りが加速する展開となった。ガイトナー財務長官が上院予算委員会で、依然として一部の金融システムは厳しいと発言したことも、マーケット心理を悪化させる要因となったようだ。この動きを受けた米国市場では、NYダウが2%以上、NY金とNY原油が4%〜5%の大幅下落となった。為替相場では、リスク回避の円買い戻しが加速し、米ドル円は88.54円、ユーロ円は121.55円、英ポンド円は139.33円、豪ドル円は76.18円まで安値を更新。NY終盤に掛けても戻りは限定的となっており、下値リスクを意識した展開が続いている。5日は米雇用統計の発表が予定されるなど波乱要因が控えており、目が離せない展開が続きそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/02/05 07:22 為替 <NY為替>リスク回避の動きが加速
4日米国時間の為替相場では、円が全面高の展開。欧州時間は、BOE(英中銀)による量的緩和の休止を受けて、英ポンドが買い戻される場面があったものの、ECB(欧州中銀)政策金利とトリシェ総裁会見では特にサプライズはなく、やや方向感に欠ける動きとなった。しかし、米国時間に入ると、新規失業保険申請件数(結果:46.0万件 予想:48.0万件)の予想を下回る内容を受けて、リスク回避の動きが先行。さらに、米大手銀行のバンク・オブ・アメリカの前CEOが虚偽報告で起訴との報道が伝わると、パニック的な投げ売りが加速する展開となった。ガイトナー財務長官が上院予算委員会で、依然として一部の金融システムは厳しいと発言したことも、マーケット心理を悪化させる要因となったようだ。この動きを受けた米国市場では、NYダウが2%以上、NY金とNY原油が4%〜5%の大幅下落となった。為替相場では、リスク回避の円買い戻しが加速し、米ドル円は88.54円、ユーロ円は121.55円、英ポンド円は139.33円、豪ドル円は76.18円まで安値を更新。NY終盤に掛けても戻りは限定的となっており、下値リスクを意識した展開が続いている。5日は米雇用統計の発表が予定されるなど波乱要因が控えており、目が離せない展開が続きそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/02/04 07:25 為替 <NY為替>米ドルが上昇
3日欧米時間の為替相場では、米ドルが対主要通貨に対して堅調に推移。欧州時間には、ギリシャの財政赤字削減のための追加措置が発表され承認される形となったものの、財政赤字を公約どおりに縮小するのは非常に難しいとの見方が広がったため、ユーロを買い戻す動きには至らなかった。米国時間に入ると、注目された1月ADP雇用統計(結果:-2.2万人 予想:-3.0万人)が予想より良い内容となったため、米ドルを買う動きが先行。ISM非製造業景況指数(結果:50.5 予想:51.0)は総合指数こそ予想に届かなかったものの、構成項目である雇用指数が前回(43.6)より改善(44.6)したことが好感され、米ドルを買い戻す動きが一段と強まった。米ドル円は、上値抵抗ラインとされていた21日間移動平均線(90.90円付近)を上抜け、高値を91.29円まで更新。さすがに、同水準では米ドルの売り圧力が強く、NY終盤に掛けては91.00付近まで押し戻されたが、21日線付近では下げ渋る動きとなっている。これまでの雇用関連指数の好調さから、1月の雇用統計(5日)に対する期待感が強まっており、米ドルのサポート要因となっているようだ。一方のクロス円各通貨は、米ドル円の上昇に支えられる格好とはなったものの、欧米株価が冴えない動きとなったことや、米ドル高で資源価格の上値が抑えられたことなどから、全般的に上値の重い展開となった。4日は、豪小売売上高や英国とユーロ圏の政策金利発表が予定されるなど、重要イベントが目白押しとなっており、目が離せない展開が続きそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/02/03 07:26 為替 <NY為替>方向感に欠ける展開
2日欧米時間の為替相場は、全般的に方向感を欠く展開。欧州タイムは、ポルトガル中銀総裁の景気に対する弱気発言などから、ユーロが売り込まれる場面があったものの、欧州株価がエネルギー関連を中心に堅調に推移したことなどが下支え要因となり、一方的な動きにはならなかった。米国時間は、今週の好調な米経済指標を背景にリスクを選好する動きが優勢となり、NYダウや資源価格が上昇。警戒されていたボルカー米経済再生諮問会議議長の議会証言も、予想の範囲内の内容となるなど、イベントを無難にこなしたことも好感された。ただ、5日の米雇用統計に対する警戒感があることや、5日〜6日にカナダで開催が予定されてG7において、為替が議題となるのは確実であるとフレアティー加財務相が明言していることが意識されたため、為替相場の反応は限定的となった。米ドル円とクロス円各通貨ともに、上値の重い推移が継続しており、下値リスクを意識した展開が続きそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/02/02 07:29 為替 <NY為替>ISM製造業景況指数の強さを受け、円が全面安
1日欧州時間の円相場は、方向感に乏しい展開となったが、米国時間に入るとリスク選好の円売りが優勢となった。きっかけとなったのは、1月米ISM製造業景況指数。事前予想は55.6となっていたが、結果は58.6と予想を大きく上回る内容に。景気判断の分かれ目となる50.0を6か月連続で上回り、2004年8月以来の強い水準となった。また、構成項目である雇用指数も53.3と前回(50.2)から大きく改善する動きを見せており、5日に発表を控える米雇用統計に期待を持たせる内容となった。強い経済指標を受けて、マーケットのセンチメントが改善。NYダウの下支え要因となったほか、貴金属や原油の上昇を後押しする形となった。この動きを受けた為替相場では、豪ドルや加ドルなどの資源国通貨が堅調な推移。円相場では、豪ドル円が80円台後半、加ドル円が85円台前半まで水準を上げるなど、その他クロス円の上昇を牽引する格好となった。一方の米ドル円は、一時90円台後半まで上値を伸ばしたが失速。強い米経済指標がサポート要因となったが、リスク選好の動きが強まったため、米ドルは徐々に売られる展開となったようだ。5日の米雇用統計まで、米国の重要経済指標の発表が目白押しとなっており、米ドルは神経質な動きが継続しそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/02/01 09:38 為替 <NY為替>今週の展望
今週の外国為替市場は、各通貨下値余地を確認する形となりそうだ。先週末、米経済指標の好結果を受けた円売りから大きく値を戻したクロス円通貨は、引けにかけて大きく下落。日足は長い上ヒゲの陰線引けとなった。また、英高官がキャリートレードの規制について言及したことが意識されており、今週のテーマは米ドルと日本円の買い戻しとなる可能性がある。中でも豪ドル円は5日移動平均線に上値を抑えられ、年初からの下降トレンドに変化は見られていない。2日の金融政策決定会合では25ベーシスポイントの利上げが予想されているが、既に市場は織り込み済みとの話が聞かれており、声明文の内容がポイントとなるだろう。テクニカル的には200日移動平均線が79.10に差し掛かっており、一旦は押し目買いのポイントとなるが、これを割り込むと12月の安値である78.58円が視野に入る。一方のユーロ円も、度重なるユーロ高けん制発言やギリシャ問題を背景に軟調な推移が続いている。出口戦略に関する思惑からユーロ買いが進む場面もあるが、今週に控えるECB理事会では政策金利の据え置きが既定路線となっている。昨年の高値と安値から起算した61.8%押しに当たる122.45円が支持線となりそうだが、同水準を割り込むと下値余地は大きく広がるだろう。「提供:カネツFX(株)」
10/01/29 07:26 為替 <NY為替>欧州勢も円売りで参戦
28日午後、東京外国為替市場の対円相場は、一時利益確定の売りに押される場面が見られたものの、欧州勢の参加に合わせて円売りが優勢となっている。水野日銀審議委員が講演で、追加的な金融緩和政策を検討することが適切との見解を示したことが意識されており、金利差拡大への思惑から円売り・外貨買いが優勢となっている。同発言を受けて日経平均株価も上げ幅を拡大し、終値では160円以上の上昇、外国為替市場ではリスク選好が進んでおり、目先の海外時間でも強い地合いとなる可能性が高そうだ。本日は米新規失業保険申請件数の発表が控えているが、オバマ大統領が雇用対策について言及した後だけに数値に注目があつまる。ここ数カ月の減少傾向が確認されれば、雇用環境の見通しについて楽観的な見方も浮上するだろう。「提供:カネツFX(株)」
10/01/28 07:26 為替 <NY為替>FOMCを受けて米ドル円上昇
27日の欧米市場はFOMCを前に小動きに終始していたが、結果発表後米ドル円が買われる展開となった。注目された内容は予想通り政策金利は現状維持であったが、声明文では「景気、雇用はゆるやかではあるが回復傾向に向かっている」と早期利上げを示唆する内容となったことで、米ドル買いにつながった模様。その上、不動産ローン担保証券の買い取りを予定通り終了するとの文言も含まれており、量的緩和に対する市場の見方も変わってきたことも背景にはあるようだ。次回のFOMCでは政策金利の引き上げ時期が示されるのではとの声も聞かれており、ここ最近の下落相場も一旦落ち着くとの見方も出てきている。一方のクロス円も米ドル円につられ、買い戻される展開。引き続きギリシャ10年物国債が急落するなどリスク回避の動きは見られるが、こちらも下値押しは限定的となっていくだろう。「提供:カネツFX(株)」
10/01/27 07:31 為替
<NY為替>欧米市場も上値重く
26日の欧米市場は、日本時間に引き続き中国の金融政策引き締めによる経済成長減速懸念から、円買いが進む状況となっている。米消費者信頼感指数(予想53.5 結果55.9)や独IFO景気動向(予想95.2 結果95.8)など、ところどころ好結果となったもののクロス円の買いには結びつかず、典型的な弱気相場となっている。各通貨共に直近の安値をNY終値ベースで割り込むなど、テクニカル面でも弱さが目立つ相場つきとなっており、しばらくは上値の重い展開となりそうか。明日のFOMCを前に一旦様子見気配となっているものの、第4四半期豪消費者物価の結果如何によっては更なる下値押しとなる可能性もあるだろう。「提供:カネツFX(株)」
10/01/26 07:31 為替 <NY為替>クロス円方向感に乏しい展開
25日の欧米市場では、小幅な値動きでの推移となった。発表された米中古住宅販売件数(予想-9.8% 結果-16.7%)の悪化を受け、NY時間序盤こそ売られたものの、オバマ大統領より発言のあった米中級階層に向けた景気対策を打ち出すとのコメントが好感視されていることや、米FRBのバーナンキ議長が再任される可能性が高いとの噂から、クロス円が買い戻された模様。結果としては総じてクロス円全般は往来に終始したものの、日足ベースでは急落後の反転が形成されたことで、値ごろ感から一次的な買い戻しが起きるか注目。一方のユーロ円は伸び悩む状況が続いている。ギリシャ国債の販売状況が好調ということで、安堵感から買われていたが、IMFによる発表では新たにチェコの財政赤字拡大を懸念する発言をしており、遅々として進まないユーロ圏の経済状況は依然注視すべきだろう。「提供:カネツFX(株)」
10/01/25 08:19 為替 <NY為替>今週の外為展望。
今週は、27日(日本時間28日4:15)に予定される米FOMC(公開市場委員会)に注目が集まる。焦点は、声明文において今後の金融政策の見通しがどのように示されるか。前回の会合からは、予想を上回った複数の経済指標などから景気回復の兆しが見えていたが、12月の小売売上高と雇用統計の内容が、期待を裏切る弱い内容となったため、早期の利上げ観測は後退している。マーケットでは、今回の声明でも低金利の維持が示唆されるとの見方が多くなっているが、緩やかな景気回復基調を背景に、出口戦略についてもう一段の踏み込んだ内容が出されるとの声もあり、注意を払いたいところだ。その他の米国関連の注目材料としては、中古住宅販売件数(25日)、消費者信頼関指数(26日)、新築住宅販売件数(27日)、耐久財受注(28日)や第4四半期GDP速報値(29日)が予定されるなど、重要経済指標が目白押しとなっており、目が離せない展開が続きそうだ。米ドル円については、テクニカル的な抵抗ラインの集まる91.00円付近を頭に上値の重い展開が予想されており、下値は89円台前半が支えられないと88円台後半まで下落余地が出てきそうだ。クロス円各通貨は、中国の金融引き締めの動きやオバマ米大統領による米金融規制案を受けた株価の軟調さから、リスクを回避する動きから円を買い戻す動きが継続しており、週明けアジア勢の出方次第ではこの流れが続く可能性もあり注意したいところだ。「提供:カネツFX(株)」
10/01/22 07:01 為替 <NY為替>オバマ発言を受け、対円相場は暴落。
21日の欧米外国為替市場は、欧州市場序盤こそもみ合いが続いていたものの、オバマ大統領の発言を背景に、NY時間は急激な円高となった。発言の中でマーケットが注目したのは、全ての銀行による自己勘定取引を禁止するという部分。仮に実現されれば、全ての銀行が収益の柱を一つ失うことになるため、即座に株式市場では金融関連株が急落した。また、ヘッジファンド業界が縮小傾向に向かうとの思惑から、為替市場でもポジションの巻き戻しが急激に進み、ユーロ円は127.05円、豪ドル円は81.30円、ランド円は11.880円まで本日の安値を更新し、安値圏で大方の取引を終えている。その後、ホワイトハウスからの報道として、オバマ大統領の発言は金融機関に対する懲罰的なものではなく、顧客の保護のためと補足説明がなされているが、ほとんど材料視されていない。同発言はアジア時間の動きにも影響する可能性が高く、引き続き対円相場は下値を窺う展開となりそうだ。中でも豪ドル円は、政府が資源採掘に対する課税を検討していると報じられたことが意識されており、下値リスクに注意が必要だ。「提供:カネツFX(株)」
10/01/21 07:40 為替 <NY為替>資源国通貨への売り圧力強まる。
20日の欧米外国為替市場は、クロス円通貨が軒並み下落する展開となった。中国が預金準備率を引き上げるとの噂が広がった事が引き金となり、需要低下への思惑から商品価格が軒並み急落。欧米株価が軒並み値を削った事も手伝い、対円相場では資源国通貨が大きく値を削り、豪ドル円は82.76円、加ドル円は86.79円まで一時値を削る展開となった。その後、12月の米建設許可件数が市場予想を大きく上回った(予想:58.0万件 結果65.3万件)ことを背景に米ドル円が上昇、クロス円通貨も押し上げられる場面が見られたが、リスク回避の円買い意欲も強く、再び安値圏へ押し戻されて大方の取引を終えている。目先、東京時間の午前中には中国の経済指標が多く控えており、市場の注目はこちらに集中しそうだ。仮に中国経済の成長に陰りが見られるようであれば、資源国通貨の圧迫要因となるだろう。一方の英ポンド円は、小幅な下落に留まっている。BOE議事録において、強気な景気見通しが示されたことが意識されており、引き続き英ポンドの下値を支える要因となりそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/01/20 07:29 為替 <NY為替>米ドルが底固い動き。
19日海外時間の外国為替市場は、米国時間を中心にドル買いが優勢となった。欧州時間序盤、1月ユーロ圏ZEW景況感指数が予想を下回る46.4(予想:48.0)と発表され、マーケットのテーマはユーロ売りに。ユーロ円が一時130円を割り込む一方、米ドルは対ユーロで急速に買われる展開となった。その後発表された米シティグループの決算内容が市場予想を下回り、米ドルロングポジションの巻き戻しが見られる場面があったものの、米株式市場が堅調な出足を見せるとリスク選好のドル買い円売りが優勢となった。対米証券投資の結果を見ても米債券への資金流入が進んでおり、目先的にも米ドルは強い地合いを維持する可能性が高いか。米ドル円では90日線がサポートラインとして機能しており、90円割れは回避された格好と言える。目先的には21日線の差し掛かる91円台後半へ向けた動きを期待したい。尚、発表のあった加政策金利は、市場の予想通り0.25%で維持されており、大きな反応は見られていない。「提供:カネツFX(株)」
10/01/19 07:36 為替 <NY為替>ユーロの下値不安が再燃。
18日の欧米外国為替市場において、米ドル円は90円台後半で小動きとなった。欧州株こそ堅調に動いたものの、キング牧師生誕記念日で米国が休場であったため、参加者も少なく目立った動意は見られなかったようだ。そのような中、動きが見られたのはユーロ円。ギリシャのデフォルトリスクがユーロに圧し掛かる中、ECBがスイスフランの流動性供給をストップすると報道されたことを受け、ユーロが対スイスフランで下落。連動する形で、ユーロ円も一時130.21円まで値を削った。しかし、その後はオーストリア中銀総裁が、欧州に二番底の可能性は見られないと発言したことが好感され、一転して買い戻される展開。再び130円台後半へ値を戻した。目先もギリシャの情勢から目を離せない状況が続くが、EUはギリシャに対して自力での財政再建を求めていることから、事態の沈静化には時間を要するとの見方が強い。ユーロ円は本日も130円割れを試す展開となる可能性が高いか。
10/01/18 08:39 為替 <NY為替>今週の外為展望
今週の為替市場では、米主要企業決算や各国の重要経済指標、また、カナダ中銀(BOC)による政策金利発表やBOE議事録などの金利関連イベントに注目が集まりやすい。金融・ハイテクを中心とした米主要企業の決算発表では、特にシティグループ(19日)、バンカメとモルガンスタンレー(20日)、グーグル(21日)などにマーケットの関心が集まっている。16日に発表されたJPモルガン・チェースの決算は市場予想を下回る内容となっており、市場の決算発表に対する警戒感を強めている。各通貨に目を向けると、米国の雇用環境の回復の遅れから、米利上げについては時期尚早の見方が広まっており、米ドルは上値の重い推移が継続しそうだ。ギリシャの財政悪化問題で揺れるユーロについては、欧州の信用リスクに発展する可能性も指摘されるなど、下落リスクを意識した展開となりそうだ。また、豪ドルや加ドルなどの資源国通貨は、リスク回避姿勢の強まりからやや軟調な展開となっており、米主要企業の決算や経済指標の内容次第では、この動きが加速する可能性もあるため注意を払いたい。
10/01/15 07:05 為替 <NY為替>各通貨軟調、米ドル円は一時90.84円。
14日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は軟調な展開。12月小売売上高(予想:前月比+0.4%、結果:-0.3%)が予想外のマイナス成長となったことをきっかけに米ドル売りが進行、一時90.84円まで本日安値を更新した。同時に発表された新規失業保険申請件数(予想:43.7万人、結果:44.4万人)も悪化を示したことで、一部参加者の間では米早期利上げ観測が後退しており、米ドル売りの出やすい状況となっている。5・21日移動平均線がデッドクロスを形成し、テクニカル的な地合いが弱化傾向にあることも鑑みれば、目先も下値を攻める動きが続く可能性がありそう。短期的には大台90.00円を試す動きとなることも考えられ注意が必要だろう。一方のクロス円各通貨も軒並み軟調な推移であった。欧州序盤、米小売売上高やECB金利発表等のビッグイベンと控えた円売りポジションの調整から値を削り始めたが、米小売売上高が弱い内容を示すと、こちらを受けての株価下落を懸念する向きからリスク回避の円買いが持ち込まれると下落に拍車がかかった。特に下落幅の大きかったユーロ円は本日高値から2円近く水準を落とし本日安値を131.70円としている。尚、注目材料であったECB政策金利発表だが、政策金利は大方の予想通り1.00%に据え置きとなった。その後のトリシェ総裁の会見ではユーロ圏景況感につき「2010年は緩やかに拡大」と楽観的な見方も示されたが、市場への影響は限定的であった。「提供:カネツFX(株)」
10/01/14 07:05 為替 <NY為替>米ドル円、じり高の展開。
13日欧米時間の外国為替市場において米ドル円は91円台半ばをじり高に推移している。昨日の築かれた円ロングポジションの巻き戻しが続くなか、じわじわと下値を切り上げ一時本日高値を91.57円まで更新する場面もみられた。この時間の注目材料であった米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、12地区中10地区における経済の拡大(前回は8地区)が確認された。ただ、インフレ見通しについては「ほぼ全地区で抑制されている」とハト派的な内容が示され、全体としては強弱入り混じる内容となったことで相場への影響は限定的となっている。また、同時刻に発表された12月米月次財政収支(予想:−920億米ドル、結果:−919億米ドル)だが、ほぼ予想通りの結果であったものの12月としては過去最大の赤字幅となったことで、一部参加者からは米財政を懸念する声が上がっており、目先米ドル円の圧迫材料となる可能性もありそう。テクニカル的には91.60円付近に差し掛かる21日間移動平均線が短期的な抵抗帯として意識されることが考えられ、同水準付近での攻防に注目が集まる。「提供:カネツFX(株)」
10/01/13 07:08 為替 <NY為替>円買い優勢、米ドル円は再度90円台へ。
12日欧米時間の外国為替市場は円買い優勢の展開となった。欧州時間、中国人民銀行が銀行の預金準備率を0.5%引き上げることを発表。資産バブル警戒しての措置とのことで、発表後は本日の中国株の動向が懸念されてリスク回避の動きが加速した。米ドル円は断続的に水準下げ、一時90.72円まで本日安値を更新。短期的なサポートとして期待された21日間移動平均線(91.50円)を割り込み、テクニカル的な地合いが弱まっているため目先も軟調な展開が続く可能性がある。昨年11月安値と今年高値の38.2%押しの水準が90.30円付近で、こちらが短期的な下値目途として意識されそうか。一方のクロス円通貨も軒並み軟調な推移だが、なかでもユーロ円の下落が目立った。ギリシャやポルトガル等参加国の財政赤字問題がユーロ売りを後押しし、一時131.63円まで本日安値を更新している。同水準に差し掛かる21日間移動平均線が短期的なサポートとして機能しているが、こちらを下抜けた際は大台130.00円を試す展開となることも考えられ注意をしてきたい。「提供:カネツFX(株)」
10/01/12 07:43 為替 <NY為替>米ドル円、上値重く一時92.00円割れ。
11日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は一時91円台後半まで水準を落とす場面がみられた。欧州時間、BIS会議を終えたトリシェECB総裁から、世界経済が徐々に正常化するとの見方が示されるとリスク選好の流れから円売り優勢に推移し、米ドル円も一時本日高値を92.66円まで更新した。しかし、雇用悪化の影響からか上値での戻り売り圧力は強くその後は反落、92.00円付近まで水準を下げる格好となった。ロックハート・アトランタ連銀総裁やホーニグ・カンザスシティ連銀総裁等複数のFRB関係者から、出口戦略に対する言及もなされたが影響は限定的だった。テクニカル的には短期的なサポートとして期待された5日移動平均線(92.30円付近)を下抜けたことで、地合いは弱まったといえる。一旦は21日間移動平均線の差し掛かる91.30円付近まで調整余地が広がったといえそうだ。尚、この時間で目立ったのが2月5・6日にかけて行われるG7に絡んだ各国当局者の発言。フレアティ加財務相がG7において為替の問題が討議される可能性を示唆したほか、菅財務相はガイトナー米財務長官へ会議後の直接会談を要請している。今回は、目立った反応を見せていないが、今後同様な話題が相場を動かすきっかけとなる可能性もあり、注意はしておきたい。「提供:カネツFX(株)」
10/01/08 07:33 為替 <NY為替>米ドル円、一時93円台半ばまで上昇
7日欧米時間の為替相場では、全般的に米ドルの買い戻しが優勢の展開。8日に予定される米雇用統計を控え、期待から米ドルを買い戻す動きが出ている模様だ。マーケットでは、非農業部門雇用者数において、数万人の増加を見込む声もあるなど、楽観的な見方が広がりつつある。発表が行われた新規失業保険申請件数(結果:43.4万件 予想:44.0万件)も、予想をより良い内容となるなど、市場の強気な見方を後押ししており、米ドルのセンチメント改善に寄与する形となっている。これを受けて、米ドル円は高値を93.42円まで更新。93円台半ばには200日移動平均線が控えており、一旦は上値を抑えられる形となったが、93円台前半レベルを維持しており、再度の上値トライに期待がかかる。一方のクロス円各通貨も、米ドル円の上昇にサポートされ、全般的に本日の高値圏を維持してNYを引けており、一段の上昇も視野に入れた展開が続いている。特に豪ドル円は、高値達成感からの利食い売りで押されながらも、85円台半ばを維持しており、さらなる上昇の可能性も出てきたと言えそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/01/07 07:44 為替 <NY為替>円が全面安
6日欧州時間の円相場は、ユーロ円の下落に押される形で、全般的に上値の重い推移。米国時間に入り、注目されたADP雇用統計(結果:-8.4万人 予想:-7.5万人)が予想を下回る内容となると、米ドル円を中心に円の買い戻しが強まる場面も。しかし、12月米ISM非製造業景況指数(結果:50.1 予想:50.3)が予想を下回ったものの、景気拡大・後退の分岐点(50.0)を上回ったことがマーケットに好感され、リスク選好の動きが強まる形となった。円相場では、金や原油など資源価格が上昇したことを受けて、資源国通貨を中心に買いが集まり、クロス円が大きく上昇する動きに。特に豪ドル円は、昨年の高値(85.37円)に迫る85.22円まで上値を伸ばしており、堅調さを維持している。7日には注目の11月豪小売売上高(予想:0.3%)の発表が控えており、結果が良ければ昨年の高値を超えて一段の上昇となる可能性も。ただ、豪ドル円は年末から急ピッチの上昇となっていることもあり、利益確定の豪ドル売りも出やすく、結果が予想より悪いと、調整の起点となる可能性もあり注意が必要となる。一方の米ドル円は、92円台半ばでもみ合う動き。FOMC議事録においては、FRBが慎重な姿勢を崩していないことが明らかとなり、早期利上げ期待の後退から米ドルの上値を抑える要因となっている。8日の米雇用統計までは、米ドルの神経質な動きが予想されるが、利上げへの慎重な見方が多くなれば、じりじりと米ドルが売られる展開も予想される。「提供:カネツFX(株)」
10/01/06 07:32 為替 <NY為替>円の買い戻しが優勢
5日欧米時間の為替相場では、米ドル円とクロス円各通貨が水準を下げる展開。欧州時間は、新規となる材料に乏しく方向感に欠ける動きとなったが、米国時間に入ると円を買い戻す動きが優勢となった。特段の材料が出たわけではないものの、8日の米雇用統計を前にポジションを解消する動きが強まった模様。特に上昇のペースが早かったクロス円各通貨は、利食いの売りで下げを加速させて、ユーロ円は131円台半ば、英ポンド円は146円台前半、豪ドル円は83円台前半まで一時的に値を削っている。一方の米ドル円も、11月米中古住宅販売保留(結果:-16.0% 予想:-3.1%)が予想より大きく悪化していたことなどから一時下げを強め、安値を91.24円まで更新した。NY終盤に掛けても米ドル円の戻りは弱く、昨年12/24の安値である91.12円を突破すると、下げが加速する可能性もありそうだ。また、クロス円各通貨においても、NYダウが小幅安圏内でもみ合うなど冴えない動きとなったため、戻りが弱い状況となっており、下値リスクを意識しながらの展開が続きそうだ。6日は、米雇用統計を見極める材料として注目される12月ADP雇用統計の発表が控えており、結果を受けたマーケットの反応に注目したいところだ。「提供:カネツFX(株)」
10/01/05 07:57 為替 <NY為替>米ドル円は失速、クロス円は堅調。
4日の欧米市場では、米ドルが売られる展開。アジアの流れを引き継ぐ形で、欧米株価や資源価格が堅調だったことから、リスク選好の米ドル売りが優勢となったようだ。米ドルは対主要通貨で全面安の展開となり、ユーロドルは一時1.4457まで上昇、米ドル円は92.17円まで安値を更新した。一方のクロス円各通貨は全般的に上昇。中国経済の拡大に伴う資源需要の拡大を期待する動きから、年明けの資源価格が堅調なスタートとなっており、資源国通貨が買われる展開となった。これを受けて、豪ドル円は一時84.60円まで上昇。昨年10月の高値である85.37円も視野入りしており、上抜ければ一段の上昇余地が出てきそうだ。クロス円各通貨の中で冴えない動きとなったのは英ポンド円。欧州時間は12月英PMI製造業(結果:54.1 予想:52.5)が強い内容だったことから、高値を150.75円まで伸ばしたが、金利見通しで優位性を保たれている米ドルに対しては伸び悩む形となり失速、対円にも波及する形となった。結局、英ポンド円はNY終盤に掛けて149円割れまで値を削っており、軟調な展開が続く可能性もありそうだ。「提供:カネツFX(株)」
10/01/04 08:39 為替 <NY為替>今週の展望。
新年1週目の外国為替市場は、米国をはじめ各国で重要イベントが目白押しだ。なかでも特に注目度が高いのが週末発表の12月米雇用統計で、約2年振りのプラス圏回復が視野に入った非農業部門雇用者数変化率(前回:-1.0万人)の動向を巡っての思惑が、週中も話題となりそう。雇用統計へのヒントとなるISM製造業・非製造業景況指数の雇用指数(4・6日)やADP雇用統計(6日)等の結果に対してはいつも以上に反応しやすくなる可能性があり、発表後の動きには注意をしておきたい。また、米ドル円は昨年4月高値と11月安値の半値戻し(93.10円)と節目の水準を迎え、テクニカル面からも神経質な展開が予想される。同水準を超えられれば、昨年8月の高値97.80円付近が視野入りする反面、跳ね返されるようであれば再度90.00円付近までの調整を余議なくされそうか。
「提供:カネツFX(株)」
09/12/30 08:39 為替 <NY為替>円売り継続。
29日の欧米市場では米ドル円の上昇に着目。米債券市場に見られる2年債と10年債の格差拡大を鑑みるに、金利引き上げ観測が依然根強いことがあげられ、背景にある景気先行き不透明感の払しょくは、小幅ではあるが7営業日続伸したNYダウにも見て取ることができる。テクニカル面で10/27の高値92.29を上抜けできていないものの、薄商いの中91円後半の売り圧力も押しのけたことから時間の問題とする市場参加者も多いという。この流れはクロス円においても同様で、各国銀行が年末に発表する2010年の見通しについても円売りを推奨するようなレポートを発表しており、しばらくは底堅さを見せることとなるだろう。
09/12/29 08:26 為替 <NY為替>引き続き小動きに終始。
28日の欧米市場はクロス円全般で引き続き小動きに終始することとなった。日本時間より株高を背景に値を上げる展開となっていたが、欧州時間ともなるとロンドン市場がボクシングデーにて休場ということで積極的な取引には結びつかなった模様。NY時間に入りクリスマス商戦が予想に比べ好調だったとの一部報道を受け、NYダウを含め堅調さは維持されたもののやはり継続的な買いとはならなかった。この流れは海外商品市況においても同様で、特に目ぼしいイベントも無い中年末ということもあり、市場参加者の動意も全般的に薄いという。
09/12/28 08:29 為替 <NY為替>今週の外為展望
今週の外為市場は先週に引き続き小動きに終始することになりそうか。クリスマス週間も無難にこなしいよいよ年末を迎えることになったが、先週同様休暇をとる海外勢が多いことに変わりはなくその上ロンドン勢がボクシングデーで休場ということもあいまって、流動性は非常に低いものとなりそう。注目される経済指標もこれといった大きな発表が無い週となっており、開店休業となることも否めない。ただ、テクニカルでは米ドル円の上値の重さが気になるポイント。10月26日につけた高値92.33円近辺を上抜け失敗してからというもの、じわじわと水準を下げており上値の重さばかりが目立っている。11月27日から続く上昇トレンドをいったん割り込むと下値余地が拡大してしまうため注意が必要だ。
09/12/25 07:02 為替 <NY為替>閑散ながら、円売り優勢
24日の欧米外国為替市場は、薄商いながらリスク許容度の改善から日本円と米ドルが売られる展開となった。注目されていた米新規失業保険申請件数が45.2万件(予想47.0万件)と発表され、リーマンブラザーズ破たん以前の水準まで回復したことが好感された。また、4週平均でも50万件を下回り、米労働環境の改善が実感されつつある事もリスク志向を後押ししたようだ。NYダウ平均は年初来高値を更新し、商品相場も持ち直しつつあることから、目先的には資源国通貨に買いが集まる可能性が高いか。とは言え、既に多くの参加者が休暇入りしており、全体的に閑散なマーケットとなっている。急激な値動きには注意が必要だろう。
09/12/24 07:01 為替 <NY為替>米ドル反落。
23日の欧米外国為替市場は、主要通貨に対して米ドルが売られる展開となった。欧州時間序盤こそ落ち着いた値動きが続いていたものの、NY時間に発表された11月米新築住宅販売件数(結果35.5万件 予想43.9万件)が市場予想を大きく下回った事を筆頭に、弱い内容の米経済指標が動意づけ。ユーロ米ドルは一時1.4365ドル、米ドル加ドルは一時1.0471加ドルまで米ドル安が進み、マーケットを牽引する形となった。また、米セントルイス連銀総裁が、米金融政策についてハト派的な発言をしたこともあり、利上げ期待後退によるドル売りも散見されているようだ。現状、市場参加者が徐々にクリスマス休暇入りしており、次第に流動性が乏しくなっているマーケットであるため、値動きは限定的となっている。とは言え、逆に急激な値動きには注意が必要であり、引き続き米経済指標の内容は見極める必要があるだろう。
09/12/22 07:04 為替 <NY為替>米ドル円、91円乗せ。
21日の欧米外国為替市場は、米ドル買いが優勢の展開となった。欧州市場序盤こそ小幅な値動きに留まっていたものの、米労働市場の底打ち感から、NY市場では米ドル買いが進行。また、米長期金利が上昇する一方、金価格が大幅に値を削ったこともあってスパイラル的に米ドル買いが続いたようだ。一方、白川日銀総裁が実質ゼロ金利の長期継続を示唆したことも意識されており、主要通貨に対する円売りも散見されている。クリスマス休暇を控えて薄商いの状況とはいえ、目先的にも米ドルの買い戻しが続きそうだ。一方、大きく値を伸ばしたのが加ドル円。10月加小売売上高が3カ月連続の大幅増加となったことで、国内消費の強さが際立っている。年末商戦に向けた強気な意見も聞かれており、10月の高値水準である88円台前半が目標となりそうだ。
09/12/21 09:07 為替 <NY為替>今週の外為展望
今週の為替相場は、クリスマス休暇を控えて取引参加者が少なくなることが予想されており、閑散としたマーケットとなりそうだ。主要経済指標は、米国の住宅関連指数(22日と23日)と耐久財受注(23日)、英国の第3四半期GDP確報値(22日)とBOE議事録(23日)などが予定されているものの、海外勢の取引日数(実質3日半)が通常より短く、反応は限定的であると予想する声が多いようだ。米ドル円は、90.00円を中心に方向感に乏しい展開を予想。先週は、FOMCの声明文がややポジティブな内容となったことや欧州の金融不安などから、米ドルが買い戻される展開となったが、一段の米ドル買いを進めるにはまだ材料不足との声もあり、米ドル円の上値も抑えられそうだ。一方のクロス円各通貨は、中東の地政学的リスクを背景とした資源価格の上昇を受けて、ユーロ円が129円台半ば、豪ドル円が80円台半ば、加ドル円が84円台後半を回復している。ただ、クリスマス休暇を控えて短期筋を中心にポジション調整の動きも出やすく、一段の上昇にはそれなりの強い材料が必要となりそうだ。
09/12/18 07:05 為替 <NY為替>米ドル引き続き全面高。
17日の欧米市場では、引き続き米ドルが買われる展開となった。背景には12月フィラデルフィア地区連銀業況指数(予想16.0 結果20.4)や11月景気先行指標総合指数(予想0.7% 結果0.9%)などの米経済指標が好結果となるなか、ユーロ圏での格下げリスクや対照的に悪化を見せる各国経済指標を受け、対主要通貨は売り圧力が高まっているという。特にユーロ米ドルは1.4500ドルの大台を割り込み9月7日以来の安値(1.4305ドル)を記録するなど、テクニカル面での弱さも目立つ結果となっている。市場関係者の間では米経済指標を受け、今まで積みあがっていた米ドル売りのポジションを年末までに調整する動きに繋がっていることから、年内は米ドル買い他通貨売りの流れが継続するとの声も聞かれている。対米ドルではすでに中長期の下落トレンドを形成するとの声も聞かれており、引き続き注意が必要だろう。
09/12/17 07:02 為替 <NY為替>FOMCの結果を受け。
16日の欧米市場では、FOMCの結果に一喜一憂する結果となった。注目された内容は、市場の予想通り政策金利の引き上げは検討されず、全員一致で現状維持。声明文では、「異例の低金利を長期にわたり正当化する可能性が高い」、「大部分の資金供給措置は来年2月1日までに解除」、「米経済は当面、弱い状態にとどまる可能性が高い」、「インフレは当面、抑制された状態が続くだろう」となり、先日のバーナンキFRB議長のスタンス同様市場の思惑から乖離する内容ではなかったという。長期間極めて低い水準に維持するとの文言が据え置かれたことで、発表直後こそ米ドル売りの反応が見られたものの、その後金融緩和策が終了にむかう具体的時期が示されたことで、一転米ドル買いとなった。蓋を開ければ結局発表前の水準に落ち着いており、90円の大台回復も見られなかったことで、新たな動意を生むには至っていない。
09/12/16 07:03 為替 <NY為替>FOMC前の前哨戦。
15日の欧米市場では、米ドル円の底堅さが目立つ格好となった。ここ最近米雇用統計に始まり、本日発表のあった生産者物価指数(予想0.8% 結果1.8%)、鉱工業生産(予想0.5% 結果0.8%)など主要な米経済指標に関し好結果を示していることで、市場関係者の間では明日発表予定のFOMCにて金融緩和策の解除があるのではとの思惑から米ドル買いの流れとなった模様。だがNY市場後半になると、バーナンキFRB議長のインフレに対するスタンスが米高官より明らかにされたことで、上値を削り89円台後半で失速させることとなっている。その内容は前回のFOMCの声明文を踏襲する内容であったことから今回の声明が微調整となる可能性が意識されているようだ。FOMCを前に売り買い交錯する状況が続いているが、テクニカル面では今回90円の大台に乗せられなかったことで、上値の重さを指摘する声も挙がっている。一方のユーロ米ドルは引き続き下落基調。ユーロを取り巻く環境の悪化を指摘する声は相変わらずだが、今月4日から続く下落トレンドはその足を緩めておらず、10月2日の安値1.4480ドルを割り込んだ場合下値余地は非常に広いため注意が必要だろう。
09/12/15 07:02 為替 <NY為替>各通貨小動きに終始。
14日、欧米市場では各通貨ともに小幅なレンジでの推移となった。ドバイワールド救済のニュースは欧米市場において既に織り込み済みとなっており動意を生むには至らなかったこと、またFOMCを控え積極的な商いが行われなかったことが背景にはあるようだ。米ドル円は88円半ば近辺から動かず、ユーロ円は129円後半で固まるなど30銭前後の値動きに終始している。一方の豪ドル円は午前中の下げから一転底堅い展開にシフト。日足ベースで長いひげを形成したことで下値の底堅さがうかがえるものの、82円近辺では売り注文が控えているとの声も聞かれており、しばらくは80円から82円のレンジ相場に収まりそうだ。
09/12/14 09:13 為替 <NY為替>今週の展望。
今週は、各国で重要指標の発表が目白押し。中でも注目度が高いのは16日(日本時間17日4時15分)発表予定の米FOMC政策金利発表だが、先週バーナンキFRB議長は講演で、低金利政策の長期化を確認する一方、「FOMCは最近の強い兆候を取り入れることを望む」と利上げ時期の前倒しに含みを持たせていた。その後出た11月米小売売上高も強い内容となり改めて早期利上げ観測が強まっているが、仮に強い内容の声明が示されれば本格的な米ドルの反発局面を迎えることが予想される。その際、中期的には93.10円(4月高値と11月安値の半値戻し)辺りが上値目標として意識されそう。なお、18日の本邦政策金利発表の結果を受けて日米金利差の見通しがどのように変化するかにも注意しておきたい。クロス円通貨では英ポンド円の動きに注意したい。CPI(15日)・雇用統計(16日)・小売売上高(17日)と注目材料の発表が続き、英ポンド円の中期的な方向性を決定付ける週となる可能性もある。サポートとレジスタンスの差し掛かる、140.00円・147.80円付近を上下の目途にどちらをブレイクするか注視したい。
09/12/11 07:24 為替 <NY為替>クロス円は上値抑えられる
10日欧米市場の為替相場では、クロス円が全般的に水準を上げる場面があったが、勢いは続かず、NY終盤に掛けてはやや失速する展開となった。欧州時間は、株価の上昇などを受けてリスク回避姿勢が弱まる形となり、為替相場では円売りが優勢となった。豪ドル円は、豪雇用統計の好結果を受けた金利先高観を背景に上昇の勢いを強め、一時81円台を回復するなど強さを見せた。ただ、NYダウが上昇して始まったものの、欧州株と同様に伸び悩んだこと、NY原油が一時70ドル割れとなったことなどから、リスク選好の動きは続かず、クロス円各通貨は全般的に失速する形となった。一方の米ドル円は、88円台を中心に小動き。改善した米貿易収支の赤字幅など、強い材料もあったが、反応は限定的となった。マーケットでは、ドバイショックに続いた、ギリシャの国債格付けやスペインの格付け見通しの引き下げを受けて、信用収縮懸念が強まっていたが、それほど大きな問題にはならないと冷静な見方もあり、懸念は後退しつつある。トリシェECB総裁が、経済状況は一部の過剰な支援を解除できるほど安定していると、タカ派な発言を行ったことも支援材料となった。ただ、これから新たな問題が出てこないとは限らず、慎重な姿勢を崩さない取引参加者も多く、リスクテイクの動きが活発になるまでは、好材料が継続的に出ることが必要となってきそうだ。
09/12/10 07:25 為替 <NY為替>円高リスクを意識した展開が継続
9日欧米時間の為替相場では、一時的にリスク回避の動きが弱まり円売りに傾斜したものの、NY引けにかけては再びリスクを警戒した円の買い戻しが強まった。欧州時間は、懸念された欧州株価が下げ渋る動きとなったことから、リスク回避の動きが和らぐ場面もあったが、格付け機関S&Pがスペインの国債格付け見通しをネガティブへ引き下げたことなどを受けて、再び警戒感が高まった。この流れを受けて、原油や金などのコモディティーが下落。円相場では、資源国通貨を中心に売られる動きとなり、豪ドル円は79円台前半まで下落する形となった。NY引けにかけては、NYダウが下げ渋ったことなどから、クロス円はやや水準を回復したが、主要各国、金融機関の信用リスクに対する懸念も強まっており、上値の重い展開が続きそうだ。一方の米ドル円は、87円台後半を中心にもみ合い。88円台を回復できず、戻りの弱い状況が続いており、一段の下落リスクを意識した展開が続いている。なお、朝方に発表が行われたNZ準備銀行(RBNZ)政策金利発表では、予想通りの据え置き(2.50%)となったが、声明において来年中頃の利上げの可能性が示されると、NZドル買いが加速し、NZドル円は63円台前半まで水準を回復した。
09/12/09 07:29 為替 <NY為替>円が全面高
8日の欧米市場では、円が全面高の展開。欧州時間に発表された、英国の鉱工業生産や製造業生産高が弱い内容となったのをきっかけに、英ポンド円が下落。続いて発表が行われた独鉱工業生産も予想を大きく下回る内容となり、ユーロも対円で値を下げる形となった。また、米WSJ紙が英国の格下げリスクについて報道したことなども材料視され、英ポンド円の下落が加速し、つられる形でその他のクロス円各通貨も水準を下げた。さらに、格付け機関フィッチがギリシャの格付けを引き下げたこと、ドバイ・ワールド傘下の不動産開発会社ナキールが30億ドルをこえる損失を計上したことなどが明らかとなり、マーケットがリスク回避姿勢を強める動きに。これを受けて、欧米株価、原油や金などのコモディティー価格が大幅に値を下げる展開となり、円は資源国通貨を中心に大きく買い戻される格好となった。ギリシャの格下げなどを受けて、信用リスクへの警戒感が高まりつつあるなか、市場では、株式や商品市場へ流れた資金の逆流が強まりやすいとの見方もあり、まずは、アジア勢の反応を見極めたいところである。
09/12/08 07:28 為替 <NY為替>米ドル円が下げ幅拡大
7日欧米時間の為替相場では、円が全般的に買い戻される展開。欧州時間、ドバイ・ワールドの債務返済のための政府資産売却について、政府高官がそれを否定する発言を行ったことから、リスクに対する警戒感が強まる形となり、株価下落→円が買い戻される展開となった。注目されたバーナンキFRB議長の講演は、特に目新しい内容はなく、雇用統計の強い内容からタカ派を期待していた向きにとっては、やや物足りない結果となった。金融引き締め時期については、具体的には触れられず、米ドル売りに傾斜する場面も。米ドル円は安値を89.03円まで更新したが、米国の早期利上げ期待も一部で燻っており、89円台半ばまで水準を戻すなど底堅さも見せている。一方のクロス円各通貨は、豪ドル円が81円台半ばまで水準を下げ、雇用統計後の上昇分を打ち消す形となるなど、全般的に上値の重い推移となった。バーナンキFRB議長は慎重な姿勢を見せたものの、11日の米小売売上高などで米消費の回復基調が確認できれば、早い段階での利上げの思惑も強まり、米ドルが買い戻されやすくなりそうだ。仮に、一段の米ドル高となった場合には、金や原油などが下落基調となる可能性もあるため、資源国通貨の上値が抑えられる展開も予想されるだろう。
09/12/07 07:56 為替 <NY為替>今週の展望
先週末の雇用統計を受け、米ドル円の短期筋のショートポジションは切り崩され上昇した。今週は米小売売上高や米消費者信頼感指数の発表がある。特に米国のGDPの6割を占めるといわれている個人消費の動向を表す小売売上高に注目したい。米ドル円は過去6営業日で約6円上昇していること、そして輸出企業の今年度下半期の為替レートは米ドル円で85〜90円に設定している法人が多いと見られ、年初来の円高水準(85円割れ)から戻していることで実需の米ドル売りが出てくる可能性がある。対して、12月といえば米国の決算期末でもあり、米国への資金還流の動きと真っ向から対立する構図になるかもしれない。また、「買いたい弱気」の本邦投資家が多く、思ったように外貨を買えずに相場が上昇している状態であることから、ドバイショックが新たな局面を迎える等、悪いニュースが出てこなければ、大幅な下げは考えにくい。
09/12/04 07:25 為替 <NY為替>米ドル円上昇、88円台へ
3日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は確りとした展開となった。ユーロ圏政策金利発表(1.00%に据え置き決定)後の記者会見において、トリシェECB総裁が「ECBにとって米ドルが強くなることが重要」と米ドル高を支持する発言を行ったことが米ドル買いのきっかけのきっかけで、約1年3か月振りの低水準となった新規失業保険申請件数(予想:48.3万件、結果:45.7万件)の発表も相まって一時88.49円まで今週の高値を更新している。これで、先週の下落分はほぼ取り戻す格好となったが、更なる上昇には慎重な見方が多い。直近の雇用関連データ(ISM製造業・非製造業景況感指数における雇用指数等。前述の新規失業保険申請件数は集計期間外。)に弱い数値のものが多く、本日発表の11月米雇用統計については弱気な見方が多いからだ。そのため、目先は上値の重い展開が予想され、仮に今週の高値を更新する動きとなったとしても21日間移動平均線の差し掛かる88.70円付近では再び戻り売り圧力が強まる可能性があるだろう。
09/12/03 07:30 為替 <NY為替>米ドル円確り、一時87.50円
2日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は確りとした展開であった。亀井金融相や平野官房長官等、本邦政府高官から相次いで円高けん制や為替介入を示唆する発言が聞かれ、円買い警戒感が高まっている。加えて、「経済は全般に緩やかに回復してきた」等、米景気の底打ちを示唆する内容が盛り込まれた米地区連銀経済報告(ベージュブック)や「我々が実質金利の引き上げを必要としていることは明らか」とタカ派的な姿勢を示したラッカー・リッチモンド連銀総裁の発言も米ドル買いを後押しし、一時87.50円まで本日高値を更新する形となっている。11月ADP雇用統計(予想:−15.5万人、結果:-16.9万人)が弱い結果となり、明日の11月米雇用統計に向けては不安材料が増える格好となったが、こちらに対する反応が限定的であった。米ドル売り・米ドル買い双方の材料を抱えた状態で今週の高値(87.54円)付近に位置しており、目先は売買の交錯する神経質な相場付きが展開されそうだ。
09/12/02 08:08 為替 <NY為替>米ドル円、上値重い
1日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は上値の重い展開となった。NY時間に発表されたISM製造業指数(予想:54.8、結果:53.6)が弱い数字となったことが嫌気されたようだが、なかでも雇用指数(前回53.1、結果:50.8)の低下に懸念を抱く参加者が多く、4日の11月米雇用統計を前に米ドル円の圧迫材料が増えた格好。欧州時間には87.00円付近に位置していたが、その後はじりじりと水準を下げ86円台半ばで大方の取引を終えている。プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁からタカ派的な発言も聞かれたが、こちらに対する反応が見られなかったように米ドルに対するセンチメントは弱く、目先もこの流れが継続する可能性がある。86.70円付近に5日間移動平均線が差し掛かっており、同水準付近では米ドル売りを仕掛ける参加者が多くなりそうか。一方で比較的しっかりとした流れとなったのが豪ドル円。ドバイ問題に対する懸念が弱まったことでリスクを取る参加者が増え始めたことが支援材料となった。一時本日高値を80.37円まで更新し、80円台での滞空時間も長くなっている。80円台前半で下値を固め、豪ドル買い安心感が強まるようであれば、短期的には21日間移動平均線が位置する82.00付近までの上昇余地が生まれることも考えられる。
09/12/01 07:35 為替 <NY為替>リスク回避の地合い根強く、各通貨上値重い
30日欧米時間の外国為替市場、米ドル円・クロス円各通貨は上値の重い展開となった。ドバイ・ワールド系列の上動産開発会社ナヒールが、ナスダック・ドバイに上場しているイスラム債を一時的に売買停止するよう要請したことでドバイ問題が再燃、リスク回避の流れが優勢になる場面も見られた。なかでも影響が大かったのが英ポンド円で、一時本日安値を141.04円まで更新している。HSBCをはじめとした大手英系金融機関にドバイワールド関連のエクスポージャーが高いものが多くこの問題への懸念が高まった際に英ポンドが売られやすい傾向にある。NY終盤にかけ、UAE中銀が国内金融機関の資本の健全性を強調したことで再度142.00円付近まで水準を回復しているが、高値を切り下げる展開が続いていることを鑑みると目先も軟調な推移が継続する可能性が高そう。一方の米ドル円は86円台前半を中心とした値動き。欧州序盤に管国家戦略相が介入を匂わせたが、依然として欧米各国の通貨当局者からは為替介入を示唆するようなコメントは聞かれておらず、為替介入があったとしても日本の単独介入に留まるとの見方が強く、円売りが進まない。86円台に定着し始めた感もあり、しばらくは上値の重い推移が続きそうだ。
09/11/27 07:51 為替 <NY為替>ドバイショックで急落。
26日の欧米外国為替市場は、円が主要通貨に対して大きく上昇した。ドバイの政府系投資会社ドバイワールドが債務返済の延期を要請したとのニュースを受け、マーケットでは債権を大量に保有している欧州系金融機関の財務内容を圧迫するとの見方が優勢となった。 英FTや独DAXなどの欧州株式市場は、金融セクターを中心に下げ幅を拡大、結局3%を超える大幅下落を記録した。一方では、ラガルド仏財務相によるユーロ高けん制発言などもあり、目先もユーロは軟調な推移を強いられる可能性が高いか。ユーロ円では10月の安値(128.96)が視界に入り押し目買いも散見されそうだが、アジア時間での同時株安が更なる円買いを支援する可能性もあり、注意したい。一方のランド円は、高値から500ポイント近い下落幅を一時記録した。一連のリスク回避行動や、インフレ指標の落ち着きが材料視されており、下値余地を確認する展開が続きそうだ。
09/11/26 07:54 為替 <NY為替>米ドル円、再度下値トライ。
25日の欧米外国為替市場は、引き続き米ドルの弱さが際立つ値動きとなり、米ドル円は一時87.21円まで値を削った。この日発表された米経済指標は、10月PCEコアデフレータ(予想:前月比+0.1% 結果:同+0.2%)や10月新築住宅販売件数(予想:40.8万件 結果:43万件)など概ね市場予想を上回る強い数字となったものの、米ドル買いには結びつかず。逆に通貨当局がドル安を容認しているとの見方から、主要通貨に対するドル売りが加速する展開となったようだ。米ドル円はリーマンショック以降の最安値である87.10円に迫る勢いで、本日も下値余地を探る可能性が濃厚だが、やや売られすぎとの意見も聞かれている。遅ればせながら米雇用環境に改善の兆しが見られ始めており、一旦底打ちとなる事も考えられる。世界的にドル安が進行していることで、日本当局にも為替介入の理由が出来つつあり、関係者の発言如何によっては大きく値を戻すことも考えられるだろう。一方で下げ幅が小さいのが加ドル円。ロシア中銀が、外貨準備の一部を加ドルで運用するとコメントした事が材料視されており、目先も加ドルの支援材料となりそうだ。
09/11/25 07:56 為替 <NY為替>米ドル円、軟調に推移。
24日の欧米外国為替市場は、米ドル円が一時88.35円まで値を削るなど、米ドルの地合いの弱さが際立った。この日発表された11月リッチモンド連銀製造業指数が予想(8)を大きく下回る1となった事に加え、FOMC議事録において出口戦略が検討されていない事が明らかとなり、改めて米低金利政策の長期化が嫌気されたようだ。但し、原油高とドル安がインフレを加速される可能性があるとの指摘もされており、完全なドル安容認とまでは言い難い内容。国内消費や住宅市況が予想以上に改善すれば、比較的早期に利上げが検討される可能性もあり、注意したい。一方のランド円は、本日のプラス圏を回復している。欧州時間に発表された第3四半期GDPが、前期比+0.9%と市場予想(同+0.5)を上回り、リセッションから脱却したことが好感された。テクニカル的にも上値を抑えていた5日線を上抜けており、一段の上昇余地が生まれそうだ。
09/11/24 08:09 為替 <NY為替>株高で、リスク志向高まる。
24日の欧米外国為替市場は、円と米ドルが主要通貨に対して売られる展開となった。欧州時間序盤、史上最高値を更新する金価格を横目に米ドルが売られる展開。その後トリシェECB総裁が、12月の理事会で非伝統的な政策の解除方法を検討するとコメントしたことから、ユーロ圏の早期利上げ期待が高まり、米ドルは対ユーロで大きく下落した。一方、注目材料であった10月米中古住宅販売件数が市場予想(550万件)を大きく上回る610万件と発表され、NYダウを中心に各国株価が上昇したことでリスク志向が高まっており、キャリー通貨となる円も売りのターゲットとなったようだ。低金利政策が長期間継続されると見なされているドル・円から、利上げ期待の高い通貨への資金シフトは当面続く可能性が高く、クロス円は更なる上昇余地がありそうだ。一方で米ドル円は小動きに終始、米景気見通しについて強気な見方が浮上しているにも関わらず反応は乏しく、底錬りの動きが続きそうだ。
09/11/20 07:54 為替 <NY為替>クロス円が一時的に下げを加速。
19日の欧米市場では、リスク回避の動きが先行。欧米株価が軟調に推移したほか、NY原油の大幅下落など、商品価格の下げも目立つ格好となった。米感謝祭やヘッジファンドの決算時期を控えて、リスク資産を圧縮する傾向も見られ、株や商品相場は上値の重い展開となっている。円相場では、資源国や高金利通貨に対する手仕舞い売りが多く見られ、クロス円各通貨は全般的に軟調な推移となった。特に、豪ドル円については、節目とされていた82円台半ばを明確に下抜けると、下落を加速させ81円割れ手前まで安値(81.06円)を更新した。NY終盤に掛けては、NYダウが下げ幅を縮小するなど、リスク回避の動きが一旦弱まったため、81円台後半まで水準を回復しているが、82円台回復する勢いはなく、下落リスクを意識した展開が続いている。一方の米ドル円は、クロス円の下落につられて88.64円まで安値を更新したが、リスク回避で米ドルが円以外の主要通貨で買い戻される動きとなり、対円でも89.00円付近まで水準を戻した。アジア時間では、リスク資産解消の動きが継続するか注目されており、円相場では株価を睨みながらの展開となりそうだ。
09/11/19 07:31 為替 <NY為替>ユーロが堅調
18日の欧米市場では、ユーロ買いが優勢の展開。BOE (英中銀)議事録において、準備預金金利の引き下げについて議論されたことが明らかとなり、英ポンドが下落。対英ポンドでの強含みをきかっけに、ユーロ買いが継続する形となり、ユーロ円は一時134.03円まで水準を上げた。原油や金などの資源価格が強さを維持していることなども、ユーロのサポート要因となっており、ユーロ円は前日比で1円近い上昇幅を維持して大方の取引を終える形となった。一方の米ドルは、対ユーロでは一時的に下げを強めたが、対円では買い戻される動きとなり、89円台半ばを回復している。注目された米住宅関連指標が予想より弱い内容となったため、NYダウが軟調な推移となり、リスク回避の米ドル買い戻しを呼び込んだ模様だ。その他のクロス円各通貨は、全般的に方向感に欠ける動きとなり、小幅な値動きとなった。ややこう着感が強まっている円相場。決定打がなく、狭いレンジ内での推移が続いているものの、抜けた方向には勢いが出てくる可能性もあり、各通貨ペアの今週付けた高値と安値には注意を払いたいところだ。
09/11/18 07:30 為替 <NY為替>米ドルが買い戻される
17日の欧米時間では、米ドルが買い戻される展開。特段の材料が出たわけではないが、ポジション調整主体の買い戻しが、米ドルを押し上げた模様。特に対ユーロでは、トリシェECB総裁が、前日のバーナンキFRB議長の米ドルに関する発言を挙げ、非常に重要であり一致しているとの見解を示したことから、米ドルを買い戻す動きが一段と強まった。この動きを受けて、米ドル円は89.30円付近で底堅い推移となり、下落の流れは一旦おさまる形に。一方のクロス円各通貨も全般的に上値の重い推移となったが、下げて始まったNYダウが引けに掛けてプラス圏を回復したことなどから、下げ渋る動きとなった。唯一、英ポンド円は、消費者物価指数や小売物価指数が予想より強い数字となったため、前日比プラス圏で大方の取引を終える形となっている。
09/11/17 07:29 為替 <NY為替>米ドル円が一時89円割れ
16日欧米時間の為替相場では、米ドル円が軟調な展開。方向感に乏しかった欧州タイムから一転、注目された10月米小売売上高(結果:1.4% 予想:0.9%)が予想以上の強い内容となると、リスク選好の動きから米ドルが売られる形に。さらに、NYダウがスタートから堅調な推移となったことや、NY金が連日の史上最高値を記録したことなどから、リスクテイクの動きが加速し米ドル売りが優勢となった。その後は、バーナンキFRB議長が講演で米ドル安を牽制する発言をしたことから、一時的に米ドルが買い戻されたが、低金利を長期間継続する可能性を示唆すると、再び米ドル売りに傾斜した。米株式市場は、低金利継続期待を好感して大幅高の動き。一方の米ドルは、リスク選好の動きから大きく売られる格好となり、米ドル円は安値を88.75円まで更新した。クロス円各通貨も、米ドル円の下落に上値を抑えられる形となったが、資源価格の上昇で資源国通貨がしっかりの推移となったことや、対ドルでの強含みがサポートとなり、全般的に下げ渋る展開となった。ただ、オバマ米大統領の中国訪問で、人民元に関する話題が挙がっており、円高リスクが意識されていることから、米ドル円とクロス円各通貨ともに上値の重い展開が続きそうだ。
09/11/16 08:50 為替 <NY為替>今週の展望。
今週の外国為替市場は、引き続き米ドルの下値余地を探る展開となりそうだ。先週発表された米経済指標は、米国の双子の赤字問題を懸念させる内容となり、国内個人消費の先行きに暗い影を落とすものもあった。エヴァンス米シカゴ連銀総裁が、「失業率は更に悪化する可能性がある《と述べた事も意識されており、米ドルは主要通貨に対して軟調な推移を強いられそうだ。各国の通貨当局からはドル安を懸念する声が聞かれているが、口先介入に過ぎず効果は限定的、米ドル円は10月初旬の安値である88.00円をトライする可能性もありそうだ。一方のNZドル円は、本日朝方発表された生産者物価指数が大きく低下したことを背景に下落したが、下値は限定的となっている。当局の指摘通り、対米ドルでの更なる上昇も意識されており、引き続きじり高の展開が予想されるだろう。まずは本日8:50に予定される国内GDPの結果が動意付けとなるか注目したい。
09/11/13 07:59 為替 <NY為替>クロス円下値押し。
12日の米国市場の各クロス円通貨は上値の重い展開となった。NY時間序盤、米新規失業保険申請件数(予想51万件)が50.2万件と予想にくらべ改善を見せたことで、小幅買われる展開となっていたが、中国の温家宝首相が世界経済の回復は緩慢で道は平たんではないだろうと発言したことで、リスク回避の流れから売り圧力が高まったという。この流れはNYダウや商品市況にも及んでおり、市場ではこのところ底堅くなっていたリスク資産への調整と見る向きも出てきており、一旦下値押しとなる展開もありうるだろう。
09/11/12 07:49 為替 <NY為替>英ポンド円急落。
11日の欧米市場、英ポンド円は東京時間引け際の上昇から一転、急落することとなった。背景には英中銀が発表したインフレ報告が市場で期待されていたものに比べハト派的な内容であったことで英ポンドの独歩安を呼び込んだ模様。内容に関してインフレ、経済成長ともに上方修正されていたが、特にインフレに関しあくまで昨今の原油価格に代表される商品市況の上昇に影響を受けたもので、一過性に過ぎず2010年末には再び下降局面に入るとの見方を示した。その上で、主要な金融機関が正常な状態に戻るまでには長期的な展望もってあたる旨を示唆したことも、英ポンド売りを加速させている。金融政策の一環として行われている資産買い取り額を増大させることに関しキング英中銀総裁は、買い取り枠の増額に含みを持たせたことで、市場ではリスク縮小の流れを呼び込むこととなったようだ。一方の米ドル円は、本日ベテランズデーということで積極的な商いは行われず、総じて狭いレンジでの推移に終始している。
09/11/11 07:53 為替 <NY為替>レンジ相場での動き。
10日の欧米市場では各通貨ともに、狭いレンジでの取引となった。11月ZEW景況感調査の悪化をやフィッチの格付けに関する報道を受けリスク許容度の縮小から欧州時間こそ売り圧力が高まっていたが、NY時間には既にその流れも落ち着いてしまったという。市場では明日ベテランズデーということで米国休場を前に、ポジション調整を主体とした取引に終始するばかりで手がかり難からしばらく動きのない展開となるとの声も。他の市場もそれは同様で、昨日活況だったNYダウや商品市況も動きがないことから、日本時間も引き続きもみ合いでの推移となるだろう。
09/11/10 07:51 為替 <NY為替>クロス円底堅く推移。
9日の欧米市場の各クロス円通貨は、ポンド円を除き全般的に堅調な推移となった。背景には、週末のG20にて景気回復が確かなものとなるまで景気支援策を維持するとしたことで、リスク選好の流れが再燃した模様。その上でNYダウが年初来高値を更新、金価格も史上最高値を一時的につけたこと、ハリケーン「アイダ《の襲来で米国メキシコ湾岸の石油関連施設が一部閉鎖され供給上安から原油価格も急騰していることも、支援材料となっているようだ。市場関係者の間では、各市場における一連の流れから投機熱が高まってきているとの声も聞かれており、クロス円も再び高値追いとなる可能性も出ているという。一方の。英ポンド円は米クラフト(米総合食品大手)による英キャドバリー(菓子製造大手)の大型買収が交渉決裂となったことで、巨額のマネーが動くことを期待していた投機筋より英ポンド売りが浴びせられ、他のクロス円のような上昇とはならなかった。とはいえ、現状既に下落から値を戻しはじめていることで、今後の影響は限定的と見る向きが多勢を占めており、継続的なポンド売りの材料にはなり得ないだろう。
09/11/09 08:33 為替 <NY為替>今週の外為展望
先週末に発表された米雇用統計が予想以上の悪化を示し、マーケットはリスク回避姿勢を強めた。ただ、NYダウが、消費関連株を中心に底堅く推移し、10,000ドルを維持したことから、リスク回避の円買い戻しの動きは限定的となった。しかしながら、米失業率は1983年以来の高水準(10.2%)となり、米景気の先行き上透明感が増したことから、目先の米国株の上値を抑える要因となりそうだ。今週は、13日の9月貿易収支と11月ミシガン大消費者信頼感指数速報値の発表以外は、主要な米経済指標が予定されていないため、ウォルマートなどの小売企業の決算に注目が集まりやすい。クロス円各通貨については、10日の独・ユーロ圏ZEW景況感調査、11日のBOE(英中銀)四半期インフレレポートと英雇用統計、12日の豪雇用統計、13日の第3四半期独・ユーロ圏GDP速報値などに注目が集まりそうだ。特に今週は、米雇用統計の悪化を受けて、雇用関連指数に焦点を合わせる向きも多く、内容次第では世界的な雇用悪化懸念から、マーケットがリスク回避の動きに傾斜する可能性もあるだろう。
09/11/06 08:14 為替 <NY為替>英・欧中銀、近い将来に出口戦略への転換を示唆。
5日欧米時間の外国為替市場において米ドル円・クロス円各通貨は東京時間の軟調推移から一転、確りとした展開となった。注目された英国・ユーロ圏の金融政策決定会合の結果だが、金利はどちらも予想通りの据え置き(英国:0.5%、ユーロ圏:1.00%)。ただ、英国では資産買い取り額の拡大幅(予想:2250億英ポンド、結果:2000億英ポンド)が予想よりも小幅に留まり、声明で3カ月以内に資産買い取りプログラムが終了することが示された。またユーロ圏ではトリシェ総裁が記者会見で、追加的な流動性対策は適切なタイミングで段階的に解除すると発言し、両国が出口戦略への転換を意識し始めていることが明らかとなり、発表後は英ポンド買い・ユーロ買いが進んだ。株高を背景としたリスク選好の円売りも手伝い、英ポンド円は150円台半ば、ユーロ円は135円台前半まで上昇、ともに東京時間中の下落分を取り戻している。一方の米ドル円も確りの展開で、90円台後半へと水準を回復している。改善傾向を示した新規失業保険申請件数(予想:52.0万件、結果:51.2万件)が好感されたようで、短期的には10月の高値92.33円が上値目標として意識されるだろう。
09/11/05 07:58 為替 <NY為替>FRB、異例な低金利水準の長期化を再確認。
4日欧米時間の外国為替市場、注目された米FOMC政策金利発表だが結果は大方の予想通り0.25%に据え置き、声明文における金利政策の見通しに対する見解も「現在の経済状態はFF金利の異例な低水準を長期に渡って正当化する《と前回分を踏襲する形となった。ただ、一方では政府機関債の購入規模を1750億米ドルへと縮小し、緩和政策からの転換も匂わせたことで思惑が交錯し、発表直後の為替市場は上下に値の振れる場面が見られた。米ドル円は現在90.60円付近での推移。FOMC金利発表までは、欧米株の堅調推移を背景とした円売り優勢の流れのなかで確りの展開で、一時本日高値を91.32円まで伸ばしている。しかし、発表後は早期利上げ期待の後退から米ドル売り優勢に転じた。弱い内容となった10月ADP全国雇用者数(予想:-19.0万人、結果:-20.3万人)から、6日の米雇用統計に対する警戒感も高まっており、目先も上値の重い推移が続く可能性がある。再度90.00円割れを試すことも考えられ注意をしておきたい。
09/11/04 10:11 為替 <10:00現在の貴金属スポット・石油・穀物時間外取引&ドル円>
<為 替>ドル円:90.13(90.43)
<貴金属>貴金属スポット価格です。
金スポット:1081.3(1082.3)
銀スポット:1713.0(1717.5)
白金スポット:1351.0(1357.0)
パラジウムスポット:327.5(327.0)
<石 油>NYMEX時間外取引です。
原油(WTI)12月:79.30(79.38)
RBOBガソリン12月:1.9890(1.9925)
H−オイル12月:2.0600(2.0630)
<穀 物>CBOT(CME)時間外取引です
コーン12月:389.25(390.00)
大 豆1月:1011.25(1010.50)
*()内は前回提供時点での為替、スポット価格または時間外取引です。
09/11/04 08:16 為替 <NY為替>円売り優勢、各通貨水準戻す。
3日欧米時間の外国為替市場、米ドル円・クロス円各通貨は確りとした展開となった。欧州時間序盤は欧米株価の軟調推移を受けて円買いが進んでいたが、NY時間序盤にインド中銀が大量の金をIMFより購入したとの報道がなされると、NY金価格が史上最高値(1088.55ドル)を更新する展開に。こちらが牽引役となって、NY終盤にかけてはリスクを選好する参加者が増え、円売り優勢の地合いに転じた。米ドル円は一時90.59円まで本日高値を更新、FOMC(4日)や米雇用統計(6日)等重要イベントを控え、一方的な展開とはならなかったが終値ベースで90円台は維持している。このまま、90.00円付近で下値を固めることができれば米ドル買い安心感が高まる可能性はあるだろう。一方の豪ドル円は81.円台半ばで大方の取引を終えている。欧州時間序盤に一時80.22円まで本日安値を更新したが、80.00円の大台を維持したことも好感され以降は豪ドルの買い戻しが優勢に推移した。9:30発表の9月豪小売売上高(予想:前月比+0.5%)に注目が集まっている。昨日、金利発表後の声明で落ち着いた豪追加利上げ観測にどのような影響を与えるか注目していきたい。
09/11/02 09:25 為替 <NY為替>今週の展望。
今週の外国為替市場は、上下に激しく振れる展開となりそうだ。昨日、米大手金融サービスのCITが連邦破産法を申請、金融上安の高まりから急速にリスク資産の巻き戻しが進んでいる。リーマンブラザーズ破産後の金融大混乱が頭をよぎっている参加者も多いと思われ、東京株式市場の寄り付き以降再び暴落となる可能性も否定できない。中でも豪ドルや南アフリカランドに関しては高金利目的の買いが大きく膨らんでいただけに、調整相場入りとなると下値目処をつけにくい。豪ドル円については、ひとまず10月初旬の安値である76円台前半まで視野に入れたい。一方、今週は主要各国で政策金利の発表が控えているため、各国通貨当局の判断が注目される。これまでのスタンスを大きく変更するようであれば、新たな波乱要因となるだろう。週末の米雇用統計と併せて注意したい。
09/10/30 07:59 為替 <NY為替>円が全面安。
29日欧米時間では、リスク選好の動きから円売りが優勢。第3四半期米GDP速報値を控え、欧州時間は様子見ムードが強まったが、米GDP(結果:3.5% 予想:3.0%)が予想を上回ると、マーケットはリスクテイクの動きを一気に強めた。事前に米GDPに対する弱気な見方も一部で出ていた模様で、市場はポジティブサプライズに大きく反応する格好となった。NY市場では、株価や商品価格が大きく反発。為替相場では、リスク選好の動きから円売りが優勢となった。米ドル円は91円台半ばまで回復したが、米ドルが対主要通貨で軟調な推移となったため、上昇は限定的に。一方のクロス円各通貨は、資源国通貨を中心に大きく上昇し、前日の下落幅をほぼ回復する動きとなった。マーケットは、強い米GDPを受けて、再び景気回復に対する強気姿勢を強めているが、こうした動きをサポートできる材料が続くかについては疑問の声も。まずは、アジア勢の反応を見極めたいところだが、今週はマーケットが材料に敏感に反応しており、週末に掛けてもう一波乱起きる可能性もあり、注意したいところだ。
09/10/29 07:58 為替 <NY為替>円が急伸。
28日欧米時間の為替相場では、円が全面高の展開。アジア時間の流れを引き継ぐ形で、欧州時間はリスク回避の動きが先行。欧州株やNYダウ先物が軟調な推移となったほか、時間外取引でのNY原油や金など、資源価格が下落した。この流れから、円相場ではリスクを嫌気した円の買い戻しが優勢。特に、資源国通貨や高金利通貨が売りのターゲットとなった。NY時間には、注目を集めていた9月米新築住宅販売件数(結果:40.2万件 予想:44.0万件)が予想を大きく下回る内容となったことを受けて、失望からリスク回避の動きが一段と強まる展開に。NYダウは下げ渋る場面もあったが、結局100ドルを超す下落となり、更なる下落リスクを意識した展開となった。米ドル円とクロス円各通貨は、強い反発場面もなく安値圏で大方の取引を終えており、一段の下落も視野に入れた展開となっている。特に、豪ドル円は利上げ期待から下値も堅いとされていたが、重要な節目とされていた82.00円を簡単に下抜けており、一段の下落余地が出てきたと言えそうだ。
09/10/28 07:59 為替 <NY為替>円の買い戻し強まる
27日の欧米市場では、全般的に円が買い戻される展開となった。方向感に欠ける動きが継続した欧州タイムから一転、10月消費者信頼感指数(結果:47.7 予想:54.0)と10月リッチモンド連銀製造業指数(結果:7 予想:14)が予想を下回る内容となったことをきっかけに、リスク回避の円買い戻しが優勢となった。特に、ユーロ円(安値:135.66円)や豪ドル円(安値:83.71円)を中心とした、クロス円各通貨の下落が目立つ格好となった。一方の米ドル円は、一旦買い支えられる場面もあったが、米金利低下や原油価格の反発などを受けて、91円台後半まで下落した。しかし、重要な節目とされている91.70円付近で下げ止まる形となっており、この水準を維持できるかがポイントとなりそうだ。28日からは9月米新築住宅販売件数をはじめとした米経済指標の発表が相次ぐことから、内容次第で米ドルに方向感が出てくる可能性もあるだろう。
09/10/27 07:59 為替 <NY為替>一時的に調整の動きが強まる。
26日欧米時間の為替相場では、円が買い戻される展開。NY序盤、先週の予想を上回る米企業の決算内容を好感する動きから、NYダウは一時100ドルを超える上昇。これを受けてマーケットでは楽観ムードが広がり、リスク選好の円売りが優勢となり、クロス円を中心に本日高値を更新する展開となった。ただ、INGグループが公的資金返済のため、増資で75億ユーロを調達との報道を嫌気して、NYダウが金融株を中心に失速。前日比で一時100ドルを超す下落となるなど、市場はリスク回避の動きに傾斜した。NY原油・金も大幅に水準を下げ、資源国通貨の調整売りの要因となった。ユーロ円は、一時137円割れまで下落、豪ドル円も84.13円まで安値を更新するなど、クロス円各通貨は全般的に軟調な推移となった。一段の下げも懸念された英ポンドについては、注目されたボーゼン委員の講演内容が量的緩和拡大に含みを残す内容となったものの、市場の反応は限定的となった。英ポンド円は、ショートカバー優勢の展開から150円台を回復しており、この後のアジア勢の反応を見極めたいところだ。
09/10/26 09:31 為替 <NY為替>今週の展望。
先週、週を通して円売り優勢に推移したことで、クロス円通貨の中にはテクニカル的な節目(豪ドル円:85台半ば、NZドル円70.00円、ユーロ円138円台後半)に達した通貨ペアが複数出てきており、これらの通貨ペアの動向に市場の関心が集まっている。中でも、28日の豪第3四半期CPI、29日のNZ政策金利発表と重要な関連イベントが予定されるオセアニア通貨ペアの動向に特に注目したい。これらの指標結果が強い内容となり、前述した節目を上抜けてくるようであれば豪ドル円は大台90.00円が、NZドル円は2007年12月高値と今年安値の61.8%戻しにあたる72.00付近まで上値余地が広がるだろう。ただ、上抜け切れない状況が続くようなら、短期的な調整局面を迎えることも考えられる。いっぽうで米ドル円は短期的な上値目標となっていた91.70円付近を上抜けたことでテクニカル的な地合いは強まっている。こちらも29日の第3四半期GDPや30日の9月PCEデフレーターと注目材料は多い。これらの材料をこなしつつ、年初来高値と安値の61.8%戻しとなる96.30円付近までの上昇に期待したい。
09/10/23 08:33 為替 <NY為替>米国時間よりクロス円買い気配
22日の外為市場のクロス円各通貨は欧州市場の下落から一転、米国市場に入り底堅く推移することとなった。欧州市場ではタッカー英中銀副総裁が「必要であれば量的緩和策を拡大する可能性もある」と述べたことをきっかけに、リスク回避の流れから水準を落とすこととなった。だが、米国市場開始当初こそ新規失業保険の悪化(予想51.9万件 結果53.1万件)を受け小幅売られたものの、発表された米国企業決算の内容が総合的に良い内容であったため、NYダウの上昇を呼び込み1万ドルの大台を回復するや、外為市場においてもリスク選好志向からクロス円、特に豪ドルなどの高金利通貨に買いが集まることとなっている。市場関係者の間では引け後の決算内容も好調だったことでアジア時間に入ってからも堅調な推移が期待されており、資源価格が高値圏で推移していることから豪ドル買いが続くとの声も。週末ということで調整売りの局面も出てくるだろうが、そこは押し目買いの絶好の場となるだろう。
09/10/22 09:27 為替 <NY為替>主要通貨に対し米ドル円売り活発化
21日の欧米市場では主要通貨に対する米ドル売りが目立つ格好となった。米銀大手ウェルズファーゴの決算内容を好感視したこと、4日連続の連騰となった金や年初来高値を更新した原油価格を背景に、リスク選好の流れが再燃しユーロが対米ドルで2008年8月以来となる1.5000の大台にNY終値ベースで乗せる動きを見せた。FOMCでの算定基準となる地区連銀経済報告も、12地区の連銀すべてが多くの分野で製造業と住宅部門を中心に景気が「安定もしくは緩やかに回復している」と指摘したことも材料に挙げられる。この流れは加ドル対米ドルにおいても顕著であり、カナダ財務相は昨今のカナダドルの上昇についてカナダ中銀と懸念を共有、カナダ経済の成長は緩やか、カナダ経済のファンダメンタルズは強いが米経済の弱さが懸念材料と示したこともあってか、一時1.0580加ドルまで急騰する動きをみせている。各国の景気回復の糸口が見え始めたことで楽観論が見え始めているが、先行き透明感の払拭には至っていないものの、このリスク選好の流れがどこまで続くか注視していきたい。
09/10/21 08:52 為替 <NY為替>値の重さ継続
20日の欧米市場では各クロス円通貨が、上値の重い推移となった。昨日発表された9月建設許可件数(予想59.0万件 結果57.3万件)や9月住宅着工件数(予想61.0万件 結果59万件)をうけ、米企業決算が強弱入り乱れるなかNYダウが売られ、リスク回避の流れとなった。建設関連指標に関し、米国では住宅購入者向けの住宅減税が11月末で打ち切られることから、特需の失われる住宅市場の先行きに対する懸念が広がったことが背景にはあるようだ。最近のクロス円が急速に値を伸ばしていたことから利益確定の調整売りと見る向きもあるが、FOMCで政策の算定にも使われる米地区連銀経済報告が本日発表がこちらの内容如何ではさらに追加の売りが持ち込まれることも予想されるため注意が必要だ。一方の加ドル円は大きく値を下げる結果となった。きっかけとなったのはカナダ中銀の声明分で、政策金利を2010年まで据え置くこと、現状のカナダ高が景気回復の足を引っ張ることを懸念すると示されたことから加ドル売りを誘った模様。原油市場が80ドルを付けたことで資源国通貨に達成売りがでたことも、追加の売りを呼び込んだようだ。一連の下落により上昇トレンドを割り込む恐れも出てきたため注意していきたい。
09/10/20 08:46 為替 <NY為替>強いリスク選好の流れ
19日の欧米市場ではクロス円通貨の上昇が目立つ結果となった。NY連銀が実施したリバースレポテスト(リバースレポとはFRBが国債などの資産を売却して現金を受け取り、後日高めの価格で資産を買い戻す取引を指す。金融引き締め時市場から余剰資金を吸収する手段の一つ)の際の声明で、現在行われたものは金融引き締め措置ではないとの文言が、金融緩和継続との見方に繋がったことがある模様。米大手企業の決算も市場予想を上回りダウ平均が年初来高値を更新したことや、その上米時間引け後においても米アップルやテキサスインスツルメンツの好決算をうけたことでリスク選好の流れが強まっていることが挙げられる。一連の流れを受け、資源国通貨などに買いが入り、特に豪ドル円は16日の高値84.24円を一時的に抜くなど再び上値を試すなど底堅い展開が続いている。原油市場においてもこの流れは同様で、8日連続の上昇により到達した79ドル台後半の取引は約1年ぶりの高値水準ということで、現状のリスク志向の流れが非常に広い分野で起きているとする声も。通貨によっては長期的な上昇余地はサブプライムショック以前の高値にある、と発言をする気の早いエコノミストもおりこの流れがどこまで継続するか注目だ。
09/10/15 07:53 為替 <NY為替>米ドル円、底固い推移。
14日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は底固い展開となった。NY時間中に発表された大手米銀JPモルガンの第3四半期決算(予想:一株利益+0.51ドル 結果:一株利益+0.82ドル)や、9月小売売上高(予想:前月比−2.1%、結果:−1.5%)が予想を上回る結果となったことが下値での米ドル買いを支えたようで、89円台前半から半ばへとじりじりと水準を上げている。JPモルガン決算発表後、一時的には本日高値を89.91円まで更新する場面も見られたが、好材料が揃い欧米株が堅調に推移したことで市場のリスク志向が強まり、低金利の米ドルは円以外の主要通貨に対しては売り優勢に推移、米ドル円の上昇も緩やかなものとなった。米国のファンダメンタルズは改善傾向にあるものの、他方では21日間移動平均線(現在は90.10円)付近での上値の重さを懸念する声も聞かれはじめている。同水準を確りと上抜けることができるかが、目先米ドル円の注目点となるだろう。一方で豪ドル円は株高→円売りの流れのなかで、年初来高値を82.03円に更新している。高値更新後は達成感から、利益確定の豪ドル売りに押されたが、追加利上げ期待の高まり等を背景に市場の豪ドル買い意欲は強い。アジア株が欧米株の流れを引き継ぐようであれば、再度高値更新の場面もあるだろう。
09/10/14 07:59 為替 <NY為替>米ドル円、89円台後半で方向感乏しい。
13日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は89円台後半を中心にもみ合う展開。14日のJPモルガン・16日のシティグループ等、明日以降に集中する米大手銀の第3四半期決算発表への警戒感からか、一方にポジションを傾ける向きは少なかったようだ。NY時間序盤にはイランの外貨準備比率において、ユーロが米ドルを上回る可能性が高いとの報道もあったが、相場への影響は限定的であった。テクニカル的にみても上下を5・21日間移動平均線(5日:89.30円付近、21日:90.20円付近)に挟まれ、方向感の生まれにくい状況にあり、目先は89円台前半〜90円台前半での往来相場が展開される可能性が高そう。ただ、このレンジをブレイクした際は、抜けた方向へ新たなトレンドが形成されることも考えられるため、前述した移動平均線付近における攻防には注意をしておきたい。
09/10/09 08:14 為替 <NY為替>豪ドル円レンジの上値抜ける。
8日、欧米市場の豪ドル円はレンジの上値として意識されていた9月23日の高値80.12円を抜け、上値を80.34円まで更新するなど引き続き底堅い展開となっている。東京時間にて発表された豪雇用統計の結果に加え、金が史上最高値を更新する動きに加え、NY原油も一時72ドル台を付ける動きを見せており資源国通貨としての側面から買い進まれた模様。NY終値にて80円を維持できたことで、市場ではレンジ上値が8月10日高値82.01円になるとの声も聞かれており、リスク選好の流れが継続するまで高値圏を推移するのではとの声も聞かれている。一方の米ドル円は新規失業保険申請件数が予想55.0万件のところ結果52.1万件との好結果を受け、若干買われる場面も見られたがもみ合いに終始。注目されたトリシェECB総裁による政策決定後の記者会見で、米政権が「強いドル政策を望む考えを表明することは重要」と言明するも、現状のユーロ高について改めて発言するには至らず米ドル買いの材料にはなり得なかった。
09/10/08 07:48 為替 <NY為替>米ドル円安値更新。
7日、欧米市場の米ドル円は引き続き売り圧力に苛まれ、安値を一時88円近辺まで更新することとなった。背景には藤井財務省より、「異常な事態、無秩序な状況になった時は何らかの措置を取る。今は静かに見守る段階だ」とのコメントを受け、現状の価格帯で介入が行われる可能性が否定されたことで売り圧力が高まった。また金が高値をさらに更新する動きも見せていることから、市場では米ドル資産から資金が流失している流れが変わるまで、米ドル円の下落トレンドは継続するとの声が聞かれている。米企業の決算ラッシュの走りとして注目された製造業大手アルコアの好決算が発表されたが、米ドル円が値を戻すことなく推移していることも米ドル円の弱さを裏付けするものと言えそうだ。一方の豪ドル円は79円近辺でもみ合い推移。先日サプライズとなった政策金利の引き上げ後、豪経済の先行きを確かめる上で外せない、豪雇用統計を前に様子見気配となっている。
09/10/07 07:50 為替 <NY為替>米ドル円続落。
6日の米国市場の米ドル円は引き続き上値の重い展開が続いている。OPECを主軸としたアラブ湾岸諸国が原油取引において米ドルでの決済を中止する協議を極秘にしているとの噂が伝わるなか産油国側はこの報道を否定。「米ドルは自国にとって最も利便性が高い通貨であり、ドルペッグ制は自国の利益である」と述べているが、「湾岸協力会議での通貨体制についてはあらゆる選択肢を検討」と噂を完全に否定する内容ではなかったことで、米ドル売りが再燃している模様。テクニカル面では直近の安値と同水準である88.60円で何とかサポートされているものの、9/28の安値88.22円を目前に控え予断を許さない状況が続いている。一方の豪ドル円は底堅い展開。NYダウが続伸していることや、金が史上最高値を付けるなどの支援材料もありレンジ上値80円トライもあり得るだろう。
09/10/06 08:14 為替 <NY為替>リスク選好の流れ。
5日の米国市場ではオセアニア通貨や資源国通貨を中心に底堅い展開となっている。背景にはゴールドマン・サックスが米大手銀行の投資判断を引き上げたことや、9月米ISM非製造業景況指数の好結果(予想50.0 結果50.9)を受けNYダウが100ドル以上水準を上げたことから、リスク選好の流れとなり高金利通貨や資源国通貨に買いが集まった模様。米金融株を中心に買われたことで、続くアジア市場でもここ最近の売り局面からいったん買い戻されるとの声も聞かれている。とはいえ、米経済への不透明感等が払拭されたわけでもなく、この上昇は限定的だとみる向きが多くあくまでレンジを行き来する可能性が高いか。テクニカル面では本日の上昇により21日間移動平均線を目前に控え、上値が重くなる水準に達していることから1日の高値79.57円を上値目処とし売りをかけていきたいところだ。
09/10/05 08:39 為替 <NY為替>今週の展望。
先週末、9月米雇用統計が大幅な悪化傾向を示し、米景気見通しに対する不透明感が強まった。米ドル続落の懸念が高まったが、週末のG7声明で「為替相場の過度な変動は経済や金融の安定に悪影響を与える」と世界的な米ドル安を牽制する文言が加えられ、一旦は下値を支えられる形となっている。今週は米ドルに関わる材料が乏しく、米ドル円はテクニカル中心の展開となりそうで、その際は大台90.00円を回復できるかどうかが焦点となるだろう。一方で豪州・ユーロ圏・英国では金融政策決定会合(豪:7日、ユーロ圏・英国:8日)をはじめ、経済イベントが多い。早期利上げ期待の燻る豪州、逆に追加利下げの可能性が噂される英国等の会合内容に対する注目が特に高まりそう。豪ドル円は76円台半ば〜80.00円付近のレンジ相場が継続するのか、英ポンド円は140円台を維持できるかがそれぞれのテクニカル的な注目点となるだろう。
09/10/02 07:58 為替 <NY為替>リスク回避の動きが強まる。
日の欧米外国為替市場は、リスク回避の円買い・ドル買いが優勢となった。この日行われたユーロ圏財務相会合で、為替についての話し合いが有ったとトリシェECB総裁が発言しており、ユーロは対円、対米ドルで値を崩した。また、米新規失業保険申請件数やISM製造業景況指数が市場予想を下回り、米株式市場の急落を呼び込んだ事もリスク回避行動の要因となっており、その他のクロス円通貨も下落、豪ドル円は78円を割り込む水準で大方の取引を終えている。目先の東京市場でも、米雇用統計を控えたポジション調整が出易いとの声が一部市場筋から聞かれており、更なる下値追いも考えられそうだ。とりわけユーロ円に関しては、ユーロ圏失業率の悪化を嫌気した売り物が上値を抑えており、週初の安値である129.79を下回る可能性もあるだろう。
09/10/01 08:23 為替 <NY為替>資源国通貨の上昇目立つ。
30日の海外市場において、米ドル円はレンジ内での往来相場となった。欧州序盤に伝わった藤井財務相の発言(週末のG7で、最近の円高をとりあげる予定はない)を受けた円買いから、米ドル円は一時89.35円まで下値を削る展開。その後、第2四半期米GDP確報値が市場予想を上回ったことから上昇する場面も見られたが、米景気関連指標の悪化などから上値も重く、方向感のない値動きが続いている。日足終値ベースでは再度90円を割り込んでおり、テクニカル的には下値不安の意識される相場付きとなりそうだ。一方のクロス円通貨も、序盤上値の重い推移となっていたが、その後商品価格が上昇した事を背景に、資源国通貨である豪ドルや加ドルは主要通貨に対して大きく上昇、それぞれ本日の高値近辺で大方の取引を終えている。特に豪ドルは、対米ドルで1年2か月ぶりの高値水準を記録しており、豪通貨当局のコメントには注意を払いたい。
09/09/30 08:14 為替 <NY為替>海外時間は、ポンド買いが優勢。
29日の欧米外国為替市場は、主要通貨に対して英ポンドが大きく買われる展開となった。この日開かれた会合で、英中銀が追加的な金融緩和策を計画していないとの話がなされたと報道されており、マイナス金利導入を懸念したポンド売りの動きが巻き戻されているようだ。但し、通貨当局による正式な表明ではないため、下値不安が払拭されたとは言い難い。短・中期の移動平均線は依然として下向きであり、東京時間では戻り売り圧力が強まる可能性もあるだろう。一方、NZドル円は米国時間で値を削る展開となっている。サモア沖付近で発生した大地震を受け、同国には津波警報が発令され、これがNZドルの圧迫材料となっているため、引き続き軟調な値動きとなる可能性があるだろう。尚、目先の東京時間では、10:30に予定されている豪小売売上高の内容に注目が集まりそうだ。
09/09/29 08:14 為替 <NY為替>各通貨、大きく反発。
28日の欧米外国為替市場は、円に対して外貨を買い戻す動きが優勢となった。欧州株式市場が小幅高で寄り付き、その後も上げ幅を拡大していったことから、リスク許容度が改善され、円売り要因となった。また、トリシェECB総裁が「強いドルは米国にとって重要」と発言したことも意識されており、米ドル円の上昇がクロス円通貨の水準を引き上げたようだ。しかしながら、米ドル円については先週末の水準を回復できずにNY取引が引けており、依然として上値の重さが意識される可能性がある。東京時間で90円の大台を回復できるかどうかが、今後を占う試金石となるだろう。一方の加ドル円は、本日安値から大きく値を戻し、プラス圏で取引を終えている。カーニー中銀総裁が、下半期の経済見通しについて強気な見方を示したことが材料視されており、原油相場の上昇も相まって加ドルのサポート要員となっている。
09/09/28 09:12 為替 <NY為替>今週の展望。
先週からの流れを引き継ぎ早朝から円高が継続。先週末に報じられた藤井財務相の介入否定発言が尾を引いているといえよう。米ドル円に関しては先週末7カ月ぶりに90円を割り込んだが、テクニカル的に見ると今年の安値87.10まで目立ったサポートラインがなく、これを目指す流れで売り圧力は強いだろう。しかし、日足のボリンジャーバンドでは−2σを下回っており短期的には多少の戻り余地はある。が、大きな流れの中では下落の渦中にあると言え、戻ったところでは売り遅れた向きの恰好の戻り売り機会を提供することになりそうだ。本格的に上昇するには、少なくとも87円近辺をつけてからになるのではないか。今週注目の経済指標は、日本では9/29の消費者物価指数、10/1の日銀短観、米国では9/29には住宅関連指数のケース・シラー総合指数、10/1のISM製造業景況指数、そして10/2の米雇用統計が挙げられる。
09/09/28 09:00 為替 今週の展望。
先週からの流れを引き継ぎ早朝から円高が継続。先週末に報じられた藤井財務相の介入否定発言が尾を引いているといえよう。米ドル円に関しては先週末7カ月ぶりに90円を割り込んだが、テクニカル的に見ると今年の安値87.10まで目立ったサポートラインがなく、これを目指す流れで売り圧力は強いだろう。しかし、日足のボリンジャーバンドでは−2σを下回っており短期的には多少の戻り余地はある。が、大きな流れの中では下落の渦中にあると言え、戻ったところでは売り遅れた向きの恰好の戻り売り機会を提供することになりそうだ。本格的に上昇するには、少なくとも87円近辺をつけてからになるのではないか。今週注目の経済指標は、日本では9/29の消費者物価指数、10/1の日銀短観、米国では9/29には住宅関連指数のケース・シラー総合指数、10/1のISM製造業景況指数、そして10/2の米雇用統計が挙げられる。
09/09/24 08:11 為替 <NY為替>FOMC消化するも、米ドル円の方向感は乏しい
注目された米FOMC政策金利発表、政策金利は大方の予想通り据え置き(0.0%〜0.25%)となった。対して声明文の内容だが、金利見通しについて「長期間非常に低い水準を維持」とし、一部で持ち上がっていた早期利上げ期待に冷や水を浴びせる文言が示され、発表直後には失望感からの米ドル売りが優勢に推移した。しかし、同時に米経済見通しについては「厳しい落ち込みの後に上向いた」「金融市場は一段と改善し、住宅市場の活動も強まった」等、ポジティブな内容が目立ったことで、早期利上げ期待の後退に伴う米ドル売りが一巡した後は再度米ドルが買い戻される展開となった。米ドル円は91.00円を中心とした往来相場を展開した後、結果的には本日の高値圏となる91.30円付近で大方の取引を終えている。91円台半ばに差し掛かる5日間移動平均線を明確に上抜けられるかが目先の焦点となるだろう。一方で80.00円付近での攻防に注目の集まる豪ドル円だが、FOMC金利発表前に短期筋の仕掛け的な豪ドル買いから、一時80.12円まで本日高値を更新する場面が見られた。しかし、80円台定着には至らず反落、NY時間終盤にかけては79.40円付近まで値を削っている。
09/09/17 08:39 為替 <NY為替>米ドル円、再度91.00円付近へ
16日欧米時間の外為市場において米ドル円は91.00円付近まで水準を上げている。NY時間序盤、8月消費者物価指数(予想:前月比+0.3%、結果:予想:前月比+0.4%)・8月鉱工業生産(予想:前月比+0.6%、結果:前月比+0.8%)等が予想以上の数値を示したことで米ドル買い優勢の展開に。その後、好結果の続く米経済指標を背景に一部で来週のFOMCで利上げが議論されるとの噂が持ち上がると、米ドル円の上昇に拍車がかかり、一時91円台を回復(高値91.37円)する場面も見られた。しかし財務大臣就任の決まった藤井民主党最高顧問が改めて協調介入に対し否定的な姿勢を示すとその後は上値を抑えられる形となっている。藤井財相の介入否定発言や株高に伴うリスク選好の米ドル売りと外的な要因で上値を抑えられることの多い米ドル円だが、90.00円付近での底固さも目立ち始めていることが米ドル買い安心感につながる可能性もある。短期的には今週の高値91.65円を試す展開を期待したい。
09/09/16 08:37 為替 <NY為替>米ドル円、行って来いの展開
15日欧米時間の米ドル円は、行って来いの展開。NY時間序盤、8月米小売売上高(予想:前月比+1.7%、結果:前月比+2.7%)、ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:15、結果:18.8)等の好結果を後押しに米ドル買いが進み一時91.65円まで水準を上げた。その後もバーナンキ米FRB議長から「米国のリセッションは恐らく終わった」とのコメントが出される等、米景気見通しに対するポジティブな材料が続き、米ドル円続伸の展開へ期待が高まった。しかし、上記の材料を好感してダウ平均株価が上昇を始め、株高→キャリートレード解消の流れとなると、キャリー通貨としての性格を強めている米ドルが対主要通貨で売り優勢の展開となり米ドル円もそれまでの上昇分を吐き出す動きとなった。当面は、米景況感の好転を背景とした米ドル買いと、株高を受けた米ドル売りとが交錯し91.00円付近で方向感の出難い展開が続くかもしれない。
09/09/15 08:36 為替 <NY為替>円売り優勢、豪ドル円は再度78円台へ
14日欧米時間の外国為替市場は、円売り優勢の展開となった。「過去2年の金融の混乱、収束し始めている」等、金融安定化が示唆されたオバマ米大統領の演説内容を好感して米株式市場が上昇し、リスク選好の流れが強まった。豪ドル円は本日安値から1円以上上昇し、先週末の水準である78円台半ばを回復している。先ほど、スワン豪財相から「豪の政策金利は緊急的な低水準だ」等、タカ派的な発言がなされており、こちらが豪ドル円上昇の後押しとなる可能性もあるだろう。目先は昨日上値を抑えられた21日間移動平均線(78.50円)の突破が目標となる。一方の米ドル円は90円台後半での推移。NY時間序盤に91台を回復する場面も見られたが、米国が中国のタイヤ製品に対し最大35%の関税を課すとの決定を下したことで、米中の貿易摩擦懸念が持ち上がり、その後の米ドル買い阻害要因となっている。短期的には91.30円付近に差し掛かる5日移動平均線を回復できるかが焦点となりそうだ。
09/09/14 08:49 為替 <NY為替>今週の展望
国連により新たな世界準備通貨銀行の創設が提唱され、米ドルの基軸通貨としての地位が揺らぐなか、先週は世界経済フォーラムが発表する国際競争力ランキングで米国が3年ぶりに2位へ転落した。加えて先週末の夏季ダボス会談では今後の世界経済の牽引役として中国に期待する意見が相次ぎ、市場の「ドル離れ」が拡大している。先週、米ドル円は週を通して弱含み、90円台前半まで弱含む展開。大台割れは回避されたが目立った戻りは見られず、今週も下方に窓を開けてのスタートと地合いは弱いままだ。90円台を維持できるかが、今週最大の焦点となるが仮に割れ込むようであれば年初来安値の87.10円が意識される可能性もでてくるだろう。今週は8月小売売上高(15日)や18月消費者物価指数(16日)をはじめ、米ドル絡みの重要指標が多い。上記のほかでは米国の財政赤字拡大が懸念されるなか、市場の米国に対する信認度を測る上で7月対米証券投資額(16日)への注目度も高まっているようだ。
09/09/11 08:52 為替 <NY為替>米ドル独歩安
10日欧米市場、20:00 BOE(イングランド銀行)が政策金利を発表、一部では更なる金融緩和の可能性が囁かれていたが、政策金利も資産買取枠も変更なしと発表された。これを受けて英ポンド/米ドルは約1ヶ月ぶりの高値を記録。続いて21:30に発表された米貿易収支は−320億米ドルと赤字幅が予想に比べ大幅に拡大し、ここでも米ドルは主要通貨に対し幅広く売られた。米ドル円はストップロスを巻き込み91.42円をつけた。また欧米株式市場の上昇を受けリスク選好の動きが強まりユーロ米ドルは本日も年初来高値を更新している。米ドルの独歩安を受け、米ドル円とクロス円通貨ペアは綱引き状態。米ドル円は安値をトライする一方でクロス円は高値を目指す局面もあるが上昇を妨げられている。米ドル円の下落リスクが払拭されない限り、クロス円の上昇は限定的となりそうだ。
09/09/10 08:31 為替 <NY為替>米ドル円、一時91円台に
9日の欧米市場、NY市場序盤まで米ドル円は92円台前半での推移となっていた。欧米市場の堅調な株価動向からリスク選好が高まり、米ドルは対主要通貨で売られ米ドル円は91円台に突入。ストップロスを巻き込みながら7/13の安値である91.73円を突破した。しかしながら、91.50円近辺では買いオーダーが並び下げ渋った。自立反発し92円を回復。その後発表されたベージュブックの内容は、大半の地区で経済は安定示すとされたものの、雇用の弱さが指摘され、小売売上高伸び悩み、ローンに関する需要も弱い状態であると報告され、依然として景気に関する懸念は残存している内容となっている。米ドル円は92円を挟んでの推移、戻りは弱い。日柄的にはここ数日が安値をつける可能性が高く、92円台を維持できるかどうかに注目したい。また投資家のリスク選好の高まりで米ドルは対ユーロ、豪ドル等で年初来安値を更新した。米ドル円が軟調地合いであることからクロス円は伸び悩んでおり、目先は米ドル円がクロス円の動向の鍵を握りそうだ。
09/09/09 09:26 為替 <NY為替>クロス円じり高推移
8日米国市場の各クロス円は底堅い推移となった。米国時間寄り付きよりリスク選好の思惑も手伝い買い先行で始まったNYダウを受け、つられてじり高推移を見せている。今月24日、25日開催のG20を見据えオバマ大統領が持続可能な成長基盤を築き、金融危機再発を防ぐ規制を策定すべきとの考えを示したこと、その上米国3年債入札が好調な入札結果となったことで、米経済に対する不透明感が和らいだ模様。ただこの流れはクロス円通貨に関し見られるものとなっており、一方の米ドル円は欧州時間での下落を取り戻すには未だ至っていない。とはいえ、先週の安値91.95円を割り込む動きは見せておらず、テクニカル的にサポートされた状況から、短期的に押し目買い意欲が出てくる可能性もあり期待したいところだ。
09/09/08 08:12 為替 <NY為替>レーバーデーで閑散ながら3日続伸
7日の欧米市場、米国とカナダはレーバーデー(労働者の日)のため開店休業状態。米ドル円をはじめ、クロス円通貨ペアも閑散小動きに終始。トリシェECB総裁の会見が行われた。世界経済は最悪期を脱して安定化の兆候を見せ経済指標は予想を上回るものが増えている、回復には依然として不透明性があり注意すべき、金融市場は完全には正常化していない、等など、最近の楽観論をけん制しながらも景況感には前向きな発言が目立った。欧州株は軒並み堅調な推移となったが、為替マーケットへの影響は限定的。早朝、イングリッシュ・NZ財務相の発言が伝わっている。「現在のNZドルはNZ経済のファンダメンタルズと一致しない」マーケットへの反応は現在のところ見られていないが、対米ドルと円で上昇を続けるNZドルに対するブレーキとなるかどうか。日足を見ると先週安値を試した後、米ドル円をはじめクロス円は3日続伸となっており、大幅な上昇はないとしても、大きく崩れにくい地合いといえよう。
09/09/07 10:09 為替 <NY為替>今週の外為展望
今週の外為市場では、底堅い推移となるかに注目。米ドル円に関し、先週の米雇用統計発表直後の為替相場にて短期間に乱高下したことで、方向感が無い状況が露呈するも、7月の安値91.73円を割り込むことなく推移したことで、下値が確認された模様。そのうえ、週末開催されたG20では各国の出口戦略に言及するも具体的な政策には触れず、しばらくは現状を維持するとの見通しを示したことで、動意を得るには至らなかった。市場参加者の間では米商業金融大手CITグループの破たんリスクを注視しながらも、FOMC声明文にあったように米景気の回復は緩やかに進むと示唆されたことで、下値は限定的と見る向きも。今週は月曜日が北米市場が休場ということで、週初めは動意に乏しい展開が予想されるがテクニカル的にも下値を確認したことである程度底堅くする可能性も指摘されている。
09/09/02 07:59 為替 <NY為替>欧米株急落で、リスク回避姿勢強まる
1日欧米時間の外国為替市場において、クロス円各通貨が軒並み軟調な展開となった。高値警戒感の高まっていた欧米株式市場で、週末の米雇用統計・G20といったビッグイベントを前にした利益確定の動きが進み株価が急落、リスク回避の動き円買いが進む形となった。なかでも下げ幅の大きかったのが豪ドル円で、一時本日高値(78.72円)からは2円以上値を削り、本日安値を76.63円まで更新する場面も見られた。7月安値と8月高値の半値押し(76.40円付近)を前に一旦は支えられる格好となっているが、戻りは弱く目先も軟調な推移が続く可能性がありそう。ただ、このあと10:30には第2四半期GDP (予想:前期比+0.3%)の発表がある。昨日金利発表時の豪中銀声明でもあったように豪経済の回復速度は予想以上に早く、今回の第2四半期GDPに対しても強気な見方が多い模様。こちらが豪ドル円反転のきっかけとなるか注目していきたい。
09/09/01 07:59 為替 <NY為替>豪ドル円堅調、東京時間の下落分を取り戻す。
31日欧米時間の外国為替市場において、豪ドル円が確りとした推移を見せている。1日東京時間に予定される豪中銀金融政策決定会合(政策金利は3.00%据え置きが濃厚)の声明において年内の利上げを示唆するのではとの期待が高まっていることが豪ドル買いを後押しした模様。前回分の声明にて「一段の金融緩和余地ある」との文言が削除され、その後スティーブンス豪中銀総裁・スワン豪財相より相次いでタカ派的な発言が聞かれたことが今回の声明に対するタカ派的な見通しの背景にあるようだ。また、8月シカゴ購買部協会景気指数(予想:48.0、結果:50.0)の好結果を受けてダウ平均株価が引けにかけて下げ幅を縮小させたことも豪ドル円上昇の後押しとなり、一時78.72円と東京時間中の下落分をほぼ取り戻す形となった。ただ、目先は注目材料の発表前でもあり、一旦は値動きも限定的となりそう。5・21日間移動平均線に上下を挟まれていることも踏まえると発表までは78円台半ばを中心にもみ合う展開が続きそうか。
09/08/31 08:15 為替 <NY為替>米ドル円方向感なく。
28日の米国時間は昨日に引き続き上値の重い展開が続く結果となった。欧州勢の買いを背景に徐々に値を上げていた米ドル円だが、米国時間に入りNYダウが軟調な推移となると一転水準を下げる展開となった。注目されたミシガン大消費者信頼感指数・確報値は予想64.8のところ結果65.7と市場予想から改善する内容が発表されたがあくまで確報値であり過去4ヵ月で最低水準であることに変わりはないとする市場参加者も多く、買いを呼び込むには至らなかった。 ただ、米ドル円に関し前日付けた安値(93.20円)を割り込む程の下落でもなく、週末ということで引けにかけて一旦買い戻されており方向感のない現状を露呈している。今後の展開として来週は、(火)第2四半期豪経常収支や(水)第2四半期豪GDP、米FOMC議事録、 (木)欧州中銀金融政策発表、そして(金)米雇用統計があるなど、注目度の高い経済指標が目白押しとなっている。特に米指標に関し好結果がそのまま反映されず、逆に売り込まれる状況が続いているが、このあたりをどうこなすのか、今後の基調を試す試金石となりそうだ。
09/08/26 08:10 為替 <NY為替>米ドル円上値重い展開
25日の米国市場では米経済指標の好結果やバーナンキFRB議長の再指名が決定したことで買い進まれる展開を見せたが、その後利益確定の売りに押され水準を切り下げている。注目された8月米消費者信頼感指数の結果は54.1と、事前予想の48.0 から乖離した内容を受け、リスク選好の流れから米ドル円は一時94.69円まで値を上げていた。だがその後、同指標を受け好調だったNYダウや原油価格が利益確定の売りに晒され上値が抑えられると、米ドル円も一転下落に転じることとなっている。市場関係者の間では、NY時間は夏季休暇を取っている参加者も多く、市場のボリュームが薄いことから一時的な値動きに収まってしまうとの声も聞かれ、特に原油相場が一時75ドルの高値を付けたことから達成感もでており、しばらくは上値追いの展開は難しいとの声も。方向感のない現状ではトレンドの形成を呼び込む指標などが発表されるまでは、米ドル円を含む主要通貨でレンジ取引となる可能性が高いと言えそうだ。
09/08/25 08:09 為替 <NY為替>米ドル円NY時間引けにかけて下落
24日欧米市場の米ドル円はレンジでのもみ合い推移となった。NY時間序盤、ダウ平均株価が寄り付きより景気回復期待から続伸したことを受け、米ドル円も買われる展開となっていた。だがその後、米国債権利回りが下げ幅を拡大させたことやダウ平均株価が金融株を中心に売られマイナスに転じたことで、米ドル円もつられて水準を下げる格好に。また米銀7位のサントラストのCEOが、米銀行業界ではさらに多くの銀行が信用損失の拡大リスクや状況改善について依然困難に見舞われていると発言したことも弱材料となった模様。テクニカル的には反転上昇の兆しが出ていただけに、再び上値の重い展開となる可能性が指摘されている。一方のクロス円通貨では豪ドル円が比較的底堅い展開。資源国通貨として原油価格の上昇につられた恰好となっている。前述の状況から上げ幅を縮小させてはいるが、商品市況が好調な伸びを見せていることから他通貨に比べ下値では買い意欲もあるだろう。
09/08/24 08:17 為替 <NY為替>今週の展望
今週は8月IFO景況指数(独:26日)や米・英の第2四半期GDP・改定値 (米国:27日、英国:28日)等、週を通して欧米の景気関連指標の発表が相次ぐ。週の前半は景気底打ち間の高まる米国・ユーロ圏の指標発表が主体で、市場でも楽観的な見方が多い。良好な結果となれば株価上昇→円売りの流れから米ドル円・クロス円通貨のサポート要因となるだろう。ただ、週末に控える英GDP・改定値には注意したい。先週のBOE議事録で、キング総裁をはじめとしたMPCメンバー3名が、先の金融政策決定会合においてサプライズとなった資産買取規模をも上回る増額を主張していたことが明らかとなり、英景気減速に懸念を抱く一部参加者の間では改定値からの大幅な落ち込みを予想する向きもあるからだ。仮にそうなれば相場の波乱要因となる可能性もある。近頃の円相場は株価動向の影響を強く受ける傾向にあるため、上記の指標結果を受けた株式市場の反応にも十分注意を払いたい。
09/08/24 08:14 為替
<NY為替>今週の展望
今週は8月IFO景況指数(独:26日)や米・英の第2四半期GDP・改定値 (米国:27日、英国:28日)等、週を通して欧米の景気関連指標の発表が相次ぐ。週の前半は景気底打ち間の高まる米国・ユーロ圏の指標発表が主体で、市場でも楽観的な見方が多い。良好な結果となれば株価上昇→円売りの流れから米ドル円・クロス円通貨のサポート要因となるだろう。ただ、週末に控える英GDP・改定値には注意したい。先週のBOE議事録で、キング総裁をはじめとしたMPCメンバー3名が、先の金融政策決定会合においてサプライズとなった資産買取規模をも上回る増額を主張していたことが明らかとなり、英景気減速に懸念を抱く一部参加者の間では改定値からの大幅な落ち込みを予想する向きもあるからだ。仮にそうなれば相場の波乱要因となる可能性もある。近頃の円相場は株価動向の影響を強く受ける傾向にあるため、上記の指標結果を受けた株式市場の反応にも十分注意を払いたい。
09/08/21 07:53 為替 <NY為替>NYダウ続伸、クロス円を下支え。
20日の欧米時間は、一時的に円の買い戻しが強まりクロス円を中心に水準を下げたが、NY引けに掛けては持ち直す展開となった。欧州時間は、アジア株の上昇を受けて欧州株が堅調な推移となったが、円相場では短期筋を中心に利益確定の円買い戻しが優勢となり、米ドル円とクロス円各通貨は上値の重い推移となった。特に、英ポンド円は7月小売売上高指数の前年比が予想を上回る内容にも関わらず大幅に売られる動きとなり、英ポンド円は155円を割れる動きに。米国タイムに入ると、予想より悪化した米新規失業保険申請件数(結果:57.6万件 予想: 55.0万件)を嫌気してリスク回避の円買いが先行し、米ドル円は93.85円、ユーロ円は133.39円、英ポンド円は154.55円まで安値を更新した。マーケットはやや弱気なムードとなったが、8月フィラデルフィア連銀景況指数(結果:4.2 予想:-2.0)が予想外のプラス圏回復となり、反発する展開となった。フィラデルフィア連銀景況指数がプラス圏を回復するのは昨年9月以来となり、市場ではこの結果を好感する動きが広まったようだ。NYダウは前日比+70.89ドルで引け3日続伸となり、米ドル円とクロス円の反発をサポートする形となった。ただ、各通貨ペアとも戻りは限定的となるなど、依然として円高リスクを意識した展開が続いており、材料次第で株価が弱含む場面では急激な円高の動きに注意を払いたいところか。
09/08/20 07:56 為替 <NY為替>NYダウ続伸、クロス円はやや持ち直し。
アジア株下落を受けた弱気なムードは欧州時間も継続。欧州株が軟調に推移するなかで、リスク回避の円買い戻しが進む形となり、クロス円は全般的に水準を下げた。ユーロ円は先月22日以来の安値水準となる132.17円まで下落。豪ドル円は17日の安値(77.04円)を下抜け、約3週間ぶりの76円台(安値:76.70円)を付けた。アジア・欧州株の軟調さから、マーケットでは米国株価に対しても弱気な見方が増え、NYダウは反落してスタート。しかし、欧州タイムに伝えられていた中国国務院が中小企業を支援する追加景気対策を導入するとの報道が、中国株が反発するとの思惑を徐々に後押する形となり、米株価の支援材料となった。さらに、米政府も追加景気対策を発表するとの噂まで広まり、米国株反発をサポートした。NYダウは一時的に前日比+100ドルを超える水準まで上昇したことから、市場のリスク回避姿勢は和らぐ動きに。クロス円各通貨も、豪ドル円が一時78円を回復するなど、本日下落分を縮小している。その他のクロス円では、米週間石油在庫統計で原油在庫が予想外に大幅減となり、NY原油が72ドル台まで上伸したことを受けて、加ドル円が85円台後半まで水準を戻している。この後のアジア時間では、中国の中小企業支援策報道やNYダウ上昇を受けて、株価が反発する動きとなるかがポイントなりそうだ。
09/08/19 07:56 為替 <NY為替>弱い米経済指標受け、一時円買いが強まる。
18日の欧州時間は、アジアの流れを引き継ぎ円売りが優勢の展開。8月独ZEW景況感調査(結果:56.1 予想:45.0)が予想を大幅に上回ったことが好感され、欧州株が反発する動きとなるなど、リスク回避の動きが和らぐ形となった。この動きを受け、米ドル円は95.30円、ユーロ円は134.87円、豪ドル円は78.75円まで高値を更新した。しかし、米国時間に入ると、7月米生産者物価指数(結果:前月比-0.9% 予想:前月比-0.3%)、7月米住宅着工件数(結果:58.1万件 予想:59.9万件)、7月米建設許可件数(結果:56.0万件 予想:57.7万件)が、軒並み予想を下回る弱い内容となり、失望感からリスク回避の円買い戻しが優勢に。クロス円各通貨は、本日上昇分をほぼ削る格好となった。その後は、弱い経済指標を受けて続落が懸念されたNYダウが、米小売大手2社(ターゲット、ホーム・デポ)の予想を上回る決算やアジア・欧州株の上昇に下支えされる動きとなり、反発してスタート。結局、前日比+82.60ドル(9217.14ドル)で引ける形となったことから、クロス円は緩やかに反発して引ける展開となった。円相場は、主要株価を睨みながらの動きが続いており、目先はNYダウ反発を受けたアジア株の動向に注目が集まりそうだ。
09/08/18 07:59 為替 <NY為替>クロス円各通貨、戻りは限定的。
17日の欧米時間は、アジア株の大幅下落を受けてリスク回避の動きが先行。欧米の株価は2.00%近い下落となり、円相場では引き続きリスク回避の円買い戻し圧力が強まった。しかし、注目された8月ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:2.00 結果:12.08)が予想を大きく上回ったほか、8月NAHB住宅市場指数(予想:18 結果:18)が2008年5月以来の良い内容となり、クロス円各通貨が反発するきっかけとなった。NY引けにかけては、下落幅を縮小させていたNYダウが再び2.00%に迫る下落となったため、クロス円の戻りは限定的なものに。アジアタイムに下げを加速させていた英ポンド円は、一時的に下落幅を拡大させて安値を153.46円まで更新。英経済指標の弱さがクローズアップされており、18日の消費者物価指数や小売物価指数が弱い内容となれば、一段の英ポンド売りとなる可能性もあり注意したい。一方の米ドル円は、94円台半ばを中心にもみ合う展開。クロス円の下げが強まるなか、米ドルが対主要通貨で強含んだことが下支え要因となった。先週発表された米小売売上高の失望をきっかけに、景気回復に懐疑的な見方が広まりつつあるが、今週は再び強い内容を示す経済指標も出ており、週末に掛けて予定される経済指標の内容が、株価下落に歯止めをかけられるかが円相場の行方を左右しそうだ。
09/08/17 08:10 為替 <NY為替>今週の展望
先々週発表の米雇用統計とは裏腹に、先週、報じられた米小売売上高の落ち込みぶりが、米国経済のV字回復は簡単ではないことを浮き彫りにさせた。夏休み特有の動きの激しいマーケットであった。日本勢がお盆休みであり為替取引ボリュームの減少もこの動きに拍車をかけたと思われる。今週の米ドル円は再び高値トライというよりも、横ばいもしくは、下落方向へのバイアスが強くなりそうだ。日足チャートを見ると、好調な米雇用統計でいったん下落トレンドに終止符を打ったかに見えたが、勢いは続かず反転し、再び以前の下落トレンドに戻っている様相。上値は重そうだ。このことはクロス円通貨ペアにも影響を与えるだろう。今週の注目される経済指標だが、本日は5四半期ぶりにプラス成長が見込まれている日本の第2四半期のGDPが発表される。また今夜にはニューヨーク連銀製造業景気指数が発表、こちらも約1年ぶりのプラス転換が見込まれているが果たしてどうか。翌18日の米住宅着工件数建設許可件数や21日の中古住宅販売件数にも注意したい。
09/08/14 09:11 為替 <NY為替>米ドル円軟調な推移。
13日、欧米市場の米ドル円は円買い推移の軟調な展開となった。背景には予想外の悪化を示した米小売り売上高(予想0.8% 結果-0.1%)や新規失業保険申請件数(予想54.5万件 結果55.8万件)の結果を受け、市場では先週の米雇用統計以後広まっていた米景気底打ち観測を否定する流れが出ていることが挙げられる。そのためリスク回避の流れから売り圧力が増大しているとの観測も出ており、米ドル円はしばらく上値の重い展開になるとの声も挙がっている。先週末の上昇分も吐き出したことでテクニカル的にも下落基調が見え始めており注意が必要だ。一方のNZドル円はNY時間引け後発表されたNZ小売売上高の好結果(予想-0.3% 結果0.1% )を受け若干買われる展開となっていたが、そのご売り戻されており、クロス円の上値の重さを露呈することとなっている。
09/08/11 08:35 為替 <NY為替>クロス円は、円安継続との見方。
10日の欧州市場の米ドル円、クロス円は全体的に上値の重い相場展開となった。明日にFOMCを控え市場ではポジション調整をメインに売り圧力が強まっているという。その中でも特にポンド円は英大手報道機関より発表されたインフレ報告で、BOEが成長率の予想を下方修正したことを受け下げ幅を拡大させており、米雇用統計の上昇分を吐き出すなど冴えない展開となっている。この流れは英株式市場にも及んでおり、英ロイズの増資観測から金融セクターを中心に売り圧力が強いことからポンド円はしばらく上値の重い展開となりそうだ。一方のNZ円、豪ドル円は底堅い展開。雇用統計後の水準を維持しながら調整もある程度こなしているとの声も。本日10:30ごろ発表予定の豪NAB企業信頼感指数や、影響を受けやすい中国経済指標の結果如何で再び動きが出てくるだろう。
09/08/07 08:59 為替 <NY為替>英ポンド円急落、一時159.95円。
6日欧米時間の外国為替市場は、英ポンド円が軟調な展開となった。欧州時間、英中銀金融政策会合の内容(政策金利は0.50%据え置き、量的緩和策については500億英ポンド増額)が発表された。金利据え置きは予想通りだが、量的緩和策の拡大幅はサプライズ。事前予想では据え置き、拡大で見方は二分される形であったが拡大を予想していた向きも拡大幅については政府承認の完了している250億英ポンドに留まるとの見方が大勢であった。発表後英ポンド円は一時159.95円まで本日安値を更新、発表前の水準からは2円以上の急落となった。ダブルトップを形成しはじめたことでテクニカル的な地合いも弱化傾向にあるといえ、目先も上値の重い推移が展開されそうか。心理的な節目となる160.00円の大台を維持できるかどうかが目先の注目点となるだろう。一方の米ドル円は95円台で方向感の乏しい展開。対英ポンドにおける米ドル買い優勢の流れが波及し一時95.81円まで本日高値を更新したが、以降は調整売りが進み95円台前半まで押し戻されている。本日の米雇用統計への警戒感も高く、発表までは95円台半ばを中心にもみ合う展開が予想される。尚、ECB金利発表は市場予想の通り据え置き(1.00%)、トリシェ総裁の会見内容も新味に欠けるもので相場への影響は限定的であった。
09/08/06 08:53 為替 <NY為替>米ドル円、往って来いの展開。
5日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は往って来いの展開。欧州時間中は、仏銀ソシエテ・ジェネラルの好決算等を受けた欧州株の堅調推移から円売りが優勢にとなり、米ドル円も一時本日高値を95.40円まで更新する展開となった。しかし、NY時間に発表された7月ADP全国雇用者数(予想:-35.0万人、結果:-37.1万人)、7月ISM非製造業景況指数(予想:48.0、結果:46.4)が市場予想に比べ悪化したことで、以降は米ドル売りが優勢に転じ94円台半ばまで値を削っている。今週最大の焦点が明日の米雇用統計ということもあって一方的な展開とはならなかったが、本日出された材料は徐々に高まっていた米景気底打ち感に冷や水を浴びせる格好となった為、目先は米ドル買いについては慎重な向きが増えそう。5日間移動平均線が差し掛かっていることもあり、95.00円付近では上値の重い推移を強いられる可能性があるだろう。尚、先ほど第二四半期NZ失業率(予想:5.7%、結果:6.0%)の発表があった。予想以上に悪化した結果を受け発表後はNZドル売りが進み、NZドル円は63.70円付近まで弱含んでいる。先月までレジスタンスとして意識されていた63.30円付近が今度はサポートとして機能するかが目先の注目点となるだろう。
09/08/05 08:42 為替 <NY為替>米ドル円確り、豪ドル円も再度80円台へ。
4日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は確りとした展開となった。6月中古住宅販売保留(予想:前月比+0.7%、結果:前月比++3.6%)の好結果から米住宅市況への回復期待が広まると、米ドル買いが進み東京時間中の下落分を取り戻す格好となった。ただ、週末に米雇用統計というビッグイベントを控えるなかでは、追加的な米ドル買いを呼び込むには材料不足との見方も多く、昨日の高値圏である95円台半ばでは上値を抑えられている。東京時間中は、注目材料も少なくテクニカル中心の取引が展開されそうだが、その際は先週末の高値95.91円を上抜け、96円台へと乗せることができるかが焦点となりそうだ。一方のクロス円通貨では、豪ドル円が再度80円台を回復した。米株市場の堅調推移からリスク志向が高まったことが背景だが、NY終値ベースで80円台を維持したことは豪ドルの支援材料となりそう。明日の豪雇用統計への警戒感が強く一方的な展開とはなり難そうだが、80.00円の大台をサポートに史上最高値(107.87円)と史上最安値(55.13円)の半値戻し(81.50円)を試す展開を期待したい。
09/08/03 07:58 為替 <NY為替>米GDP統計発表直後に高値を更新、その後値を崩す。
31日の欧米市場、注目の第2四半期米GDP速報値は(予想:−1.5% 結果:−1.0%)と予想以上に改善され、直後米ドル円は95.91円まで上昇した。しかし、前回値が−5.5%から−6.4%へ下方修正されたことや、詳細を見ると個人消費の落ち込みが嫌気され、市場はすかさず米ドル売りへ傾斜。米ドル円は94.50円まで値を削り、安値圏でそのまま引けた。月末特有のポジション調整もこの流れに拍車をかけたようだ。ほとんどのクロス円通貨ペアは米GDP統計を機にこの日の高値を記録したが、米ドル円の動きに寄り添うようにその直後から急落を演じた。中でも豪ドル円は79.64円と80円を目前に失速、約1円下落し78.54円まで下落したが、引けにかけて切り返し79円台で取引を終えた。
09/07/31 08:21 為替 <NY為替>米ドル円96円直前まで上伸。
30日の欧米市場、新規失業保険申請件数は増加したが約3カ月ぶりに継続需給者数が減少。雇用環境の悪化の下げ止まり観測が、米国経済の底打ち期待につながった。これを受けて欧米株式市場は全面高。リスク選好指向の高まりから円売りの流れに。米ドル円は95.89円を記録した。今年1月の安値、87.09円と4月の高値101.42の38.2%戻しが95.94円にあたり、これが意識された様子。豪ドル円も79.32円までこの日の高値を更新、28日の高値にほぼ並んだ。NY市場午後に入ってからは利益確定の売りに上値を抑えられ、いずれも高値からは軟化し引けている。注目された7年債の入札は堅調な結果となり、債券市場関係者を安堵させた。IMF(国際通貨基金)がユーロについて言及。ECBは政策金利を低水準で当面据え置くべきとのコメントを出したことから対米ドルで圧迫される場面もあったが、ユーロ円は米ドル円の堅調さに支えられこれに沿った動きとなった。本日は月末、週末と末日が重なり、特に午前中は売買交錯し方向感が出にくいだろう。
09/07/29 08:21 為替 <NY為替>米消費者信頼感指数悪化で、リスク回避の円買い
28日の欧米市場、欧州時間序盤こそ、円安の流れが継続したが、その後、欧米の株式市場が高値警戒感から反落。あわせて為替市場でも利益確定の円買いがマーケットで支配的となった。これに輪をかけたのが23時に発表された米消費者信頼感指数(予想:48.5万件 結果:46.6万件)でNYダウが大幅下落、これを受けてポジションの巻き戻しが加速した。米ドル円は94.04円、豪ドル円は77.33円を記録した。昨晩は米国2年債の入札があり、その結果が芳しくなかったこともリスク回避の流れを後押ししたようだ。しかし引けにかけて株価は持ち直しNYダウは前日比11米ドル安まで戻したこともあり、リスク選好の流れとなり再び円安に。米ドル円は94.56円、豪ドル円は78.20円で引けた。しかし、豪ドル円をみると下落分の半値戻しの水準に留まっており、上値の重さを予感させる。本日午前中は本邦投資家の外貨買い意欲が、顕在化するかどうか見極めたいところだ。
09/07/28 08:31 為替 <NY為替>高値圏でもみあい
27日の欧米市場、株式市場はやや軟調で始まったが、23時に発表された新築住宅販売件数は、(予想:35.2万件 結果:38.4万件)となり予想外の好結果となった。これが株価下落に対する「かすがい」となり、一時軟調になる局面もあったが、引けにかけNYダウは前日比15米ドル高となった。為替市場において、米ドル円はNY市場序盤、この日の高値を更新、95.38円をつけた。株高を好感しリスク許容度が拡大したが、その後は高値警戒感からの利食い売りと新規買いが交錯、高値圏でのもみあいとなっている。27日米中戦略経済対話が開幕したが、その中でガイトナー米財務長官は「 財政再建と貿易赤字縮小に取り組む。」とし、最大の米国債保有国である中国からの先制攻撃をけん制した。本日も株価動向が焦点となろうが、マーケットが全体として上値追いをする中で、しっかりと利食いを入れていきたいところだ。
09/07/27 08:24 為替 <NY為替>今週の展望。
米国の企業業績が好調で株高が持続し、リスク選好の動きが強まったことで、先週は円売り外貨買いの機運が高まった。今週は日本、そして欧州でも大手企業の四半期決算の発表が相次ぐ。米国株価と日本の株価はそれぞれ約7カ月ぶりの9,000米ドル、約1か月ぶりの10,000円と節目の水準を迎えており、株価が戻り高値を更新するかどうかを見極めたいところだ。米ドル円に関しては、4/6につけた今年これまでの高値101.42円から引いた下降トレンドラインが機能しており、上伸したとしても96円近辺では上値を抑えられるだろう。今週注目の材料としては、上記大手企業の四半期決算の他、今晩の米新築住宅販売件数、そして金曜日の米第2四半期GDP速報値が挙げられる。GDPの構成項目の中では個人消費に注目したい。前期は3四半期ぶりにプラスに転じたが、この傾向が続くか再びマイナスになるかでマーケット参加者の米国経済の回復度合いの印象は大きく変わる。米国以外では明日のスティーブンス豪中銀総裁の講演に注目したい。来月4日の金融政策会合をうらなう上で重要だ。
09/07/24 08:23 為替 <NY為替>円全面安、NY引けにかけ利食いに押される。
23日の欧米市場。NY勢が本格参入し始めた昨晩9時過ぎより幅広く円が他の通貨に対し売られた。23時に発表された米中古住宅販売件数(予想:483万件 結果489万件)が、良好であったことも円売り外貨買いに一役買ったようだ。欧州、米国とも株価は全面高。リスク選好志向の高まりが支配的となり、米ドル円は約2週間ぶりに95円台を記録、高値を95.30円まで伸ばした。クロス円も全面高、中でも約3週間ぶりに豪ドル円は78円を付けた。しかしNY市場の引けにかけて利益確定の豪ドル売りに上値を抑えられ反落77円前半まで下落した。明けて早朝より、本邦投資家と見られる豪ドル買いが見られ再び上昇し77円台半ばまで戻している。本邦投資家の外貨買い意欲は旺盛だが、海外勢に煽られ高値をつかむことも多いだけに小まめに利食いを入れていきたい。
09/07/23 08:34 為替 <NY為替>方向感なく推移、マーケットは次の材料探し
22日の欧米市場、米上院でバーナンキFRB議長の議会証言が行われた。証言内容は前日の下院と変わらず、サプライズはなかった。株価動向を横目に方向感なく推移し保合い相場となっている。米企業の第2四半期の決算発表も峠を越え、次の材料待ちといったところか。チャートを見ると米ドルの上値が日足、時間足共に切り下がってきている。米ドル円は今年1/21に記録した安値87.09円と今年4/6に記録した高値101.42円の61.8%押しが92.56円となり下落の流れが継続した場合、このレベルが意識されよう。また米ドル円の上昇が限定されることでクロス円上昇の足かせになる可能性がある。全体として明確な方向感なく戻り売り優勢の展開となりそうだ。
09/07/22 08:24 為替 <NY為替>米株価続伸するも円売り圧力やや弱い
21日欧米市場、NY市場のオープン頃までは欧州市場の流れを引き継ぎ、全体として堅調な地合いとなった。米ドル円は21日間移動平均線手前の94.40円まで上昇。その後、いったん鎮静化していたノンバンクCITを巡る懸念が再燃したことやバーナンキFRB議長が議会証言において、米経済は安定化に向けた兆候があるとしたものの、金融引き締めに転じる具体的なタイミングについては言及しなかった。金融政策に関しては現行の政策をしばらく継続するとの観測が広がり、円買いが優勢に。しかしNY市場の午後に入ってからはキャタピラーやメルク等の大手企業の決算が予想以上の結果となりNYダウが上伸したのに伴い、リスク選好の流れから円売りに流れが変わった。企業決算や株価動向に左右されマーケットは不安定な状態が続いている。ただ株価との連動性がやや薄らいできているようだ。
09/07/21 08:36 為替 <NY為替>豪ドル円の「アニバーサリー」に注意
20日の欧米市場、米ノンバンク大手CITの破たんが当面回避されるとの見方が強まり、リスクテイクが選好し避難先通貨とされる米ドルと円が売られる展開。米ドルは対円では上昇、約2週間ぶりに94.79円を記録したが、積極的な買い材料がないことから、NY市場の引けにかけて断続的に軟化した。その他、豪ドル、NZドルそして南アランド等の高金利通貨が比較的堅調な推移。中でも豪ドル円は76円台でしっかり。ただ、豪ドル円の時間足ではRSI等、一部のテクニカル指標に逆行現象が出ており、上昇の「のりしろ」は少なくなりつつあるように思われる。更に「アニバーサリー」といって、豪ドル円は昨年、一昨年ともに7月の21日前後にその年の2番目の高値や最高値を記録、その後反落している。特に76円を割り込むような展開となれば、上昇トレンド転換の可能性もあり注意したい。(カネツFX)
09/07/15 08:15 為替 <NY為替>円売り優勢の展開、各通貨上値試す
14日の欧州市場序盤、発表された7月独ZEW景況感指数が39.5と市場予想(47.8)を大きく下回り、失望感からユーロ売りが進行した。その後発表された米ゴールドマンサックスの第2四半期決算が過去最高の利益を計上し、欧州株式市場を支援する展開となったが、直後の6月米小売売上高コア指数は市場予想を下回り、米国時間では方向感の定まらないまま対円相場はもみ合う形が続いた。しかしながら、朝方に発表された米インテルの決算内容が好感されたことでNYダウ平均先物が急騰、外国為替市場もNY時間終盤にかけて大きく値を伸ばしている。結果的に各通貨は日中高値を更新し、豪ドル円は74円台へ到達、NZドル円は60円台へ到達する展開となっている。目先的にもリスク志向が強まる展開が予想されており、高金利通貨を中心に堅調な値動きが予想されるだろう。(カネツFX)
09/07/14 08:49 為替 <NY為替>円売り優勢の展開、各通貨上値試す
13日の欧米市場は、序盤こそ円高が進行したものの、NY市場終盤にかけて大きく値を戻す格好となった。欧州市場序盤、大幅に値を削った日経平均株価の動きを引き継ぐ形で、欧州株価は軟調な推移となり、リスク回避を目的とした円の買い戻しが強まる場面が見られた。しかしながらNYタイムズ紙が、今夜発表される米ゴールドマンサックスの決算発表について強気な見通しを示したことが好感され、米ダウ平均先物が上昇、為替市場も反転する展開となり、一時米ドル円は93円台、ユーロ円は130円台を回復する場面も見られた。その後対円相場はやや上値重く推移しているものの、海外勢が日本の政局不安について懸念を示していることから、目先的には円売り地合いが続く可能性が高いか。特に豪ドル円は、昨年10月の安値(54.92円)から今年の高値(80.46円)への上昇分から起算して38.2%押しに当たる水準(70.71円)で下げ止まったことが好感されており、もう一段の上昇に期待したい。一方、米ドル円は長期金利の低下や、過去最大の赤字額となった6月の月次財政収支が足かせとなる事が考えられ、5日間移動平均線の差し掛かる93.22円付近が上値抵抗線となりそうだ。(カネツFX)
09/07/13 08:44 為替 <NY為替>円が全面高
為 替は円が全面高、独歩高の展開で終了した。弱気の経済指標を受けた株安の進行を嫌気、投資家のリスク回避志向の強まりが円やドルを買う動きにつながった。ドル円は東京時間からジリジリとドル安が進行、ロンドン時間では92円台後半での取引が続いたが、NY朝にかけてはドル売りが加速し、ミシガン大消費者指数が弱気のサプライズとなると更に一段のドル売りが加速して昼前には一時91円台後半まで円高が進んだ。午後には出来高も薄くなり落ち着いた中での取引となり92円台前半で値動きも落ち着いて終了した。
09/07/10 08:00 為替 <外国為替>欧州通貨の買い戻しが先行。
9日の欧米市場では、欧州通貨買いが優勢となった。発表された複数の経済指標を無難にこなしたことが好感され、マーケットは欧州通貨買いに傾斜。また、予想されていた英中銀による資産買い入れプログラムの規模拡大が見送られたことを受けて、英ポンド買いに拍車が掛かり、つられる形でユーロも上昇する展開となった。市場では、最低でも1,500億英ポンド(現状は1,250億英ポンド)の拡充を見込んでいたが、今回据え置きとなったことを受けて、8月にも買い入れ休止との見方も広がっており、英ポンドのサポート要因となっている。一方の米ドル円は、93.00円を挟んでのもみ合い。米新規失業保険申請件数(予想:60.5万件 結果:56.5万件)が予想より改善し、一時米ドルが買われる場面もあったが、対欧州通貨での下落に足を引っ張られる展開となり、上値を抑えられる形となった。マーケットでは、米ドル円、クロス円各通貨ともに戻りが一巡との見方もあり、週末に掛けてリスクに対する警戒感が強まった場合には、再度下値トライとなる可能性もあり注意したいところだ。(カネツGKGoh)
09/07/09 07:54 為替 <外国為替>円が全面高。
方向感に欠ける動きとなった欧州時間から一転、NY時間に入ると円が大幅に買われる展開となった。このところの株価の低迷や原油価格の下落など、リスク回避の動きが継続する中で、米ドル円が強いサポートとされていた94.00円、ユーロ円が130.80円(100日間移動平均線)を明確に下抜けたことから、円の買い戻しが一気に加速。ストップロスを次々と巻き込んで下落に拍車が掛かった模様だ。米ドル円は91.80円、ユーロ円は127.00まで安値を更新するなど、円が対主要通貨で全面高の展開となった。NY終盤に掛けては、NYダウがプラス圏を回復したことなどを受けて、米ドル円とクロス円は一旦下げ止まる形となったが、戻りも限定的となっており、東京勢の出方次第では再度下値トライとなる可能性もありそうだ。(カネツGKGoh)
09/07/08 08:00 為替 <外国為替>NY終盤に掛けて、円買いが強まる。
7日の欧米市場では、NY終盤に掛けて円の買い戻しが徐々に優勢となった。5月独製造業受注(予想:前月比+0.5% 結果:前月比+4.4%)の予想外の強い伸びを受けて、一時はユーロ円を中心に円売りが活発化したが、NY入りすると一段の上昇をサポートする材料もなく失速した。注目のNYダウは、大手企業の決算発表本格化を前に、警戒感から上値の重い推移となり、リスク回避の動きが徐々に優勢に。また、ホイヤー米下院院内総務が第2の景気刺激策について触れるなど、米景気回復に向けて新たな政策が必要との見方が広がるなど、先行きの不透明感からNYダウが下落を加速させた。結局、NYダウは前日比-161.27ドルで取引を終了するなど、リスク回避の動きは最後まで衰えず、米ドル円とクロス円各通貨は全般的に水準を下げた。特に、加ドル円は、5月加住宅建設許可(予想:前月比+0.8% 結果:前月比+14.8%)や6月加Ivey購買部協会指数(予想:50.3 結果:58.2)が予想を大きく上回る内容だったにも関わらず、今週の安値を81.18円まで更新。原油価格の軟調さが足を引っ張る形となっており、もう一段の下落となる展開も視野に入れたい。(カネツGKGoh)
09/07/07 08:24 為替 <外国為替>円買い一服。
6日の欧米市場では、アジア時間からの円買いの流れが一時強まる動きとなり、円相場は全般的に本日安値を更新した。本格的な景気回復への期待が一部で後退する動きとなり、欧米株が軟調推移。リスク回避の動きが広がる形で、円の買い戻しが加速したようだ。ただ、23:00に発表された6月米ISM非製造業景況指数(予想:46.0 結果:47.0)が予想を上回り、景気判断の分かれ目となる50.0に近づく内容となったことをきっかけにNYダウが反発。先週の米雇用統計の失望を受けて広まったマーケットのネガティブな見方をやや改善させる形となり、NYダウはプラス圏まで回復した。この動きを受けて、円相場も全般的に反発。また、ルクセンブルク中銀総裁が2010年にも利上げする可能性を匂わすコメントを出したことから、ユーロ円の上昇が加速し、その他クロス円の押し上げ要因となった。マーケットでは、豪政策金利発表(7日13:30)を皮切りとした週末に掛けての重要イベントに注目する声が多くなっており、ポジションを調整する動きからやや円売りが出やすい状況となっている。この後、前日に円買いを進めたアジア勢の出方にも注意を払いたいところだ。(カネツGKGoh)
09/07/06 08:16 為替 <外国為替>米国市場休場で、各通貨とも動意薄い。
3日欧米時間の外国為替市場は、各通貨とも動意の薄い展開に終始した。米国市場が独立記念日の振替休日のため休場で、マーケット参加者が少なく積極的な取引は見送られた模様。米ドル円が96.00円を挟んで、上下僅か30銭程の狭いレンジ内で膠着状態であった他、クロス円各通貨も軒並み東京時間終盤の水準付近でもみ合う格好となった。今週は米雇用統計の悪化が大きな話題となったが、来週もG8(8日〜10日)や豪州・英国の政策金利発表等、注目材料に事欠かない。まずG8について、本日もフラハティ・カナダ財務相により指摘されたが焦点は新たな国際準備通貨の議論となろう。9日・10日にはG8にインド・中国・ブラジル・南ア・メキシコの新興国を交えた会合も予定されており、これらの内容次第では基軸通貨としての性格を備える米ドルに対して大きな影響を与える可能性がある。他では、豪政策金利(7日)の行方にも注意をしておきたい。前回会合では政策金利を据え置いたものの、声明文において目先の追加利下げにふくみをもたせた。その後発表された第1四半期GDPや5月小売売上高等が好結果であったが、直近の豪住宅関連指標は大幅な悪化を示した。これらの結果がどのように豪金融政策へ反映されるか注目していきたい。(カネツGKGoh)
09/07/02 08:15 為替 <外国為替>米ドル円、方向感乏しい展開。
1日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は方向感の乏しい推移となっている。注目された6月ADP全国雇用者数(予想:-39.5万人、結果:-47.3万人)が予想に比べ悪い結果となり、発表後に米ドル売りが優勢となった。一時96円台前半まで値を削り東京時間中の上昇分を吐き出す形となったが、6月米非農業部門雇用者数を控えるなかでは一方にポジションを傾ける向きも少なく、NY時間終盤に掛けては再度96円台半ばへと水準を回復させている。テクニカル的に見ても5日・21日間移動平均線に上下を挟まれ身動きの取りにくい状況といえ、目先も96円台半ばを中心に膠着感の強い相場付きとなりそうか。一方でユーロ円は確りとした展開。前述した6月ADP全国雇用者数の結果やG8関係筋から来週のG8(8日〜10日)で中国が新しい準備通貨の問題についての議論を提案するとの話が聞かれたことを受けて対米ドルにおけるユーロ買いが進んだ。その流れがユーロ円へも波及し、一時本日高値を136.90円まで更新した。5日・21日移動平均線がゴールデンクロスを形成しかけているように、地合いは強そうで目先も堅調推移が続く可能性がある。大台の137.00円へ乗せることができれば上昇に弾みがつくことも考えられ、東京勢の出方に注目していきたい。(カネツGKGoh)
09/07/01 08:03 為替 <外国為替>米ドル円反発、一時96.52円。
30日欧米時間の外国為替市場、米ドル円は軟調推移の続いた東京時間から一転、堅調な推移となっている。欧州時間序盤、東京時間中の下落が95円台前半で一服し、再び心理的な節目となる95.00円を維持したことが米ドル買い戻しの流れを呼びこんだ。NY時間序盤に発表された4月S&Pケース・シラー米住宅価格指数(予想:前年比-18.75%、結果:前年比-18.12%)、6月米シカゴ購買部協会景気指数(予想:38.8、結果:39.9)等の好結果も後押しし、一時本日高値を96.52円に更新する場面が見られた。ただ、その後発表された6月米消費者信頼感指数(予想:55.2、結果:49.3)は弱い数字となり、以降は上値を抑えられる形となっている。96円台半ばには、先週も上昇を止められた21日移動平均線が差し掛かっており、こちらを上抜けるには材料不足の現状といえる。この後8:50に予定される日銀短観の発表後の値動きに注目したい。(カネツGKGoh)
09/06/30 08:07 為替 <外国為替>円売り優勢、米ドル円は再度96円台へ。
29日欧米時間の外国為替市場は、米ドル円・クロス円各通貨とも総じて堅調な推移となった。NY時間序盤、米株価が急騰したことで為替市場でもリスクを選好する向きからの円売りが進んだ。同時刻にローゼングレン・ボストン地区連銀総裁が講演において「米GDPは年後半にプラスに転じると予想」と米経済見通しに対する楽観的な見方を示しており、こちらが好感された格好か。米ドル円は本日安値(95.10円)から1円以上水準を上げ、本日高値を96.19円まで更新している。6月米雇用統計の発表等、週の後半に重要イベントが重なるだけに一方的な展開とはならなかったが、先週から底堅さが目立ち始めている心理的な節目の95.00円付近が再度支えられたことは、目先の米ドル買い安心感に繋がる可能性はある。短期的には96.70円付近に差し掛かる21日間移動平均線を試す展開に期待したい。(カネツGKGoh)
09/06/29 08:17 為替 <外国為替>米ドル下落。
26日の欧米時間では、米ドルが軟調推移。米ドル下落の起点となったのは、欧州時間に発表された中国人民銀行による年次金融安定報告書。その中で、中国人民銀行は一部の準備通貨への依存低減を世界に求める考えを示唆した。これまでの主張を繰り返す内容とはなったものの、材料不足だったマーケットは米ドル売りに反応。この動きから、上値の重かった米ドル円が下値攻めを加速させ95円台半ばまで下落した。米国時間入り後は、予想を上回った6月ミシガン大消費者信頼感指数確報値(予想:69.0 結果:70.8)などがあったが、米ドル反発のきっかけとはならず、米ドル円は本日安値となった95.03円までじりじりと水準を下げた。さすがに、来週には日銀短観(1日)や米雇用統計(2日)が控えていることもあり、警戒感から一段の下値攻めとはならなかったが、戻りも限定的となっており、米ドル円は下値リスクを意識した展開が続きそうだ。クロス円各通貨についても、欧米株価が上値の重い推移となったこともあり、全般的に水準を下げる展開。来週は重要イベントが目白押しとなっており、やや方向感に乏しい展開が続いている米ドル円とクロス円各通貨は、展開次第で動意付いた場合は大きな動きに発展する可能性もあるため、注意したいところだ。(カネツGKGoh)
09/06/26 07:52 為替 <外国為替>米ドルが売られる。
25日の欧州時間は、冴えない欧州株の動きを背景に、クロス円各通貨を中心にリスク回避の円買い戻しが優勢となった。米国時間に入ると、予想外に増加した米新規失業保険申請件数(予想:60.0万件 結果:62.7万件)から、米株価への影響が懸念されリスク回避の動きが加速。ユーロ円が133円台半ば、英ポンド円が一時156円割れとなるなど、クロス円が全般的に弱含んだ。注目された米株価は、NYダウが寄り付き直後に下落したものの、米長期債の利回り低下などが好感されて反発。また、関心を集めていた米7年債入札が好調だったことから、米10年債利回りが一段と低下し、NYダウの上昇をサポートした。NYダウは150ドルを超す上昇となり、クロス円各通貨を下支えする格好に。一方で、米長期金利の低下を背景に、米ドルは対主要通通貨で幅広く売られる展開となり、ユーロドルは一時1.4000ドルを回復、米ドル円は95円台後半まで弱含む動きとなった。このあと東京勢の反応にも注目は集まるが、材料の出尽くし感や週末を控えていることもあり、やや方向感に欠ける展開となりそうだ。ただ、NY原油の反発など商品価格が上昇しており、豪ドルなどは買われやすいとの見方もあり、豪ドル円については、今週のオープンである77.48円を上抜けるかがポイントとなりそうだ。(カネツGKGoh)
09/06/25 08:22 為替 <外国為替>米ドル買いが一時優勢。
24日の欧米時間では、米ドルの買い戻しが優勢の展開となった。FOMC政策金利発表に対する警戒感の高まりを受けて、米ドル売りを仕掛けていた短期筋を中心に一旦は米ドルを買い戻す動きが広がった。注目の米政策金利は、予想通りの据え置き。また、長期国債の購入枠についても現状維持となり、ほぼマーケットの予想通りの内容となった。ただ、経済の縮小ペースが鈍化との見方や、デフレに対する懸念が後退との見解を示したことが意識され、発表直後はやや米ドル買いが優勢となり、米ドル円は一時的に96円台に乗せる勢いを見せた。しかし、今回のFOMCの結果については、米ドルを積極的に買い進めるには説得力に欠けており、米ドルの買い戻し一巡後は失速。米ドル円は、95円台半ばまで押し戻される格好となった。NY終盤にかけては、5月米新築住宅販売件数(予想:36.0万件 結果:34.2万件)の予想を下回る内容を受けてNYダウの上値が抑えられるなどしたことから、マーケットの動きも鈍くなり、方向感に欠ける展開となった。クロス円各通貨も同様に上値の重い推移。FOMCの結果を受けた市場の反応もまちまちだったこともあり、目先は動意の乏しい展開が続きそうだ。(カネツGKGoh)
09/06/24 07:53 為替 <外国為替>ユーロが上昇。
23日欧米市場の為替相場では、ユーロが大幅に買われる展開。ECB理事会メンバーであるノワイエ仏中銀総裁が、現時点では必要ではないとしながらも、できるだけ早く過度の流動性を引き揚げなければならいと発言。また、ウェーバー独連銀総裁が、利下げの余地は使い切ったとの見解を示したことなどがユーロの強いサポート要因となった。特にユーロは、当面の間、金利が据え置かれるとの見方が強い米国の米ドルに対して急進。今月12日以来の高値水準となる1.4100ドル台に一時乗せるなど、ユーロドルは堅調な推移となった。この動きにつられる形でユーロ円も上昇し、その他クロス円各通貨の反発のきっかけとなった。ただ、5月米中古住宅販売件数(予想:480万件 結果:477万件)が予想を下回ったこと、前日の世界銀行による経済成長見通しの下方修正から景気回復に対する悲観的な見方が広がっていることなどから、NYダウが小幅続落(前日比-16.10ドル)と冴えない動きとなったため、クロス円の戻りも限られたものとなった。米ドル円については、一時95円を割れる場面があったものの、24日に控える新築住宅販売件数やFOMC政策金利発表を警戒して様子見ムードの取引参加者も多く、95円台前半を中心にもみ合う展開となっている。(カネツGKGoh)
09/06/23 07:57 為替 <外国為替>クロス円を中心に円高の流れが継続。
22日欧米時間の為替相場は、東京時間の流れを引き継ぐ形でリスク回避の円買い戻しが継続。予想を上回った独IFO景況指数も欧州株価を押し上げる力はなく、株価の軟調さから為替市場ではリスクテイクに消極的な動きが広まった。さらに、世界銀行が世界経済の成長予想を下方修正したことを受けて、欧米株価が下落の勢いを加速。リスク回避の円買い戻し圧力が強まったほか、原油を中心に商品価格が値を下げたことを受けて、豪ドル等の資源国通貨等が下げ幅を拡大した。マーケットでは、世界経済の見通しについて一部で楽観的な見方があったものの、再び弱気な見方が広まっており、期待で上がってきた株価を中心に調整局面が続きやすい状況となっている。NYダウも先週末から200ドルを超す下落で引けており、今週相次いで予定されている米経済指標の内容次第では、下落が加速する可能性もあり注意したいところ。なお、欧州時間にトリシェECB総裁がユーロ圏の政策金利水準は適切であるとの見方を示し、一時的にユーロが買われる場面があったものの、株価の軟調さもありユーロ円は132円台後半で上値の重い推移となっている。(カネツGKGoh)
09/06/22 08:05 為替 <外国為替>引けにかけ、どの通貨ペアも軟調地合いに。
19日の欧米市場の米ドル円はNY時間終盤にかけて値を下げる展開となった。米格付け大手ムーディーズが、カルフォルニアを格下げの方向で見直すとの報道から米ドル売りとなった模様。週末ということで調整も相まってか、まとまった売りが持ち込まれたようだ。ただ、今週の安値である95円後半を割り込むには至らず引けたことで、テクニカル面では来週の序盤で押し目買いを狙う向きでてくる可能性もあるだろう。一方の加ドル円も下値を削る展開。4月加小売売上高(予想:前月比+0.1% 結果:前月比-0.8% )が予想を大幅に下回る内容だったことで、加経済に対する先行き不透明感がでたことや、資源国通貨として原油価格が70ドルを割って引けたことが売り材料となったようだ。来週の為替市場では市場最大規模となる米債の入札や、市場にばら撒いた資金の回収に言及し始めたFRBによるFOMCが控えており、波乱含みの週となりそうだ。(カネツGKGoh)
09/06/19 08:44 為替 <外国為替>米ドル円底堅く推移。
18日の欧米市場では米ドル円が買い戻される展開となった。注目された6月フィラデルフィア連銀景況指数(予想-17.0 結果-2.2)では市場予想を大幅に上回る内容だったことで、再び漂い始めた先行き不透明感が払拭されたことが材料視された模様。今週初めに発表された同様の景況感を示す6月ニューヨーク連銀製造業景気指数の悪化による景況感の落ち込みを一旦打ち消したことは、リスクテイクに対する安心感を与えたようだ。そのためこの流れは他のクロス円通貨にも見られており、各通貨共に堅調な推移となっている。一方、英ポンド円に関しては欧州時間序盤に発表された5月英小売売上高指数(予想:前月比+0.3% 結果:前月比-0.6%)の悪化により中東勢を中心に大量の売りが持ち込まれていたが、NY時間の買戻しによりなんとか往って来いの相場つきとなっている。(カネツGKGoh)
09/06/18 08:06 為替 <外国為替>米ドル円軟調な推移。
17日の欧州市場では米ドル円が下値を切り下げる格好となった。背景には5月米消費者物価指数(予想:前月比+0.3% 結果:前月比+0.1%)が予想に比べ悪い内容であったことや、米格付け大手S&Pが米銀22行について、規制強化と不安定な金融市場を背景に格下げし、見通しも修正したことが挙げられる。一連の動きによりテクニカル面では、2009年1月の安値87円前半と2009年4月の高値101円半ばの61.8%戻しである96.00円を抜けたことで、下値余地を94円近辺まで拡大させており、しばらくは上値の重い展開となる可能性も。一方の各クロス円通貨はもみあい推移。NY時間の中盤に掛けて一旦値を戻したことで調整売りも小休止となっているが、値を戻したところでは上値も重いとの声も聞かれており、円買い優勢の展開が続きそうだ。(カネツGKGoh)
09/06/17 07:57 為替 <外国為替>往来相場。
16日の欧米市場は、経済指標や要人発言に振り回される格好となった。欧州時間序盤、英消費者物価指数(予想前月比+0.3% 結果前月比+0.6%)や独ZEW景況感調査の好結果(予想35.0 結果44.8)を受けユーロが上昇。調整局面から一転、他のクロス円通貨もつられる形で上昇していた。だがその後、NY市場に入ると米鉱工業生産(予想-1.0 結果-1.1)を受けNYダウが下落。その上、欧米の高官より過度の景気回復期待を諌める形で発言があったことで、リスク回避の流れが再燃し売り込まれることとなっている。テクニカル面ではユーロ円が今年2月から続いている上昇トレンドに迫る状況。現在トレンドが位置する132円近辺を割り込むと、直近の安値127円が見えてくるため注意が必要だ。一方の米ドル円はメドベージェフ露大統領の「世界は新たな準備通貨が必要」とのコメントが引き続き重石に。96円半ばのサポートを下抜けたこともあり、しばらくは上値が重くなるだろう。(カネツGKGoh)
09/06/16 08:25 為替 <外国為替>各クロス円通貨下落。
15日の欧米外国為替市場では、各クロス円通貨共に軟調な推移となった。NY時間序盤、ECBより「ユーロ圏銀行は経済活動の縮小や成長見通しの低下により、2010年末までに不良債権などに絡み2830億ドルの追加評価損が計上される可能性がある」と発表された。これを受けて市場では、リスク回避の流れからクロス円に売りが持ち込まれた模様。世界経済に安定化の兆しが見えたことを材料に買い進まれたきたこともあり、G8に見られたような「出口戦略」を考える段階に入ったと見ていた市場からは、冷や水を掛けられた格好。この内容をうけ、欧州株価だけでなくNYダウも大きく売り込まれていることから、リスク資産に対し一旦調整局面入りすることも指摘され、油断できない状況だ。一方の米ドル円はクロス円の下落につられ値位置こそ下げているが、IMFが米経済成長見通しを上方修正したうえで準備通貨としての地位を改めて強調するなど、前述のユーロ売り材料と相まって、下値は限定的と見る向きも。先週のレンジ下限である97円近辺では買い意欲も見られるだろう。(カネツGKGoh)
09/06/15 08:15 為替 <外国為替>米ドル円、98円台前半でのもみ合い。
12日海外時間の米ドル円は98円台前半でのもみ合いが続いた。22:55の6月米ミシガン大消費者信頼感指数(予想:69.5 結果:69.0)はほぼ予想通りの数字で、NYダウも比較的小幅な値動きとなり、マーケットに大きなインパクトを与えることはなかった。クロス円については、NY時間序盤に円買いが一時的に優勢になる場面があった。豪ドル円は79円台前半まで下落したが、78円台後半に位置する5日間移動平均線にサポートされる形で、NY時間終盤にかけて再び80円近辺まで反発する値動きを見せた。同じオセアニア通貨のNZドルにも取引終了間際にかけて買いが集まり、NZドル円は63円台で今週の取引を終えた。これら両通貨ペアは、金利面での優位性を背景に来週以降もジリジリと上昇する展開に期待したい所。短期的な目安としては、5日間移動平均線が位置する水準(豪ドル円:78.90円付近 NZドル円:61.90円付近)よりも上の水準を押し目買いのポイントに考えたい。(カネツGKGoh)
09/06/12 08:02 為替 <外国為替>米ドル円、一時97円台前半まで下落。
11日欧州時間で米ドル買い円売りがやや優勢になり、米ドル円は98円台半ばまで上昇する場面があったが、NY時間に入ってからは米ドルの戻り売りに押される形で軟調に推移した。ロックハート米アトランタ地区連銀総裁が、世界経済における米ドルの相対的な価値が低下する可能性があるという考えを示し、このことが一部の市場参加者の間で米ドル売りの材料になった模様。ただ、今週の値動きの範囲であり、マーケットで大きく材料視されたという印象は感じられない。5月の高値99.71円(5/7)と5月の安値93.85円(5/22)に挟まされたレンジの外側に終値が明確に飛び出すまではトレンドが出たとは言いづらい。米ドル円については、現時点ではレンジ相場を意識しながら目先の値動きを考えたい所か。豪ドル円は堅調な値動きを見せ、一時は80円台前半まで上伸した。高値警戒感を一部市場筋が指摘しているが、金利面での優位性を背景に豪ドル円の上昇の勢いはまだ続く可能性が期待される。短期的な目安としては、5日間移動平均線が位置する78.80円あたりよりも上の水準を豪ドルの押し目買いのポイントに考えたい。(カネツGKGoh)
09/06/11 08:02 為替 <外国為替>米ドル円、98円台前半に再浮上。
10日海外時間の米ドル円は98円台前半までジリジリと上昇し、NY時間終盤にかけて米ドル買い円売りが優勢になった。米地区連銀経済報告では、米国の経済状況は依然として弱い状況ではあるが、一部では悪化のペースが鈍化しつつあるとの見方が示された。マーケットでは無難にイベントを消化し、大きな混乱は起きなかった。目先は、今週後半に予定されている米経済指標で、労働市場、個人消費そして消費者心理の具体的な数字を慎重に見極めていきたい。一方、10日海外時間の豪ドル円については、豪ドルの調整売りが優勢になり、一時78円台前半に下落する場面があった。豪ドル円の日足を見ると、今年2月以降の上昇トレンドは1カ月に約+4円〜+5円のペースで進んでいる。6月の豪ドル円は76円台からスタートした。平均的なペース(1週間で約+1円)からすると、今週は77円台を中心に推移すると丁度良いことになるから、78円台後半〜79円台前半は短期的にはやや割高な印象が出たのだろう。金利面での優位性を背景に、豪ドル円のやや中期的なトレンドとしては上向きを維持している考えたいが、過去の平均的なペースをひとつの目安にしながら、短期的な値動きに振り回されないように注意したい。(カネツGKGoh)
09/06/10 08:01 為替 <外国為替>米ドル円、97円台前半まで下落。
9日東京時間終盤の米ドル円は98円近辺での推移であったが、欧州時間中盤以降に米ドル売りが優勢になり、NY時間終盤の米ドル円は97円台前半での取引となっている。米国景気の回復について懐疑的な見方が依然として多い模様で、97円台前半に位置する5日間移動平均線のあたりまで米ドルの調整売りが進む格好となった。ここからの相場展開を考えた場合は、一方的な値動きよりも、ある一定のレンジを形成する値動きを予想したい。マーケットは米景気回復に期待しながらも、積極的な米ドル買いについては慎重な姿勢を崩していないという印象がある。米雇用情勢に少しずつ改善の兆しが確認されているものの、米個人消費が本格的に上向くにはまだまだ時間がかかると見ているのだろう。ひとまずは、5月の高値99.71円(5/7)と5月の安値93.85円(5/22)に挟まされたレンジで往来が繰り返されると考えたい。終値がこのレンジの外側に明確に飛び出すまではレンジ取引を意識する参加者が多いと思われる。(カネツGKGoh)
09/06/09 07:52 為替 <外国為替>米ドル円、98円台半ばで小幅な値動き。
8日海外時間の米ドル円は98円台半ばで比較的小幅な値動きが続いた。オバマ米大統領が景気対策を計画当初よりも早期に実施することを表明したが、NY株式市場はそれほど大きな反応を見せず、結果的に米ドル円も東京時間終盤の水準からほぼ横ばいとなった。市場参加者の間では景気対策の効果を慎重に見極めようとする動きが多い模様で、米景気の回復を確認する具体的な経済データが発表されない間は、米ドル円がもう一段上昇する可能性は低いと予想される。8日海外時間の豪ドル円は77円台で底堅い値動きを見せた。東京時間終盤に豪ドルの調整売りが優勢になったが、欧州時間序盤以降はその動きは勢いを無くし、NY時間終盤にかけてジリジリと値を戻した。短期的な高値警戒感を指摘する一部市場筋の声はあるが、豪ドルの押し目買いを狙う動きは引き続き強い印象があり、今後も豪ドル円の動向を注意深く見ていきたい。(カネツGKGoh)
09/06/05 07:58 為替 <外国為替>英・欧・加政策金利発表は、サプライズ無し。
4日欧米時間の外国為替市場、注目された英国(据え置き、0.50%)・ユーロ圏(据え置き1.00%)そしてカナダ(据え置き0.25%)の政策金利発表は、どれも市場予想の通り。また、英中銀による量的緩和策の規模は現状維持(1250億英ポンド)とされ、トリシェECB総裁の記者会見もカバードボンドの購入規模を600億ユーロと発表した他は前回の内容と大差はなく、各国の金融政策決定会合の結果を受けた市場の反応は限定的であった。ただ欧州時間の中盤、ブラウン英首相辞任の噂が流れたことで英ポンド円が急落、本日高値から3円近く値を削る場面が見られた。直後、英政府から首相辞任の噂を否定するコメントが出され、事態は収拾されたがその後の戻りは限定的に留まっている。英国では3日までに経費乱用問題でスミス内相とブリアーズ地域・地方政府担当相らが辞任に追い込まれているだけに政局不安を嫌気した英ポンド売りが目先も続く可能性はあるかもしれない。週末を迎え、週初の急速な上昇分のポジション調整の動きが重なった際は、今週の安値153.52円を試す展開となることも考えられる。一方の米ドル円は96円台後半での推移。英ポンド急落のあおりを受け一時弱含む場面も見られたが、米株式市場の堅調推移後を後押しに反発し今週高値を67.99円まで更新した。5・21日移動平均線がゴールデンクロスを形成しかけていることから、テクニカル的な地合いは改善傾向にあるといえ、目先は確りとした推移を期待したい。(カネツGKGoh)
09/06/04 08:03 為替 <外国為替>円買い優勢、豪ドル円は一時76.07円
3日欧米時間の外国為替市場において米ドル円・クロス円各通貨は軒並み軟調推移となった。欧米株式市場が軟調な推移を示したことが、リスク回避の円買いを呼び込んだ模様。中でも目立つ下落となったのが豪ドル円。このような流れの影響を受けやすい高金利通貨ペアである上、予想外の在庫増となった週間石油在庫統計(予想:−150万バレル、結果:+287万バレル)を受けて原油価格が軟調に推移したことも資源国通貨たる豪ドルの重石となった。豪ドル円は、一時本日高値から3円以上値を削り、本日安値を76.07円とした。一旦は今週の安値(75.94円)更新は回避される形となったが、2月初旬を起点としたチャネルラインの上限に跳ね返された状況を踏まえれば、今後もう一段豪ドルの調整売りが進む可能性はあるだろう。短期的には前述したチャネルの下限である74円台前半までの下落も視野に入れておきたい。(カネツGKGoh)
09/06/03 07:56 為替 <外国為替>米ドル円軟調、クロス円各通貨は確り。
2日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は軟調な推移となっている。欧州序盤、ロシア大統領府の広報官から、16日にロシアで行われるBRICs首脳会議で新たな国際準備通貨の構想について議論する可能性があるとの発言がなされると、米ドルの基軸通貨たる地位が揺らぐとの見方から米ドル売りが進んだ。米ドル円は一時95.33円まで本日安値を更新、その後好結果となった4月米中古住宅販売保留(予想:前月比+0.3%、結果:前月比+6.7%)発表後に96円台を回復する場面もあったが、NY時間終盤に掛けては再度95円台半ばまで水準を落としている。今回のロシア報道官の発言は、景気底打ち期待が高まり改善傾向にあった米ドルに対する市場のセンチメントに冷や水を浴びせる格好となった。5月米雇用統計の発表も近づいていることもあり、目先米ドル買いに対しては慎重な向きが増えるかもしれない。一方でクロス円通貨は確りとした展開。4月米中古住宅販売保留の好結果を受けリスクテイクの流れが続いた。豪ドル円は年初来高値を78.86円まで更新している。79.00円付近に差し掛かる2月初旬を起点とした上昇チャネルの上限が意識され、大幅な上昇とはならないが着実に高値を更新する展開に地合いの強さを感じる。ただ、10:30に発表される第1四半期豪GDP(予想:前期比-0.2%)の結果次第では調整局面を迎える可能性がある。豪経済については昨日の豪中銀政策金利発表後の声明でも「縮小している」とされおり、弱気な見方が多い模様。仮に市場予想を下回る結果となれば追加利下げ観測が持ち上がることも考えられ、注意をしておきたい。(カネツGKGoh)
09/06/02 08:02 為替 <外国為替>円売り優勢、各通貨とも大幅に上昇。
1日欧米時間の外国為替市場は円売り優勢の展開。発表された米経済指標は軒並み市場予想を上回った。中でも予想外のプラス成長となった4月米個人所得(予想:前月比-0.2%、結果:前月比+0.5%)や5ヶ月連続で改善傾向を示した5月米ISM製造業景況指数(予想:42.0、前回値:40.1、結果:42.8)等が景気の底打ち期待を高め欧米株価が上昇、リスク選好の流れを強めたようだ。米ドル円は一時96.81円と本日安値からは2円以上上昇している。NY時間序盤にはGMが破産法の適用を申請したが、市場は既に織り込み済みで大きな混乱は生じなかった。むしろ、ビッグイベントを無難にこなしたことがその後の円売り安心感に繋がったと見る向きもいる模様。現在は上昇の勢いも弱まっているがアジア圏株式市場が欧米株の流れを引き継ぐようであれば、東京時間に再度リスクテイクの動きが強まる可能性はある。その際は、ヘッドアンドショルダーのネックラインが差し掛かる98.00円付近が短期的な上値目処となるだろう。一方のクロス円通貨では豪ドル円の動向に注目。10:30には4月豪住宅建設許可件数(予想:前月比+2.0%)の発表がある。同指標は昨年7月以来約半年間落ち込み続けていたが今年に入ってようやく底打ち感が生まれ、2月・3月は共に前月比プラス成長となった。市場は今回もその傾向が続くとみており、実際に強い結果となれば豪ドル買い安心感に繋がる可能性がある。円売り優勢の流れのなか、78円台半ばまで水準を上げているが、前述した指標の結果次第では昨年10月以来となる大台80.00円の回復が視野に入るかもしれない。(カネツGKGoh)
09/06/01 08:15 為替 <外国為替>米ドル円が大きく下落
29日の欧米時間では、米ドルが大きく下落した。NY原油価格が昨年11月以来の高値水準まで上昇しており、加ドルや豪ドルなどの資源国通貨に対して米ドルが弱含む動きとなったほか、米長期債の利回り低下が米ドルの重石となったようだ。米ドル円は、95円台前半まで下落しており、前日のNY終値(96.85円)からは150ポイント以上の大幅下落となった。また、ユーロドルが1.41ドル台にしっかり乗せるなど、米ドルはユーロに対しても下落を加速させている。注目された米経済指標も、第1四半期米GDP改定値と5月米シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回り、米ドルの上値を重くする要因となった。来週は、米GMの破産法申請が濃厚とされているほか、米雇用統計を含めた複数の重要指標の発表も控えており、内容次第では米ドル売りの流れが継続する可能性もありそうだ。米ドル円については、先週の安値(93.85円)を維持できるかがポイントとなりそうで、明確に下抜けると下落がさらに早まる展開も予想される。クロス円各通貨については、対ドルでの強含みにサポートされる形で上昇する場面もあったが、NYダウが前日の終値付近で一進一退となったことから、方向感に欠ける展開となった。ただ、NY原油が66ドル台半ばまで水準を上げるなど、資源国通貨に対する買い意欲が高まりつつあり、豪ドル円や加ドル円などはしっかりとした推移が続く可能性もある。来週は、主要各国の政策金利発表が多く予定されているほか、豪小売売上高や第1四半期豪GDPなど、豪ドル絡みの材料が複数控えており、豪ドル円の動きには特に注意を払いたいところである。(カネツGKGoh)
09/05/29 08:02 為替 <外国為替>NYダウ上昇で円相場は高値圏を維持。
欧州時間では材料不足から落ち着いた値動きとなった円相場は、米国タイムへ差し掛かると円売りが優勢となる場面も。まず、マーケットの関心を集めたのが、4月米耐久財受注(予想:前月比+0.5% 結果:前月比+1.9%)の好結果。大きく下方修正された前回からの反発とも見てとれるが、2007年12月以来の強い伸びとあってマーケットは米ドル買いに反応した。しかし、その後発表された4月米新築住宅販売件数(予想:36.3万件 結果:35.2万件)が弱い内容となると、米株価の上値が抑えられる形となり、米ドル円とクロス円もやや水準を下げる動きとなった。ただ、NY終盤に掛けては、米GMの債券保有者が破産法申請を前提とした修正案を受け入れる方向と報道されたこと、順調だった米7年債入札を受けて米長期金利上昇が一服したことなどを好感してNYダウが反発し、リスク選好の円売りを呼び込む展開となった。特にクロス円各通貨は、全般的に年初来高値水準での推移を維持する格好となっており、更なる上値追いとなるか注目が集まる。週末に掛けては、オバマ米大統領が6月1日にも米GMについて声明を発表すると報道されており、破産法申請が濃厚とされる中で新たな動きがあるか注目が集まるだろう。(カネツGKGoh)
09/05/28 07:58 為替 <外国為替>米ドル売りが一時強まる。
27日欧米市場の為替相場は、一時米ドル売りが強まり、米ドル円は94.66円まで安値を更新した。米GMが債務と株式の交換申し込み期限が終了し、交換は完了しなかったと発表したのをきっかけに、マーケットが米ドル売りに傾斜。米ドルはユーロに対しても売られ、ユーロドルは1.4000に迫る勢いを見せた。ただ、落ち込みが懸念された4月米中古住宅販売件数(予想:465万件 結果:468万件)が予想をやや上回ったこときっかけに、米ドルが反発。また、ECB関係筋がカバーボンドの買い入れについて不足であれば拡大も検討すると述べたことから、米ドルの対ユーロでの買い戻しが優勢となり、この流れが対円にも波及する形となった。米ドル円は95円台を回復したものの、米GMの先行き不透明感からNYダウが前日比で173.47ドル下落し、上値を抑えられる形となった。また、クロス円各通貨についても、NYダウの下落に引きずられる形でNY終盤に掛けて下げ幅を拡大する展開となり、下値を摸索する流れとなっている。(カネツGKGoh)
09/05/27 07:58 為替 <外国為替>リスクテイクの動きが広がる。
連休明け欧米市場の円相場は、米国時間にクロス円各通貨を中心に円売りが優勢となった。欧州序盤は北朝鮮緊迫化の問題を引きずる形で本日安値圏での推移が継続していたが、米国時間に入ると経済指標をきっかけにマーケットが一変。注目を集めていた3月S&P/ケース・シラー住宅価格指数(予想:前年比-18.4% 結果:前年比-18.7%)が予想を上回る悪化となったことから、米ドル円が94円台半ばまで軟化。ただ、クロス円各通貨は対ドルでの強含みから底堅い推移となると、5月米消費者信頼感指数(予想:42.0 結果:54.9)の好結果を受けたNYダウの大幅上昇をきっかけに、大きく反発する動きとなった。NY終盤にかけても、昨年9月以来の高水準となった消費者信頼感指数を好感し、リスクテイクの動きが継続。5月米リッチモンド連銀製造業指数(予想:-7 結果:4)の良い内容もサポート要因となり、景気回復への期待から株価や原油価格が上昇する展開となった。一方の米ドル円は、クロス円の上昇に下支えされる形となり、95.00円付近まで水準を上げたものの、破産法申請が確実となったGMの問題や米国の格下げ懸念もあり、上値の重い推移が続きそうである。(カネツGKGoh)
09/05/26 07:55 為替 <外国為替>各通貨とも小幅な値動き。
25日の欧米時間は、英国(バンクホリデー)と米国(メモリアルデー)が休場となったため、為替市場は閑散な取引。唯一の主要経済指標となった5月独IFO景況指数(予想:84.9 結果:84.2)も、若干弱めの内容となったが予想の範囲内となったため、マーケットの反応は限定的となった。材料が少ない中、米ドル円は95円台前半から94円台後半へと小幅反落するなど、やや上値の重い推移。再建計画見直し期限の迫る米GMの問題や一部で燻る米格下げ懸念が米ドルの重石となっているようだ。また、連休明け(26日)の米国時間に予定されている3月S&P/ケース・シラー住宅価格指数が、予想より悪化するのではとの警戒感もあり、米ドルは神経質な値動きが続きそうだ。一方のクロス円各通貨は、手掛かり不足から方向感に欠ける展開。目先は、連休明け欧米勢の出方を探る動きとなりそうだが、景気動向を占う上で重要な経済指標の発表が複数控えており、結果を受けた欧米株価の動向がポイントとなりそうだ。(カネツGKGoh)
09/05/25 07:54 為替 <外国為替>英米三連休前で相場は一方方向に。
22日の欧米市場、来週25日の英バンクホリデーと米メモリアルデーの祝日をひかえ、円が全面安となった。週央より円買いを仕掛けていた短期売買を生業とする市場参加者が思い描いていたような動きにマーケットがならなかった。そこで英米の三連休という事情も手伝い、ポジションを巻き戻したため一様に円売りの動きになったようだ。顕著なのはクロス円通貨ペア。日本時間夕方5時以降のチャートは、どのクロス円通貨ペアもほぼ同様の動き。通貨ペアの表示がなければ、どのチャートがどの通貨ペアか全く分からない位、似通っている。英ポンド円は約1ヶ月半ぶりに151円台を記録したものの、達成感から小反落し150円台後半で取引を終えた。米ドル円を除くどのクロス円通貨ペアも上昇の「のりしろ」が少なくなってきたように感じられる。豪ドル円は76円、NZドル円は60円といったところが、目先の上値目処になるのではないか。昨日、スタンダード・アンド・プアーズが、英国の格付け見通しを安定的からネガティブに変更した。次の標的は米国ではという憶測もマーケットに流れている。もしそのようなことが起きた場合、米ドルから他の通貨への逃避傾向が更に顕著になり、クロス円の上昇が加速するのか、逆に米ドルの悪材料出尽くしで米ドルが買い戻され、相対的に欧州通貨が売られクロス円が下げるか、悩ましい相場展開になりそうだ。経済指標では17:30に第1四半期英GDP改定値、21:30に3月加小売売上高が発表されたが、ほぼ予想通りの数字だったため、マーケットへの影響はほとんど見られなかった。(カネツGKGoh)
09/05/22 07:51 為替 <外国為替>米ドル円、一時93円台まで下値を拡大。
21日欧州時間の米ドル円は94円台で上値の重い展開であったが、NY時間序盤に米ドルの買い戻しが優勢になり、95円台前半まで値を戻した。ガイトナー米財務長官が強い米ドルを維持する方針を明確に示したことが一部市場参加者の間で材料視された模様。ただ、米ドル買いの勢いは持続せず、NY時間終盤にかけて再び軟調な値動きとなり、一時は93円台まで下値を拡大する場面があった。米ドル円の日足を見ると、3/19の安値93.55円が目前に迫っている。93円台のサポートを割り込んだ場合は、売りが売りを呼ぶ展開に発展する可能性が高まる。本格的に下値を試した場合は、87円台がやや中期的なターゲットになるかもしれない。クロス円については英ポンド円が乱高下した。米国の民間有力格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、英国の格付け見通しを安定的からネガティブに変更したことが英ポンド売りの材料になった模様で、欧州時間序盤に英ポンド円は149円台から一気に146円台まで下落した。ただ、この動きは比較的短時間で済み、欧州時間中盤以降は英ポンドを買い戻す動きが出て、結局は149円台でこの日の取引を終えた。英ポンド円の日足では150円〜152円あたりが上値抵抗帯のように見える。この価格帯を突破できれば160円に向けた上昇に期待したい所だが、英ポンドの悪材料が連発して上値の重さが嫌気された場合は、130円近辺まで英ポンド売りが続く可能性もある。ひとまずは140円台〜150円台のレンジを意識した短期売買の繰り返しが続きそうだが、レンジブレイクの可能性にも念のため注意を払っておきたい。(カネツGKGoh)
09/05/21 07:55 為替 <外国為替>米ドル円、再び94円台に下落。
20日海外時間の米ドル円は軟調な値動きが続き、NY時間終盤にかけて94円台まで下落している。米経済の先行きに関する悲観的な見方が根強い模様で、欧州時間序盤から米ドル売りが次々に持ち込まれる展開となった。27:00の米FOMC議事録(4/28-29分)の公表では、追加的な景気支援を目的として債券買い取り拡大の可能性が話し合われたことが判明し、このことが米国債の利回り低下を引き起こし、米ドル売りを後押しした。また、今回のFRBによる米経済見通しでは、2009年のGDPと失業率が1月時点での見通しに比べて悪化する可能性が示され、このことも米ドル円の上値を重くする材料になった。米ドル円の上値の重さが今後も嫌気された場合は、3/19の安値93.55円が目先のターゲットになる。今週に残されている米経済指標の数字を注視して、相場の先行きを慎重に見極めていきたい。(カネツGKGoh)
09/05/20 07:55 為替 <外国為替>豪ドル円、押し目買いが相場をサポート。
19日欧州時間において豪ドルの調整売りが優勢になり、NY時間序盤にかけて豪ドル円は74円近辺まで軟化したが、その後は豪ドルの押し目買いが相場をサポートした。19日東京時間で、スティーブンス豪中銀総裁が豪政策金利は歴史的低水準であるという考えを示していることから、豪政策金利は当面据え置かれるという見方が強くなっている。このことを背景に、欧米勢の間でも豪ドルの一時的な調整売りを待ってから豪ドルの押し目買いを積極的に狙う動きが出たと思われる。20日東京時間に入ってからもジリジリと豪ドル円が上昇していく展開に期待したい。この調子が持続すれば、先週の高値であった76.13円を今月末ごろに突破する可能性も十分考えられる。米ドル円については、欧州時間に入ってから軟調な値動きが続き、NY時間終盤では96円近辺での推移となっている。21:30の4月米建設許可件数(予想:53.0万件 結果:49.4万件)、4月米住宅着工件数(予想:52.0万件 結果:45.8万件)も米ドル円の上値を抑える格好となった。(カネツGKGoh)
09/05/19 08:28 為替 <外国為替>米ドル円、96円台半ばまで値を戻す。
18日海外時間では米ドル買い円売りが優勢になった。欧米株式市場の上昇が為替市場での円売り米ドル買いにつながり、NY時間終盤の米ドル円は96円台半ばあたりまで値を戻している。ガイトナー米財務長官が米経済は安定化しつつあるという認識を示したことも米ドル買い材料になった模様。クロス円にも円売りの勢いが波及し、加ドル円は83円近辺にまで水準を回復している。NY原油価格が約3ドル上昇したことも加ドル買いを後押しした。先週は加ドルの調整売りが目立ったが、今回の反発で加ドル円の日足は2月以降の上昇トレンドを維持した格好となり、資源価格の上昇とともに今後も加ドル円が押し目買い優勢で推移する展開を期待したい。豪ドル円の日足も加ドル円と同様に2月以降の上昇トレンドを維持しているように見える。先週の高値76.13円を突破する可能性も消えてはいない。上下動を繰り返しながらジリジリと上昇していく値動きを予想したいところ。(カネツGKGoh)
09/05/18 08:01 為替 <外国為替>各通貨とも、軟調地合いが継続。
15日欧米時間の外国為替市場は、東京時間の流れを引き継ぎ各通貨とも上値の重い展開となった。NY時間序盤に、5月米ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:-12.00、結果:-4.55)や 3月対米証券投資(予想:+350億米ドル、結果:+558億米ドル)等、市場予想を上回った米経済指標を好感してダウ平均先物が上昇、リスク圧縮の流れが緩和し米ドル円・クロス円各通貨とも一時的に反発する場面を見せた。しかし、世界経済動向に対する強い不透明感や米GMの破綻可能性が燻る現状ではその流れも長くは続かず、すぐに上値を抑えられ引けにかけては再び今週安値を更新する展開となった。米ドル円は一時94.73円と約2ヶ月ぶりに95円台を割り込んだ。日足をみるとヘッドアンドショルダーをほぼ完成させており、テクニカル的な地合いは弱まっている。短期的には3月の安値水準(93円台半ば)辺りまで軟化する展開を視野に入れておきたい。一方のクロス円各通貨も本日高値から軒並み2円〜3円前後値を削る軟調な展開。このなかで目先注目したいのはNZドル円の動向か。日足を見るとここ2カ月程は三角保ち合いを形成していることがみてとれ、本日取引を終えた55円台後半には前述した三角保ち合いのサポートラインが差し掛かっている。こちらを明確に割り込むと、既にダブルトップを示現させていることと相まって地合いは一層弱まりそう。ただ、維持することができれば三角保ち合いの上値抵抗ラインである60円付近まで戻り余地が生まれる可能性が出てくる。週明け東京勢の出方を慎重に見極めたい。(カネツGKGoh)
09/05/15 07:54 為替 <外国為替>各通貨とも確り、円買いポジションの調整か
市場予想よりも悪化した米新規失業保険申請件数(予想:61.0万件、結果:63.7万件)やGMのヘンダーソンCEOにより示された「破産法適用の可能性はより高まっている」との見解等、14日欧米時間に出た材料は市場にとってネガティブなものが目立つ形となった。しかし材料に反し、欧米株価が前日比プラス圏へと盛り返し、為替市場においては円売りが優勢となる等、リスクを取る動きが優勢に。今週は週初から一方的にリスクを嫌う動きが続いていただけに、週末をむかえポジションを調整する向きが多くなったようだ。特に、豪ドル円やNZドル円をはじめとしたクロス円各通貨の多くは、結果的に今年の1月を起点としたサポートラインに支えられる格好となっており、テクニカル的な見地からも円買いポジションの巻き戻しが入りやすい地合いにあるといえる。短期的には、今週下落分の半値戻しにあたる水準(豪ドル円:73.60円付近、NZドル円:58.00円付近)の回復を期待したい。尚、7:45には3月NZ小売売上高指数(予想:前月比+0.5%、前回値:前月比+0.2%)が発表されるが、市場予想が前回値よりも高いように市場では強気な見方が多いようだ。仮に予想を上回る数字となれば、NZドルにとっては追い風となるだろう。ただ、先週発表された第1四半期失業率(結果:5.0%)がここ6年における最悪水準であった為、一部では予想を下回る結果になるとの見方も台頭しており注意は必要だ。(カネツGKGoh)
09/05/14 07:57 為替 <外国為替>各通貨とも軒並み軟調。
13日欧米時間の外国為替市場は、米ドル円・クロス円各通貨とも軒並み軟調な展開となった。下落のきっかけとなったのは、欧州時間序盤に発表された英インフレレポート。同レポートにおいて英中銀は、英景気見通しにつき「比較的緩やかな景気の回復を見込む」と示唆する一方で、GDP見通しについては2月に発表されたものよりも下方修正されるとした。また、英国・世界経済の動向についても「さらなる衝撃に脆弱である」との見方を示し、米GMの破綻懸念に揺らぐ市場参加者の不安感を強める形となった。これらの内容を受け発表直後に英ポンド円は2円近く急落し、米ドル円・他のクロス円各通貨にもこの動きが波及した。NY時間に入っても、予想を下回った4月米小売売上高(予想:前月比±0.0%、結果:前月比-0.4%)の結果を嫌気した米株式市場の軟調推移からリスク回避の動きが続き、英ポンド円は144.21円まで、本日高値からは4円近く値を削っている。1月半ばを起点としたサポートラインが143円台後半に差し掛かっており、こちらを維持できるかが目先の焦点となりそうだ。一方の米ドル円も一方的に弱含む展開で、95円台前半まで値を削っている。心理的な節目となる95.00円を短期的なサポートとして期待したいところだが、戻りが殆ど見られていないことから、下落リスクは依然高いといえる。仮に同水準を割り込む展開となれば、昨年12月安値と今年4月高値の半値押しにあたる94円台前半まで、下値余地が広がることが考えられる。(カネツGKGoh)
09/05/13 07:54 為替 <外国為替>米ドル円軟調、96円台へ。
12日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は軟調な推移となっている。本日の米株式市場では、GM株の急落が話題となった。20%近く値を削り、約76年ぶりとなる低水準まで落ち込んだ。GM幹部が自己で所有している同社株を処分したとの話もでており、市場ではGMの破綻に対する懸念が高まっているようだ。このことを手掛かりに米ドル売りを仕掛ける参加者が増え、米ドル円は一時96.11円まで本日安値を更新している。テクニカル的にもヘッドアンドショルダーのネックライン(97.00円付近)を下抜けたことで地合いは弱まったといえ、目先も上値の重い推移が続きそう。昨年12月安値と今年4月高値の38.2%押しに当る水準が96.00円付近であり、こちらを維持できるかが目先の焦点となる。もしも割り込むようであれば、3月の安値水準(93円台半ば)まで下落余地が拡大することが考えられるだろう。(カネツGKGoh)
09/05/12 08:02 為替 <外国為替>調整色強まり、各通貨軟調。
11日欧米時間の外国為替市場は、円買い優勢の展開となった。欧州時間序盤、軟調推移となった欧州株やダウ先物時間外取引の動きをきっかけに、それまでに積み重なっていた円売りポジションを解消する動きが進んだ。クロス円各通貨はそれぞれ本日高値からは2円〜3円前後の下落で、NY時間序盤に若干戻りを見せる場面もあったが、米GMのヘンダーソンCEOが「破産法適用の可能性、高まっている」と発言したことでリスク回避の姿勢が強まりすぐに上値を抑えられる形となった。一方の米ドル円は、本日高値から1円50銭程(本日安値:97.27円)と、クロス円各通貨に比べると下落幅は少ない。ヘッドアンドショルダーのネックラインが97.00円付近に差し掛かっており、こちらが意識された格好か。ただ、米GM絡みの話題のほか、オバマ米大統領から今年度の米財政赤字が拡大するとの見通しが示される等、米ドル売りの材料に事欠かない状況を踏まえると東京時間に前述したネックラインを試す展開となることも考えられる。(カネツGKGoh)
09/05/11 07:59 為替 <外国為替>米ドル円軟調、クロス円各通貨は確り。
8日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円が軟調な推移となっている。注目材料の4月米雇用統計は失業率(予想:8.9%、結果8.9%)、非農業部門雇用者数(予想:-60.0万人、結果:-53.9万人)と市場予想を上回る結果であった。ただ、非農業部門雇用者数の推移につき、2月・3月分が下方修正されたこと、また今回も政府部門における雇用増が7.2万人にのぼり、見かけ程の強さは感じられないとの見方が台頭し発表後からは米ドル売りが進み、98円台前半まで水準を落としている。株高を背景に確りの推移であったクロス円各通貨とは正反対の動きとなったことから、一部ではリスク選好の流れが広まるにつれ、これまで逃避的に積み重ねられてきた米ドルのロングポジションを解消する動きが進んでいるとの観測も持ち上がっている。その為、米ドル円は週明けの東京市場でも上値の重い推移を強いられる可能性がありそうだ。一方のクロス円各通貨は、前述した通り総じて確りとした展開。なかでも目立ったのがユーロ円の上昇。ユーロは200日間移動平均線を上抜ける等テクニカル的な要因から対米ドルで騰勢を強めており、その勢いがユーロ円にも波及した格好。約1ヶ月振りとなる134円台乗せもすんなりとクリアしており、地合いの強さが窺える。短期的には年初来高値(137.42円)を目指す展開に期待したい。(カネツGKGoh)
09/05/08 08:03 為替 <外国為替>ユーロ円確り、英ポンド円は上値重い。
7日欧米時間の外国為替市場においてユーロ円は、ECBの金融政策発表後一時上下に振れる場面がみられた。まず、政策金利は0.25%利下げ(1.00%)と事前予想の通り。その後トリシェECB総裁が記者会見のなかでユーロ建てカバードボンドの買い入れの決定を発表し、市場では量的緩和策の導入との思惑が広がり一時ユーロ売りが優勢となった。しかし、質疑応答のなかで今回の措置が量的緩和策の導入ではなく信用回復を目指したもの(カバードボンド市場を対象としたのは、同市場が最も大きく打撃を受けたため。)であるとの見解が示されたことでその後は反転ユーロ買いが進み、今週高値を133.57円へと更新している。大方で予想された量的緩和政策の導入が否定されたことは、今後ユーロ買いのサポート要因となり得る。短期的には心理的な節目となる135.00円を目指す展開を期待したい。一方の英ポンド円だが、こちらは英中銀の金融政策発表後に弱含む格好となった。政策金利は事前予想の通り据え置き(0.50%)であったが、その後声明のなかで量的緩和策の拡大を発表したことが英ポンド売りを呼び込んだ。英ポンド円ははそれまでの上昇分を吐き出し本日安値を148.08円まで更新している。
09/05/07 08:02 為替 <外国為替>米ドル円、往って来いの展開。
6日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は往って来いの展開。NY時間序盤、米雇用統計の前哨戦と位置付けられる4月米ADP全国雇用者数(予想:-64.3万人、結果:-49.1万人)の好結果を受け米ドル買いが進み一時本日高値を99.09円に更新した。しかしその後、バンク・オフ・アメリカが約350億ドルの資本増強の必要性を指摘される等米ストレステストの結果が明らかになると、こちらを嫌気した向きからの米ドル売りが持ち込まれ、NY時間終盤にかけては98円台前半へと押し戻される格好となっている。4月米ADP全国雇用者数の結果から8日の米雇用統計に向け楽観的な見方が増えていることもあり、一方的な展開には至っていないが、5・21日間移動平均線が再度デッドクロスを形成しテクニカル的な地合いが弱まっていることを鑑みれば、目先も上値の重い推移が続く可能性はあるだろう。一方のクロス円通貨では、豪ドル円が確りとした推移となっている。株高を背景に円売りが優勢となり、再度74.00円を試す場面が見られたが、本日高値の更新も73.99円までと74円台乗せには至らなかった。10:30には注目材料である豪雇用統計の発表がある。発表後の値動きに注意をしておきたい。
09/05/07 08:00 為替 米ドル円、往って来いの展開。
6日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は往って来いの展開。NY時間序盤、米雇用統計の前哨戦と位置付けられる4月米ADP全国雇用者数(予想:-64.3万人、結果:-49.1万人)の好結果を受け米ドル買いが進み一時本日高値を99.09円に更新した。しかしその後、バンク・オフ・アメリカが約350億ドルの資本増強の必要性を指摘される等米ストレステストの結果が明らかになると、こちらを嫌気した向きからの米ドル売りが持ち込まれ、NY時間終盤にかけては98円台前半へと押し戻される格好となっている。4月米ADP全国雇用者数の結果から8日の米雇用統計に向け楽観的な見方が増えていることもあり、一方的な展開には至っていないが、5・21日間移動平均線が再度デッドクロスを形成しテクニカル的な地合いが弱まっていることを鑑みれば、目先も上値の重い推移が続く可能性はあるだろう。一方のクロス円通貨では、豪ドル円が確りとした推移となっている。株高を背景に円売りが優勢となり、再度74.00円を試す場面が見られたが、本日高値の更新も73.99円までと74円台乗せには至らなかった。10:30には注目材料である豪雇用統計の発表がある。発表後の値動きに注意をしておきたい。
09/05/01 07:55 為替 <外国為替>米ドル円、続伸で一時99.01円。
30日、欧米市場で米ドル円は続伸となり一時99.01円の高値を記録。欧州株がしっかりとなったことや、米自動車大手クライスラーが破産法申請となったにも関わらずNYダウが大きく値を崩さなかったを受け、積極的な欧米勢は円売りで参入したと思われる。ただ99円台にしっかり乗せることは出来ず、98円台半ばで大方の取引を終えた。日足を見ると、99.00円付近には21日間移動平均線が位置し、テクニカル的に見ると同線が米ドル円の上値を抑えたようだ。さらに、今年2月下旬からおよそ1カ月間米ドル円は99円台では上値を抑えられていた経緯があり、引き続き99円台では上値の重い推移が予想される。豪ドル円に関しても円売り圧力がやや強く、一時72.57円の高値を記録。昨年8月以来の200日移動平均線(71.28円付近)を上抜けた。目先は同線付近で底堅く推移するかどうかがポイントで、かつ5日線の傾きが上向きを維持できるようであれば、市場では豪ドル買いに関心感が出てくるかもしれない。(カネツGKGoh)
09/04/30 07:54 為替 <外国為替>リスクテイクの動き。
29日、欧米市場ではクロス円を中心に堅調な推移。ユーロ円は一時130.04円、英ポンド円は一時144.54円、豪ドル円は一時71.33円まで水準を上げている。ユーロを中心に主要通貨が対米ドルで買われたこと、さらに欧州株やNYダウ(前日比168ドル高)が堅調に推移したことで、外為市場でもリスクを取って円を売る動きが優勢となった模様。ユーロ円は日足を見ると、ようやく5日間移動平均線の傾きが上向き、一旦は下値リスクが後退したかに思われる。ただし、21日間移動平均線の位置する130.56円付近の上抜けまでには至っていない。目先的には底堅くも上値の重さが懸念されそうだ。米ドル円に関しても、クロス円の上昇に支えられしっかりした推移。午前3時台にはFOMC声明文が発表され、米景気見通しは3月に比べ緩やかに改善したとのこと。この内容が好感され、米ドル円は一時97.96円の高値を記録した。このところ上値を抑えられていた5日線を明確に上抜け、こちらも短期的な下値リスクは一旦後退した可能性もありそうだ。(カネツGKGoh)
09/04/28 07:58 為替 <外国為替>ユーロが対主要通貨で下落。
27日、欧米市場ではユーロが対主要通貨で大きく下落。対米ドルでは一時1.3000米ドル、対円では一時125.67円の安値を記録した。NY時間にオーストリア中銀総裁から、「必要な限りユーロ圏政策金利は非常に低い水準を維持し、必要であれば量的緩和を実施する用意ある。」とのコメントが出されたことが嫌気され、ユーロ売りにつながった模様。ユーロ圏の量的緩和政策に関する話は目新しいことではないが、次回(5/7)の会合を前に警戒感が高まっていただけに、市場は敏感に反応したと思われる。その後、NY時間終盤ではユーロ米ドル・ユーロ円とも前述の安値からはやや水準を戻しているものの、戻りは鈍い。ユーロ円は126円台前半で大方の取引を終えたが、ユーロ圏の金融政策への警戒感、さらにユーロ米ドルの弱含み等を考慮すると、目先もそれほど強い戻りは想定し難い。むしろ、ユーロ米ドルが今回サポートされた1.3000米ドルを割り込むような動きを見せれば、ユーロ円もつれ安となる可能性がある。(カネツGKGoh)
09/04/27 08:01 為替 <外国為替>欧米株堅調でクロス円各通貨が反発。
24日欧米時間の為替相場では、クロス円各通貨がしっかりの推移。欧州序盤では4月の独IFO景況指数(予想:82.4 結果:83.7)が予想を上回ったことが好感されたほか、今週相次いで発表が行われた欧米大手企業の決算が懸念されたほどに悪くなく、マーケットの警戒感が後退したことから欧州株価が堅調に推移。リスク許容度の改善から、円相場ではクロス円各通貨を中心に強含む展開となった。ただ、予想を大きく下回った第1四半期英GDP速報値が、英国の格付け引き下げ懸念を強める動きとなり、英ポンド円は続落。安値を141.17円まで更新するなど、一時的に下げを強めた。NY時間に入ると、米耐久財受注と米新築住宅販売件数が予想より良い内容となったことなどから、NYダウが堅調に推移。また、発表されたG7の声明草案とストレステストの概要が予想の範囲内となるなど、週末に向かって高まっていたマーケットの緊張感が和らぐ形となり、株価や商品価格の下支え要因となった。NY終盤に掛けてしっかりの推移が継続したクロス円各通貨では、資源価格の上昇を受けてオセアニアは通貨の強さが目立ち、豪ドル円は70円台前半、NZドル円は55円台半ばまで水準を上げている。米ドル円についても、クロス円の堅調さに支えられ97円台を維持しており、下値リスクがやや後退している。週明けアジア勢の出方に注目が集まるが、5日間移動平均線(98円近辺)を回復できるかがポイントとなりそうだ。(カネツGKGoh)
09/04/24 08:03 為替 <外国為替>米ドル円、98.00円近辺で一進一退。
23日の欧州時間は、NYダウ先物の堅調さを受けてリスク選好の動きが広がり、為替市場では円売りが優勢となった。米ドル円は、一時98.45円まで高値を更新したが、米大手企業の決算発表が複数控えていることへの警戒感が米ドルの上値を抑え、次第に利益確定の米ドル売りが優勢となり失速した。NY時間に入ると、予想を下回った3月米中古住宅販売件数(予想:470万件 結果:457万件)への失望感からNYダウが下落。リスク回避の動きが強まるにつれ円の買い戻しが優勢となり、米ドル円は97円台後半まで水準を下げた。NY終盤に掛けては、米財務省がクライスラーの破産法11条適用申請を準備中で来週にも申請の可能性があると報じられ、米ドルの重石となったが、米ドル円は98.00円付近でもみ合う動きとなった。米FRBが大手金融機関に実施しているストレステストについて、米銀大手のウェルズ・ファーゴなどの複数が良い内容になるとの思惑がNYダウの下支え要因となり、米ドル円、クロス円各通貨をサポートする形となった。目先の円相場は、欧米大手企業の決算、米ビッグスリーの行方、G7やストレステストの結果への思惑などに株価が反応しやすいため、方向感に欠ける展開が続くとの見方が多いが、どちらか一方に動き出すと大きな展開になりやすいとの声もあり、注意が必要となりそうだ。(カネツGKGoh)
09/04/23 07:59 為替 <外国為替>英ポンドが軟調推移。
22日欧米時間の円相場では、英ポンド円を中心に米ドル円とクロス円が弱含む展開。ダーリング英財務相が議会に提出した予算案で、2009年の国内成長率が−3.5%になる見通しを示したことが嫌気された。また、英ポンド安が輸出企業を支援するとの見解を示したことも英ポンドの下落に拍車を掛け、英ポンド円は一時140.62円まで下落した。NY時間に入ると、注目を集めていた米モルガン・スタンレーの第1四半期決算が予想以上の赤字幅となったことを受けて、NYダウが下落。この動きを受けて、円相場ではリスクを嫌気した円の買い戻しが優勢となり、クロス円各通貨の上値を抑える形となった。ただ、2月米住宅価格指数(予想:前月比-0.6% 結果:前月比+0.7%)が予想を大きく上振れたことや、米ウェルズ・ファーゴの第1四半期決算が過去最高(30.5億ドル)の利益を記録したことが米国株の下支え要因となり、NYダウが一時プラス圏を回復。リスク回避の動きが一旦緩む展開となり、米ドル円とクロス円各通貨は底堅い推移となった。マーケットでは、引き続き米大手企業の第1四半期決算に注目する声や、G7を前にした主要各国の要人発言に関心を寄せる向きが多く、週末まで目が離せない状況が続きそうだ。(カネツGKGoh)
09/04/22 08:01 為替 <外国為替>NYダウ反発で円売りの流れ。
21日の欧米市場。欧州序盤は、予想を大幅に上回った4月独ZEW景況感調査(予想:2.0 結果:13.0)が好感され、ユーロ円が上昇。その他のクロス円各通貨も、つられる形で上昇したが、欧州株やNYダウ先物がマイナス圏中心の推移となったことから、上値を抑えられる形となった。NY時間には、加中銀政策金利発表が行われ、市場の大方予想に反して0.25%の利下げが実施された。さらに、声明文では23日に非伝統的措置についての発表を行うことが明らかとなったため、加ドル売りが一時加速。加ドル円は78.25円まで安値を更新した。ただ、その後は、ガイトナー米財務長官が米国の銀行の多くは必要な資本を備えていると発言したことや、金融安定化へ向けて最善を尽くすことを示したことが好感され、米株式市場は金融株を中心に反発。NYダウが100ドルを超す上昇となったことを受けて、リスク選好の動きが強まり、為替相場では円売りが優勢となった。米ドル円は、2月からの上昇トレンドを維持する格好となり、98円台後半まで上昇。クロス円各通貨も、豪ドル円が再び70円台を回復するなど、全般的に反発する展開となった。マーケットでは、週末のG7に対する警戒感が高まっているものの、共同声明は前回(2月ローマ)とほぼ同じ内容になるとの見方も多く、引き続き決算と株価に注目する展開が続きそうだ。(カネツGKGoh)
09/04/21 07:59 為替 <外国為替>リスク回避姿勢が強まる。
20日欧米時間の為替相場は、円が全面高の展開。注目を集めていた米大手銀行バンク・オブ・アメリカの第1四半期決算が、42億ドルの利益となったものの、ローン関連損失の拡大が明らかとなったため、金融株を中心に欧米株が大きく下落した。この動きを受けて、リスク回避姿勢が強まり、為替相場では円の買い戻しが優勢となった。米ドル円は約3週間ぶりとなる97円台まで下落。クロス円各通貨では、リスク回避姿勢でNY原油などのエネルギー価格が下落したことを受けて、オセアニア通貨が下げを加速し、豪ドル円は70円を大きく割り込む形となり、68.08円まで安値を更新した。また、21日間移動平均線を明確に割り込んだ英ポンド円も、継続的に水準を下げて142円台前半まで売り込まれる展開となった。その他クロス円についても、チャートポイントを次々と突破してきており、下値リスクを意識した展開が続きそうだ。(カネツGKGoh)
09/04/20 07:54 為替 <外国為替>米ドル円、98円台で再びサポートされる。
17日欧州時間序盤の米ドル円は99円台前半であったが、NY時間序盤にかけて軟調な推移となり、一時98円台後半に下落する場面があった。ただ、NY時間中盤以降は大きく下値を拡大することなく、終盤にかけて99円台前半にまで水準を回復している。23:00の4月米ミシガン大消費者信頼感指数速報値(予想:58.5 結果:61.9)が米ドル円相場を下支えする材料になった模様で、テクニカル面でも98円台後半に位置する21日間移動平均線がサポートになった。クロス円については全体的に戻りの弱い印象を残した。特にユーロ円やNZドル円は今週序盤の高値から水準を落とし(ユーロ円:約5円の下落 NZドル円:約3円の下落)、それぞれの日足を見ると21日線を明確に下回っている。この下落の勢いが来週以降も継続してしまう可能性に注意したい。ユーロ売り、NZドル売りが勢いを崩さなかった場合は、3月末の安値水準(ユーロ円:126円台 NZドル円:53円台)あたりが目先の下値目標になり得る。(カネツGKGoh)
09/04/17 07:57 為替 <外国為替>米ドル円、99円台に値を戻す。
16日東京時間終盤の米ドル円は98円台半ばであったが、欧州時間序盤から徐々に米ドルを買い戻す動きが見られ、NY時間終盤にかけて99円台前半にまで値を戻している。米ドル円の下値不安が一部市場筋からは指摘されているが、現時点では98.70円付近に位置する21日間移動平均線がテクニカル面でのサポートになっている模様で、多くの市場参加者はポジションを一方的に傾けづらい状況と思われる。NY時間に発表された米経済指標もマーケットに大きな値動きを引き起こすインパクトは無かった。ユーロ円については欧州時間に値を戻し、NY時間終盤では131円近辺で取引されている。18:00の3月ユーロ圏消費者物価指数確報値(予想:前年比+0.6% 結果:前年比+0.6%)、2月ユーロ圏鉱工業生産(予想:前月比-2.5% 結果:前月比-2.3%)を無難に消化し、東京時間での下落の反動が出た模様。ただ、これで下値リスクが消えた訳ではない。ユーロ円の日足を見ると、先週の序盤に137円台まで高値を伸ばした後はジリ安の展開が続き、今週も上値の重い状況となっている。ユーロの戻り売りが勢いを崩さない場合は、3月末の126円台が目先の下値目標になり得る。(カネツGKGoh)
09/04/16 07:56 為替 <外国為替>米ドル円、98円台〜99円台の往来相場。
15日海外時間の米ドル円は98円台後半〜99円台半ばを往来する値動きとなった。NY時間序盤に発表された幾つかの米経済指標については、総合するとマーケットを一方的に傾けさせる結果とはならなかった。27:00の米地区連銀経済報告では景気悪化は止まっていないが、その進み具合は緩やかに変化しているとの認識が示された。多くの市場参加者は現状の世界同時不況について慎重な姿勢を崩していないと思われ、過度に楽観視することはできないものの、景気後退の長いトンネルを抜け出すのもそう遠くはないかもしれない。米ドル円の日足を見ると、一時的に98円台前半まで下値を拡大する場面があったが、終値では98.60円付近に位置する21日線がサポートになった。徐々に悲観的な見方が後退するとともに、米ドル円の上昇トレンドが持続することを期待したい。(カネツGKGoh)
09/04/15 07:55 為替 <外国為替>米ドル円、ジリ安で98円台後半へ。
14日海外時間の米ドル円は、東京時間終盤の99.60円付近から更に下押しする展開となり、NY時間終盤では98円台後半まで水準を下げている。21:30の3月米小売売上高(予想:前月比+0.3% 結果:前月比-1.1%)の数字が米ドル売りの材料になった模様で、景気悪化の根深さを感じさせる結果となってしまった。21日間移動平均線が位置する98.50円付近が短期的なサポートになり得るが、この水準を明確に下回った場合は一気に下値を拡大する可能性に注意したい所。クロス円も全体的に軟調な値動きとなり、NY時間終盤の豪ドル円は71円台半ばで推移している。73円台前半に位置する200日線が結果的に豪ドル円の上伸を阻む形となり、72円台〜73円台の上値の重さを嫌気する短期的な豪ドルの戻り売りが優勢になりそう。ただ、今年2月中旬からの緩やかな上昇トレンドは継続していると見た場合、69円台〜70円台あたりで相場がサポートされることを期待したい。(カネツGKGoh)
09/04/14 07:58 為替 <外国為替>豪ドル円、ジリ高で73円台前半へ。
13日海外時間の豪ドル円はNY時間終盤にかけてジリ高の推移となり、この日の取引を73円台前半で終えた。豪ドル円の日足を見ると、一気の豪ドル買いという訳ではないものの、今年の2月中旬から緩やかな上昇軌道を維持している。マーケットに投資資金が徐々に戻りつつあり、マネー流入の動きが途切れていない状態と言えるかもしれない。過度に楽観的な見方はできないが、一時の下値不安はかなり後退した印象が強く、豪ドルの押し目買い優勢の流れが持続する展開に期待したい所で、やや中期的には80円〜85円あたりを上値目標に考えたい。NZドル円やユーロ円も海外時間でそれぞれ値を伸ばしたが、米ドル円は逆に下落してしまった。東京時間終盤の米ドル円は100.60円付近であったが、NY時間終盤では100円近辺にまで値を削り、調整色がやや強くなっている。米自動車産業に関する先行き不透明感を背景に米ドル売りが優勢になっている模様で、200日線が位置する99円近辺が目先の下値目標になり得る。14日東京時間での値動きを慎重に見ていきたい。(カネツGKGoh)
09/04/13 08:05 為替 <外国為替>閑散市場。
10日、欧米時間では海外市場の多くがイースター休暇のため休場となる中、各通貨とも積極的な取引は見送られた。米ドル円は100円台前半、豪ドル円は72円台前半、NZドル円は58円台半ばと、東京時間とほぼ変わらない水準で大方の取引を終えた。大きな値動きを求めるとしたら、イースター休暇明けで本格的に海外の参加者が戻って来る14日以降となりそうで、それまでは各通貨とも方向感のない値動きが続くだろう。相場の牽引役となっている米ドル円は、前日も指摘した通り下値は99.01円付近に位置する200日間移動平均線、上値は4/6の年初来高値(101.45円)でのレンジ相場が当面は予想される。上下どちらかにブレイクしないと方向感の乏しい展開が続きそうだ。一方、米ドル円の100円台半ば以降は上値が重いこと、かつユーロ米ドルで5日線と21日線がデットクロスを形成していることを併せると、ユーロ円も強い戻りは想定しがたい。4/7に第4四半期ユーロ圏のGDPが下方修正されたことがユーロ買いを手控えている点も否めず、来週も弱い指標には敏感に反応するかもしれない。(カネツGKGoh)
09/04/10 07:56 為替 <外国為替>対主要通貨での米ドル買いが優勢。
9日、欧米市場では米ドルが対主要通貨で買い優勢の展開となり、米ドル円は一時100.58円までじり高、ユーロ米ドルは一時1.3126米ドルまで下落した。21時台に米銀大手のウェルズ・ファーゴから、第1四半期の業績見通しが過去最高になると見通しが示され、その後の米ドル買いにつながった模様。NYダウの前日比で+200ドルを超える推移も米ドル円の下値を支えたが、今週半ばからは上値を抑えられている100円台半ばでは利食い売りもあってか上昇には至らなかった。今週を通じてみると押し目買いと調整売りを繰り返しており、当面の下値は200日間移動平均線の位置する99.10円付近、上値は年初来高値である101.45円付近でのレンジ相場が続きそうだ。一方、20:00に発表された英政策金利は、市場の予想通り0.50%で据え置き。また英中銀からは、3/5に発表された750億英ポンドの資産買い入れプログラムを継続するとのことで、目新しい声明は示されず、英ポンド円は146円台前半から147円台後半で方向感なく推移した。(カネツGKGoh)
09/04/09 07:57 為替 <外国為替>押し目買い、その後調整売り。
8日、欧米市場では前日と同様、各通貨とも欧州時間序盤からNY時間序盤にかけて反発するも、NY時間中盤からは軟調に推移した。米ドル円に関しては、100.36円の戻り高値を記録後に一時99.32円まで水準を落とし、結局は99円台後半で大方の取引を終えた。欧州時間からは、積極的な参加者からの押し目買いで100円台を回復する場面があったが、今週のはじめから調整相場が続いていることで、上値に関して懐疑的な向きが多かったようだ。そして27:00にFOMC議事録で、3/18のFOMC声明文で決定された長期国債の買い入れに関し、「期間が長めの大量買い入れが適切との見方で一致。」との内容が示され、米ドル売りにつながった。上記のとおり材料的には弱い米ドル円であるが、テクニカル的に見ると200日間移動平均線(99.10円付近)を割り込むまでには至っていない。4/2におよそ半年振りに終値が上抜けた同線は今後のサポートラインになる可能性があり、99円台前半で底堅い推移が続くようであれば再び押し目買いを狙う参加者が出てくるかもしれない。(カネツGKGoh)
09/04/08 07:55 為替 <外国為替>一時的に反発するも、NYダウの下落が上値を抑える。
7日、欧州時間序盤からNY時間前半に安値圏から反発した米ドル円・クロス円だったが、米ドル円は100.87円、ユーロ円は134.00円、豪ドル円は72.25円の戻り高値を記録後はじり安となった。欧州時間からは、相場が下がったところを積極的な市場参加者が円売りを仕掛けたことで、各通貨とも円安に傾いたようだ。しかしその後、NYダウが前日比186ドル安と続落となり、リスク回避とまでは言わないまでも、外為市場でもそのあおりを受け円を買い戻す動きが優勢となった。市場では前日からの調整相場が依然として続いている感が否めず、目先も下値を窺う展開が予想される。米ドル円に関しては何とか100円台で大方の取引を終えた。しかし、目先心理的な節目である100.00円を明確に割り込む動きを見せる場合、下値トライに拍車が掛かる可能性がある。ユーロ円に関しては、発表された第4四半期ユーロ圏GDP確報値が前期比-1.6%(速報値 -1.5%)と下方修正されたこともユーロ売りにつながった。(カネツGKGoh)
09/04/07 07:52 為替 <外国為替>欧米時間は調整相場。
6日、欧米市場では米ドル円・クロス円とも欧州時間序盤の高値圏から水準を落とした。特にクロス円通貨の下落は著しく、ユーロ円は一時134.45円、英ポンド円は一時147.70円、豪ドル円は一時71.24円まで軟化した。背景には、NYダウが前日比で一時150ドルを越す下落となり、外為市場でもリスクを取って円を売っていた向きが利益確定の円買いに傾いたことが挙げられる。また23時台、米FRBが今年10月30日まで、ECB(欧州中銀)・BOJ(日銀)・BOE(英中銀)・SNB(スイス国立銀)の主要中銀からスワップを通じて外貨供与を受けることを発表した。このことが好感されて米ドルが対主要通貨で買われ、逆に主要通貨が売られたこともクロス円の下落につながった模様。その後、NY時間後半では各クロス円ともNYダウが下げ幅を縮小したことでか、安値圏から反発。欧米時間を通して見ると、先週から急ピッチで上昇していた分の調整相場だったと言うことができるが、NY時間後半でやや反発しかけているところを見ると、下がった局面では押し目買いが入りやすいものと思われる。NY時間に記録した安値(ユーロ円:134.45円 英ポンド円:147.70円 豪ドル円:71.24円 NZドル円:58.82円 加ドル円:80.87円)を下回らなければ、目先の東京時間でもクロス円は底堅い推移を期待したい。一方、米ドル円は101.45円の高値を記録後、一時100.51円まで水準を落とすもその後101.00円付近まで反発。こちらは円買いと米ドル買いの板ばさみにより、クロス円に比べると値動きは限られた。(カネツGKGoh)
09/04/06 07:59 為替 <外国為替>米ドル円確り、約半年振りの100円台へ。
3日欧米時間の外国為替市場において米ドル円は確りとした展開となっている。注目された米雇用統計は3月米非農業部門雇用者数が−66.3万人(予想:-66.0万人)、失業率が8.5%(予想:8.5%)とほぼ市場予想の通りの結果であった。8.5%の失業率は実に25年振りの高水準である上、今回-74.1万人へと修正された1月の非農業部門雇用者数に至っては約半世紀振りの減少幅と数値自体は記録的な悪化を示したことになる。ただ、事前に米ホワイハウスの報道官が「3月の雇用統計はさらに厳しい雇用削減を示すだろう」との見解を示していたことを受けて悲観的な見方が広がっていた為、市場予想の範囲に収まったことが結果的には好感される形となった模様。ビッグイベントを無難にこなした安心感も相まって、NY終盤に掛けて米ドル買いが進み、一時100.36円まで年初来高値を更新している。100.00円の大台乗せに成功したことで、目先も米ドル買い安心感が広がる可能性があり週明けの東京市場でも堅調推移が期待できそう。短期的には昨年8月高値と12月安値の61.8%戻しに当る101.60円付近が上値の目処となりそうだ。(カネツGKGoh)
09/04/03 08:01 為替 <外国為替>米ドル円一時99.90円、クロス円通貨も軒並み上昇。
2日欧米時間の外国為替市場は各通貨とも堅調な推移している。欧州時間、「IMF資金を5000億米ドル増強する」等、徐々にG20声明の草案が明らかとなる中、こちらを好感して欧州株式市場が上昇、リスク選好の動きから円売りが進む格好となった。米ドル円が一時99.90円と大台の100.00円に迫った他、クロス円各通貨も軒並み今週の高値を更新している。発表されたG20共同声明では、2010年末までに5兆米ドル規模の財政刺激策とそれに伴う4%の世界成長、2400万人の雇用創出が景気回復の数値目標として掲げられた他、金融規制強化の面でも金融安定化理事会の設置やヘッジファンドを規制・監督の対象とすることを明記された。ビッグイベントを消化し、一旦は値動きも落ち着いているが東京時間には本邦勢の参入をきっかけに円売り優勢の流れが再開される可能性はある。その際注目したいのが豪ドル円の動向。このような状況下相対的に金利の高い同通貨は選好されやすく、昨日も節目とされた70.00円を突破し年初来高値を71.54円とした。昨年7月高値と10月安値の38.2%戻しに当る74.00円付近までは強いレジスタンスも見当たらず、続伸の展開に期待したい。尚、もう一つの注目材料であったユーロ圏政策金利発表は、政策金利が市場予想(0.5%引き下げ)を下回る利下げ幅0.25%引き下げ(1.25%)に留まり、発表後にはユーロ買いが優勢となった。ただ、その後のトリシェ総裁の記者会見で追加利下げと次回会合での量的緩和政策強化の可能性が示唆され、金利動向を巡ってのユーロ買いは一服している。また、この時間で米財務会計基準審議会(FASB)による時価会計基準の緩和が決定されたが、一部ではこの決定が長期的には金融機関への信用低下を招き、今後のリスク要因となる可能性があるとの指摘が挙がっており注意をしておきたい。(カネツGKGoh)
09/04/02 08:03 為替 <外国為替>各通貨とも小動き。
1日欧米時間の外国為替市場は全般に動意の薄い展開となっている。先ほど始まったG20の動向を見極めようとポジションを一方に傾ける向きも少なく、積極的な取引は控えられる傾向にある模様。3月米ADP全国雇用者数(予想:−65.5万人、結果:−74.2万人)や3月米ISM製造業景況指数(予想:35.8、結果:36.3)等の重要指標の発表もあったが、強弱入り混じる結果で市場の反応も限定的に留まった。ただ、そのような中でも、オセアニア通貨(豪ドル円・NZドル円)が値幅は小さいながらも比較的確りとした推移を見せている。米政府高官から、破産法の適用なしにGMの再建が可能との見方が示されたこともあり米株式市場は堅調な展開で、リスク許容度の改善から相対的に金利の高いこれらの通貨の需要が高まった格好か。豪ドル円は68.99円、NZドル円は56.13円までそれぞれ本日高値を更新している。この後9:30には2月豪貿易収支(予想:+7.0億豪ドル)の発表があるが、こちらの結果次第で豪ドル円は年初来高値69.62円を試す展開となる可能性もあるだろう。(カネツGKGoh)
09/04/01 07:50 為替 <外国為替>円売り優勢、米ドル円は一時99円台。
31日欧米時間の外国為替市場は、各通貨とも堅調な推移となった。欧米の株式市場は昨日までの軟調推移から反転し、それに伴いリスク許容度の改善から円売りを仕掛ける動きが増えた模様。3月米シカゴ購買部協会景気指数(予想:34.0、結果:31.4)や 3月米消費者信頼感指数(予想:28.0、結果:26.0)等の弱い結果にも関わらず、米ドル円は欧州時間序盤の水準から1円程上昇し、一時今週の高値を99.36円まで更新した。ただ、新規に米ドル買いを仕掛けるだけの材料が出たわけではない為、年初来高値(99.69円)を前に上昇は一服している。目先の展望だが、2日にG20(金融サミット)そして3日に米雇用統計といったビッグイベントを控えていることを鑑みれば、一旦は調整地合いが強まる可能性が高そう。また、NY時間終盤にGMが6月1日までに破産法の申請を検討していると報じられたことも、今後米ドル売りを後押しする可能性がある。5日間移動平均線が差し掛かり、今週の始値の水準でもある98.00円付近が短期的な下値の目処となりそうだ。(カネツGKGoh)
09/03/31 08:06 為替 <外国為替>米ドル円反発、一時97.52円。
31日欧米時間の外国為替市場は円売り優勢の展開となっている。欧米の株式市場は軒並み軟調推移となったが、本日中にもと噂される米ビッグスリー救済の具体案の発表を前にポジション調整の円売り・外貨買いが進んだ模様。米ドル円が一時97円台半ばまで本日安値から1円以上水準を回復したのを始め、クロス円各通貨もそれぞれ1円〜3円程戻す場面がみられた。NY時間序盤にはオバマ米大統領が米ビッグスリー救済に関して記者会見を開いたが、「米自動車業界を消失させることはない」、「自動車業界の存続、”終りのない公的資金注入”に依存するべきでない」等、同問題に対する米政府の姿勢を示した。その後、GMに対する計画の60日以内の全面見直しとクライスラーに対する30日以内のイタリア・フィアットとの提携合意を求め、両者の再建計画が「不十分である」との意向を明らかにしたが、既に政府高官筋の話として東京時間中に報道されていた内容と相違が無かった為、市場の反応は限定的であった。米ドル円は、目先も米ビッグスリー救済関連のニュースを巡っての推移が続きそうで、本日高値の98.31と本日安値の95.97を上下の目処とし動向を見守りたい。(カネツGKGoh)
09/03/30 08:05 為替 <外国為替>ユーロ売り加速。
27日欧州時間の為替相場では、ユーロ売りが加速。来週2日に予定されているECB理事会への警戒感からユーロ売りが加速した模様。マーケットでは、一部ECB高官の発言を受けて、ECBが一段の利下げを行う可能性や量的緩和を導入するとの声が挙がっており、ユーロの重石となっている。この動きからユーロドルは一時1.3259ドルまで、ユーロ円は一時129.43円まで下落するなど、このところの上昇分を大きく削る動きとなっている。また、予想を下回った第4四半期英GDP確報値を受けて英ポンドが大きく売られるなど、欧州通貨が全般的に弱含む展開となった。一方の米ドルは、3月米ミシガン大消費者信頼感指数確報値が予想を上回ったこともあり、NY時間に入ってからはしっかりの推移を継続。クロス円の下げにつられる形で97.11円まで安値を更新した米ドル円も、NY引けに掛けては98.00円付近まで水準を回復しており、底堅さを見せた。来週は日銀短観をはじめ、ECB理事会、G20(ロンドン)、米雇用統計が予定されるなど、ビッグイベントが目白押しとなっており、内容次第では為替相場が大きな展開となる可能性もあるため、注意したいところだ。(カネツGKGoh)
09/03/27 08:03 為替 <外国為替>米ドル円、98円台でもみ合い。
26日欧米時間の米ドル円は、98円台半ばを中心にもみ合う動きとなった。予想より良い内容となった第4四半期米GDP確報値に加え、ラッカー・リッチモンド連銀総裁が景気見通しについて楽観的なコメントを出したことが米ドルのサポート要因となった。米ドル円は一時98.71円まで上値を伸ばしたが、来週に予定されるG20(4/2)や米雇用統計の発表(4/3)を控えて様子見ムードの取引参加者もいることから、積極的な上値追いの動きとはならなかった。クロス円各通貨は、欧米株価の堅調さに支えられて全般的にしっかりの推移。特にNZドル円は、NZ準備銀行による利下げ打ち止め観測を受けて、本日高値を57.10円まで更新、昨年11/11以来の水準まで回復している。一部の地域での景気底打ち感から、大幅な利下げ観測が後退。主要国との金利差が保たれるとの見方がNZドルのサポート要因となっているようだ。東京時間27日早朝に発表が予定される第4四半期NZGDPと2月NZ貿易収支に注目したいところだ。一方、唯一軟調な推移となった英ポンド円は、2月英小売売上高指数が予想以上に悪化したことが嫌気された。改めて英国の個人消費低迷が浮き彫りとなっており、英ポンドの上値を抑える要因となりそうだ。(カネツGKGoh)
09/03/26 08:08 為替 <外国為替>円相場、一進一退の展開。
25日欧米時間の円相場は、株価の動きに振られる展開。注目された2月米耐久財受注と2月米新築住宅販売件数が予想を大きく上回ったことから、景気悪化にある程度の歯止めがかかったとの見方が広がり、取引開始直後のNYダウが上昇。一時、前日比で200ドルを越える上げ幅となるなどリスクテイクの動きが広がり、ユーロ円が高値を132.87円まで更新するなど、クロス円各通貨を押し上げる格好となった。ただ、その後は10年債利回りの急上昇を嫌気して、NYダウが前日比-100ドルを越す水準まで反落すると、円相場では円の買い戻しが優勢に。NY引けに掛けては、景気回復期待から再び買い戻しの動きが先行し、NYダウがプラス圏(+89.84ドル)を回復。クロス円各通貨も全般的に持ち直す展開となった。一方の米ドル円は、97円台を中心にもみ合い。ガイトナー米財務長官が中国政府が提案した新たな基軸通貨としての国際通貨基金のSDR(特別引出権)について肯定的な姿勢を見せたことから、基軸通貨としての米ドルの役割が後退するとの見方が広がり、米ドル売りが優勢となった。米ドル円は一時97円割れとなったが、ガイトナー氏が基軸通貨としての米ドルの地位は今後も変わらないとの見解を示したことから、米ドルが買い戻されて97円台半ばまで水準を回復している。(カネツGKGoh)
09/03/25 08:06 為替 <外国為替>クロス円を中心に円が買い戻される。
24日欧米時間の円相場では、ユーロ円が131円台半ばまで水準を下げるなど、クロス円各通貨が軟調な展開となった。週明けからの上昇分の調整がでたほか、NYダウがマイナス圏中心の推移となったことが円の買い戻しを後押ししたようだ。ただ、発表があった英国の消費者物価指数と小売物価指数が市場予想を上回ったほか、キング英中銀総裁が必要であれば利上げを実施するとの発言や、英ポンドが一段安となる理由が見つからないと述べたことなどから、英ポンドはしっかりの推移が継続し、英ポンド円は一時145円台に乗せる場面も見られた。一方の米ドル円は、98円を中心にもみ合う展開。発表が行われたリッチモンド連銀製造業指数と住宅価格指数が市場の予想を上回り米ドルのサポート要因となったが、米国債の利回り低下が米ドルの重石となり、売り買いが交錯する動きとなった。(カネツGKGoh)
09/03/24 08:01 為替 <外国為替>円売り優勢。
23日の欧米市場では、円売りが優勢。欧米株価の上昇が円売りの支援材料となったほか、NY原油価格が上昇するなど、リスクテイクへの動きが広まった。注目されていた米財務省による不良資産買い取り計画の詳細は、政府が金融安定化法から最大1000億ドルを拠出するなど、マーケットの事前予想の範囲内となったが、株式市場ではこれを好感し大幅に水準を上げた。また、2月米中古住宅販売件数(予想:445万件 結果:472万件)が予想外の好結果となったことも、NYダウを中心に株価を押し上げる要因となった。NY引けに掛けては、オバマ米大統領が不良資産買い取り計画は信用状況の即時回復にはつながらないとコメントを出すなど、慎重な姿勢を示したものの、米株式市場はこの発言を無視するかのように金融株を中心に急進。一時500ドルを越す上昇を見せるなど(NY終値:+497.48ドル)、大きく反発する格好となった。この動きを受けた円相場では、クロス円を中心に上昇。ユーロ円は約5ヶ月ぶりの水準となる132.48円まで一時的に水準を上げた。一方の米ドル円は、クロス円の上昇につられる形で一時97.34円まで上値を伸ばしたものの、先週発表されたFRBによる長期国債買い入れを背景に対主要通貨で米ドル売り圧力が強まっており、97.00円付近まで押し戻されている。(カネツGKGoh)
09/03/23 07:59 為替 <外国為替>米ドル円、一時96円台を回復。
20日東京時間終盤の米ドル円は94円台での推移であったが、海外時間に入ってからは徐々に米ドル買い円売り優勢の展開となり、NY時間終盤にかけて96円近辺まで水準を回復した。今週半ばに米ドル円が急落したことの反動が週末のポジション調整という形で米ドル円相場を押し上げた模様。米ドル円の日足を見ると、1月の安値87.14円〜3月の高値99.69円の50.0%押しにあたる93.41円付近とほぼ同水準の93.55円付近で今週の下落は止まった。今後の展開を考えると、93円台半ばが短期的なサポート水準になりそうで、96円台で米ドルの戻り売りを仕掛ける動きとの板ばさみになることが予想される。20日海外時間のクロス円も米ドル円と同様に水準を上げる値動きとなった。来週以降、注目したい通貨ペアとしてユーロ円、豪ドル円、NZドル円を挙げたい。ユーロ円については130円近辺まで水準を回復し、この上昇の勢いの持続力に注目が集まる。ユーロ圏経済の先行き不透明感はあるものの、ユーロ円相場が思ったよりも下げないことを嫌気してユーロ売りポジションを短期間で手放す動きがユーロ円の上昇を手伝っている模様で、このまま自然と上昇軌道を維持していく可能性も十分ある。豪ドル円、NZドル円の上昇についてもマーケットに投資資金が徐々に戻りつつある兆候であると期待したい。これら両通貨ペアは今年1月の高値水準までの上値余地が残されていると考えた場合、上値目標として豪ドル円は68円近辺を、NZドル円は56円近辺を予想したいところ。(カネツGKGoh)
09/03/19 07:50 為替 <外国為替>米ドル円、95円台まで下値を拡大。
18日欧州時間の米ドル円は98円台半ばでの取引が続いていたが、NY時間に入って徐々に軟化し始め、27:15のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が発表された直後から一気に95円台まで下落した。米政策金利は予想通り0.25%(据え置き)と発表されたが、今後6カ月間で長期国債を最大3000億ドル購入することを決定したことがマーケットでは材料視された。米長期債買取のニュースは米長期金利の低下を引き起こし、低金利が相当期間続くという見方が広がって連鎖的な米ドル売りにつながった模様。米ドル円の日足を見ると、今回の下落で先週後半からの上昇をほぼ帳消しにし、終値は21日線を下回っていることから、今後の展開としては95円割れの可能性に一層の注意を払いたい。95円台〜99円台のレンジを下放れした場合の目標としては、3月のこれまでのレンジ幅約4円をレンジの下限水準である95円台からマイナスした91円近辺を考えたい。クロス円もそれぞれ乱高下したが、ユーロ円、豪ドル円、NZドル円については日足で見た場合の緩やかな上昇傾向を維持していることから、これらの通貨ペアは高値警戒感はあるものの、押し目買い優勢の展開を期待したい。(カネツGKGoh)
09/03/18 08:03 為替 <外国為替>ユーロ円、128円近辺でのもみ合い。
17日海外時間のユーロ円は127円台後半〜128円台前半での推移が続いた。19:00に発表された3月独ZEW景況感調査(前回:-5.8 予想:-8.0 結果:-3.5)の改善を好感する向きのユーロ買いが散見されたが、数字自体はマイナスであったことが積極的なユーロ買いには結びつかなかった模様で、ユーロ圏経済の先行き不透明感は依然として根強い印象を残した。128円台〜129円台では徐々にユーロの戻り売り圧力が増す可能性に注意したい。一方の米ドル円は一時的に99円手前まで上昇する場面があったが、NY時間終盤にかけてジリ安となった。21:30の2月米建設許可件数(予想:50.5万件 結果:54.7万件)、2月米住宅着工件数(予想:45.0万件 結果:58.3万件)を米ドル買いの材料にする動きが見られたが、99円を前にしてマーケットでは高値警戒感が出た格好。今後の展開を考えた場合、今月上旬の高値水準であった99円台半ばを上抜けするのか、逆に先週の安値水準であった95円台半ばを下抜けしてしまうのかを注視していきたい。短期的には95円台〜99円台での往来を繰り返すと思われるが、終値が100円台を達成するか、95円割れとなるかでその後のやや中期的な方向性を見極めていきたい所。(カネツGKGoh)
09/03/17 08:00 為替 <外国為替>米ドル円、98円台でのもみ合い。
16日海外時間の米ドル円は98円台前半を中心とした往来が続き、目立って大きな値動きは見られなかった。21:30に3月ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:-33.0 結果:-38.23)、22:15に2月米鉱工業生産(予想:前月比-1.3% 結果:前月比-1.4%)がそれぞれ発表されたが、ほぼ予想の範囲と見る参加者が多かった模様で、あまり材料視されなかった。米ドル円の日足では、3月に入ってから上昇の勢いが弱まっているように見える。一部市場筋からは、99円台の上値の重さを嫌気する向きの米ドル売りが優勢になりつつあるとの指摘があり、先週の安値水準であった95円台半ばを試す可能性に注意したい。海外時間のクロス円は一時的に上昇する場面があったものの、NY時間終盤にかけて全体的に軟化した。ただ、ユーロ円、豪ドル円、NZドル円の日足では緩やかな上昇傾向を維持しているように見える。これらの通貨ペアについては高値警戒感があるものの、徐々に投資資金がマーケットに戻りつつある兆候であると期待したい。特にオセアニア通貨である豪ドルとNZドルについては、今年1月の高値水準までの上値余地が残されていることから、やや中期的な上値目標として豪ドル円は68円近辺を、NZドル円は56円近辺を予想したい。(カネツGKGoh)
09/03/16 07:59 為替 <外国為替>米ドル円、方向感乏しい。
13日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は方向感の乏しい展開となっている。欧州時間序盤、好調な出だしとなった欧州株の動きを背景に円売りが活発となる中、一時本日高値を98.65円に更新した。しかしその後が続かず、G20財務相会合を前にしたポジション調整の動きも相まって98.00円付近の水準まで押し戻される展開となった。今回のG20財務相会合だが、4月2日に行われるG20首脳会合(第2回金融サミット)の準備会合といった位置付けで、参加各国における景気刺激策実施の必要性の確認やヘッジファンド規制の強化といった金融危機再発防止策の議論等が予定されている。日本時間15日の未明に共同声明が採択されるが、内容次第では市場心理改善の一助になるとの期待感も出ており、週明けの外為相場に影響する可能性があるだろう。その際注目したいのが豪ドル円の動向。2月の下旬以降、心理的な節目となる65.00円付近での上値の重さが目立ち、本日も高値は64.98円までとなっている。ただ、もしも今後65円台乗せを達成することができれば、年初来高値の68.24円付近まで上昇余地が広がることが考えられる為、週明けの豪ドル円の値位置次第では、豪ドル買いの好機となるかもしれない。(カネツGKGoh)
09/03/13 07:54 為替 <外国為替>円売り優勢、各通貨とも大幅上昇。
12日欧米時間の外国為替市場は円売り一色の展開となった。欧州時間序盤、週末のG20を見据えた短期筋のポジション調整の動きからか、それまでの円買い優勢の展開が反転した。その後、NY時間に入るとスイス中銀がスイスフラン上昇を阻止する為にスイスフラン売り介入の姿勢を示したことで米ドル・ユーロ等が対スイスフランで大きく買われ、その動きが対円相場にも波及した。また、米自動車大手GMが月内の追加融資が不要になったとしたことや、米金融大手バンク・オブ・アメリカのCEOが2009年通期での黒字達成の見込みを示唆したこと等もあって、NYダウ平均株価が心理的節目の7000ドル台を回復、市場のリスク許容度を改善させたことも円売り進行の後押しとなり、各通貨とも東京時間までの下落分を取り戻す動きとなった。中でも上昇が目立ったのがユーロ円で、本日安値からは4円以上水準を上げ126円台へと乗せている(高値:126.40円)。126円台乗せに成功したことで、ユーロ買い安心感が生まれるとの見方も出ており、目先も確りとした展開が期待出来そう。次の上値目処は年末年始に掛けて上値の重さが目立った128.00円付近か。一方で米ドル円は本日高値を98.51円まで更新。2月米小売売上高(予想:前月比-0.5%、結果:前月比-0.1%)が予想を上回ったことも好感された。(カネツGKGoh)
09/03/12 08:01 為替 <外国為替>米ドル円軟調、一時97.05円。
11日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は軟調な推移となっている。目立った取引材料に乏しくテクニカル主導の相場展開となる中、短期筋により今週これまでサポートとして機能していた98.00円付近の水準を試す動きが見られた。結果、同水準に溜まっていた米ドル売りを誘発するストップを巻き込む形で下げ幅を拡大させ、一時97.05円まで今週安値を更新している。一旦は97円台を維持する形となったが、安値更新後の戻りも弱く、上値の重い展開が続く可能性はあるだろう。今月の安値96.58円付近の水準がサポートとなるかが目先の注目点となりそうか。尚、先程発表のあったNZ政策金利は市場予想の通り0.5%引き下げ(3.00%)とされた。イベント前のポジション調整から一時48.97円まで弱含んでいたNZドル円は金利発表後本日の高値圏となる49円台後半まで水準を回復している。これまでに出ていたNZ経済指標に弱い結果のものが目立っていただけに、一部では0.75%以上の大幅利下げを見込む参加者もいたようで、予想通りの利下げ幅に留まったことが結果的にはNZドル買い安心感に繋がったようだ。心理的な節目となる50.00円の大台を確りと上抜けることができれば上昇に弾みが付く可能性もある為、同水準における攻防に注目したい。(カネツGKGoh)
09/03/11 07:55 為替 <外国為替>ユーロ円、方向感定まらず。
10日欧米時間の外国為替市場において、ユーロ円は往って来いの展開。欧州時間序盤、ウェーバー独連銀総裁が「ECB政策金利は1.00%が下限」と追加利下げの余地が少ないことを示唆する発言をしたことでユーロ買いが進み、一時126.03円と2月の高値126.07円に迫る場面も見られた。しかし、その後ハーリー・アイルランド中銀総裁がECBによる量的緩和を支持する姿勢を示したことやオルファニデス・キプロス中銀総裁によるインフレ率の長期的な低迷を懸念する発言(両者ともECB理事会のメンバー)等が嫌気されNY時間には欧州時間中の上昇分を吐き出す形となった。以上の発言からはECB理事会内で金融政策に対する足並みが揃っていないことが窺え、一部ではユーロのポジションを一方に傾け難いとの見方増えているようだ。テクニカル的にも、2月下旬以降は122.00円〜126.00円のレンジ相場が形成されているのが見てとれ、目先も同レンジ内での往来相場が続く可能性がありそうだ。尚、英金融セクターに対する懸念から軟調地合いの続く英ポンド円は、発表された経済指標の悪化を受け一時135.18円まで今週の安値を更新する展開となった。ただ、終値ベースでは21日間移動平均線(135.60円付近)の水準を回復しており、同水準を巡る攻防が目先の注目点となりそう。一方で米ドル円は堅調な推移。NY時間に入り、対欧州通貨で米ドル買いが優勢となったことが米ドル円上昇を後押しした模様。ただ、上値の重さが目立つ99.00円付近を上抜けるほどの勢いは無く、新規の材料が出るまでは、今週のレンジ(98.00円〜99.00円)内での取引に留まるとの見方が強い。(カネツGKGoh)
09/03/10 07:59 為替 <外国為替>英ポンド円軟調、一時135.96円。
9日欧米時間の外国為替市場では英ポンド円の軟調推移が目立った。先週末、英金融大手ロイズを実質国有化することが英政府から報じられたが、本日も米大手格付け会社ムディーズが英大手銀HSBCに対する見通しを引き下げており、英金融セクターに対する不安感が高まっている。このことが嫌気されて、欧州時間に入ると英ポンド売りが加速し英ポンド円は一時135.96円まで本日安値を更新した。結果的に、21日間移動平均線(135.60円付近)に支えられる格好となったが、その後の戻りは弱く目先も上値の重い展開が続きそう。仮に21日間移動平均線を割り込んだ場合は、年初来の安値と高値の38.2%戻しの水準(133.00円付近)まで調整余地が広がる可能性もあり注意したい。一方の米ドル円は99.00円付近で小動き。対英ポンドで急速に米ドル買いが進んだことが米ドル円の下支えとなっているが、他方で昨年8月高値と12月安値の半値戻しに当る水準である99.00円付近では戻り売り圧力も強く、板挟みの状況にあるようだ。米自動車会社の救済動向や、本日米財務省から数週間以内に公表するとのコメントがあったバッドバンク計画の詳細等、不確定要素も多くしばらくは明確な方向感は生まれ難いかもしれない。(カネツGKGoh)
09/03/09 07:57 為替 <外国為替>米雇用統計悪化するも円安の流れに。
6日、欧米市場では値動きの荒い展開。注目の米雇用統計発表を前に、その悪化を見込んで米ドル売りを仕掛ける動きから一時今週の安値を更新し米ドル円は96.58円をつけた。発表された米雇用統計の数字は失業率(予想:7.9% 結果:8.1%)、非農業部門の雇用者数(予想:-64.8万人 結果:-65.1万人)となった。失業率は約25年ぶりの水準に悪化。また、非農業部門の雇用者数減少は14ヶ月連続となった。しかし、悪材料出尽くし感からか、ショートカバーが入り、ストップロスを巻き込みながら指標発表直後から1時間半くらいかけて98円台半ば近くまで上昇した。その後、ホワイトハウスが今回の雇用統計を受けて、米国経済の悲観的な見通しを発表。また、格付け機関スタンダード&プアーズが英銀ロイズ、RBSの格付けを下げたことが嫌気され、リスク回避の円買いが散見され、しばらくの間、一進一退の展開となったが、一時マイナスとなっていたNYダウが引けに掛けて上昇、前日比+32ドル高で終わったことも手伝い、引けに掛けて全般に円安の流れとなった。(カネツGKGoh)
09/03/06 13:06 為替 <外国為替>【訂正とお詫び】
本日3/6、7:55に掲載しました為替コメントにおいて、
…英政策金利は0.50%で市場の予想通り据え置かれた。
との記述がございましたが、これを
…英政策金利は市場の予想通り0.50%引き下げ(0.50%)となった。
と訂正いたします。
また、
…ユーロ圏政策金利も0.50%で市場の予想通りで据え置かれた。
との記述がございましたが、これを
…一方でユーロ圏政策金利も0.50%引き下げ(1.50%)で市場の予想通りであった。
と訂正いたします。
読者の方にはご迷惑をおかけいたしました。お詫び申しあげます。
09/03/06 07:55 為替 <外国為替>各通貨とも断続的に下落。
5日、欧米市場では各通貨とも断続的に下落。米ドル円は一時98.05円、ユーロ円は一時122.71円、英ポンド円は一時138.04円まで水準を落とした。米ドル円が99.00円割れ付近に観測されていた米ドル売りのストップロスを巻き込み下落すると、その流れはクロス円通貨にも波及。そして、米銀大手シティ・グループの株価が1ドルを割り込んだこと等が嫌気され、NYダウが6700ドルを割り込み年初来安値を更新。これを受け、外為市場ではリスク回避の動きで円が買い戻された。また、注目材料であった英政策金利は0.50%で市場の予想通り据え置かれた。英中銀からの声明文では流通市場で中・長期の英国債を買い入れといった量的緩和措置を講じることが示され、発表後の英ポンド売りにつながった。ユーロ圏政策金利も0.50%で市場の予想通りで据え置かれた。トリシェECB総裁の記者会見では、「ECBは1.5%が最低の金利水準だとは決めていない。」と追加利下げに含みを持たせ、発表後ユーロは対主要通貨で売られた。止まらないNYの株安、欧州の金融政策への不安と、市場では昨今のリスクテイクの動きに冷や水を浴びせる材料が際立っており、各通貨とも引き続き上値は抑えられそうだ。(カネツGKGoh)
09/03/05 08:01 為替 <外国為替>クロス円通貨が続伸。
4日、欧米市場ではクロス円通貨が軒並み続伸。ユーロ円は125.64円、英ポンド円140.84円、豪ドル円は64.78円の高値を記録し、高値圏で取引を終えた。欧州時間から続く株高の流れはNY時間でも見られ、NYダウは前日比+149ドルと大幅高となり、市場ではリスク選好の動きで円が売られる流れに。また28:00に発表された米地区連銀経済報告において、「米経済は1月から2月にかけて更に悪化した。」とのこと。各地区の連銀総裁からも、これまでよりも景気の減速が示唆された。これを受け主要通貨が対米ドルで買われ、その流れがクロス円通貨へも波及した。特に豪ドル円は2/26の高値である64.58円を更新しており、前日豪政策金利が据え置かれたこととに加えて上値トライの材料が揃いつつある。目先的にもしっかりした展開を期待したい。一方、米ドル円は99円台前半から半ばで方向感のない値動き。円売り圧力が米ドル円の下支えとなったが、2月米ADP全国雇用者数の弱さ(予想: -61.0万人 結果: -69.7万人)や、米地区連銀報告の弱さが米ドル円の上値を抑えた。対円以外では米ドルは売られていることを考慮すると、目先も米ドル円はクロス円に比べると上値の重い推移を強いられそうだ。(カネツGKGoh)
09/03/04 07:46 為替 <外国為替>加中銀0.50%の利下げ、量的緩和政策にも言及。
3日23:00、加政策金利が発表され市場の予想通り0.50%引き下げられた。声明文では、「景気が回復の兆候を見せるまで金利は低位で維持、もしくは更に引き下げもあり得る。」とのこと。さらに、「必要であれば量的緩和政策も検討していく」との文言が出され、発表後は加ドル売りの展開に。対円では一時75.72円まで水準を落とした。NY時間後半では下落が一服し76円台前半まで水準をやや戻しているものの、加中銀から出された声明文の内容は今後の加ドル円の重石となってきそうだ。ユーロに関しても、対主要通貨で一時売りが優勢となり、ユーロ円では一時123.02円まで水準を落とした。市場では加中銀からの声明文の影響で、ユーロ圏でも3/5の金融政策の発表で量的緩和政策への言及があるのではとの思惑が一部で働き、ユーロ売りに傾斜した模様。NY終盤では123円台後半まで水準を戻したものの、ユーロ圏金融政策への不透明感、そしてユーロ米ドルの昨今の弱含みを考慮すると、目先それほど強い戻りは想定し難い。(カネツGKGoh)
09/03/03 07:52 為替 <外国為替>各通貨とも上値を抑えられた展開。
2日、欧米市場では米ドル円・クロス円とも軒並み上値を抑えられた展開。米ドル円は97円台前半から半ば、ユーロ円は122円台、豪ドル円は61円台での値動きとなった。注目された米保険大手AIGの決算発表では、2008年の純損失が993億米ドルとのこと。この報を受けてかNYダウは前日比で-299米ドルを超える下落となり、特にクロス円の上値を抑えた。市場では、株安をきっかけに先週までの上昇の利益を確定する動きが強まっている感があり、しばらくは押し目買いと利益確定を繰り返す値動きとなりそうだ。米ドル円で言えば、下値は先週末から底堅く推移している97.00円付近、上値は98.00円でのレンジで推移が続きそうか。一方、英ポンドに関しては対主要通貨で大きく下落し、対円では一時135.57円まで下落した。日足を見ると、この値位置は今年1/26の始値(121.88円)と2/13の始値(129.61円)を結んだトレンドラインが位置する水準である。今回はトレンドラインに支えられる格好となったわけで、テクニカル的に見ると今後も同線がサポートされるのかが注目だ。(カネツGKGoh)
09/03/02 08:06 為替 <外国為替>円の買い戻しが一時的に強まる。
27日欧米時間の為替相場では、一時的に円買いが強まる展開となった。これといった材料に欠けた欧州時間は、週末を控えたポジション調整主体の動きとなり、今週積み上げられた円ショートの解消がやや優勢となった。米国時間に入ると、第4四半期米GDP改定値(予想:前期比年率-5.2% 結果:前期比年率-6.2%)が予想以上に下方修正されたことが嫌気され、NYダウ先物が下落。この動きにつられる形で、米ドル売りが優勢となった。また、米財務省が保有する米シティの優先株のうち、最大250億ドルを普通株へ転換すると発表(実質政府管理下となる)。同時に、2008年通期の最終赤字が277億ドルに膨らんだことも明らかとなった。市場では、米金融機関の一段の経営悪化を懸念する動きが広まったため、取引開始直後の米国株式市場は軟調な推移。この流れを受けて、米ドル円は下げ幅を拡大し、一時96.87円まで下落した。ただ、その後発表された2月シカゴ購買部協会景気指数と2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を上回る良い内容となったため、米ドルの下げが一服。NYダウも下げ幅を縮小する動きとなり、米ドル円は97円台後半まで水準を戻した。米ドル円以上に下げの強かったクロス円各通貨も、安値から反発して今週の高値圏を維持する格好となっている。来週は、主要各国の政策金利発表が相次ぐほか、注目の米雇用統計も控えているため、結果次第で為替相場は波乱含みの展開となりそうだ。(カネツGKGoh)
09/02/27 07:13 為替 <外国為替>米ドル円が続伸
26日、欧州時間の米ドル円は、97円台後半を中心にもみ合う動きとなったが、NY序盤に入ると上昇。注目された米主要経済指標が軒並み予想を下回る結果となったが、オバマ米大統領が予算教書で金融危機対策に向けた追加資金を要請するとの報道が伝わり、NYダウと米ドルの支援材料となった。米ドル円は、98.30円付近に観測されていた米ドル買いを誘発するストップロスを巻き込むと、勢いよく上昇。高値を98.71円まで伸ばし、昨年11/10以来の水準を回復した。ただ、早いペースでの上昇を警戒する動きもあり、NY終盤に掛けては利益確定の米ドル売りが優勢。また、08年の最終損益が過去二番目の赤字(−306.6億米ドル)となった米GMの先行き不透明感や、経営悪化の進む金融機関が増えているとの報道を嫌気する動きから、NYダウが引けにかけてマイナス圏へ反落。この動きにつられる様に、米ドル円も98.30円付近まで押し戻されている。クロス円各通貨も、NYダウや米ドルの上昇に後押しされ全般的に上昇したが、NY終盤にかけては上げ幅を縮小している。特にNZドル円は、ボラードNZ中銀総裁がNZドル安が経済に寄与していると述べたことから、下落を加速させた。(カネツGKGoh)
09/02/26 07:08 為替 <外国為替>米ドル円が堅調さを維持
25日欧米時間の為替相場では、米ドル円が堅調な推移となった。欧州時間は、英ポンド売りが優勢の展開。26日に発表が予定される英国の金融危機対策への不透明感や、バーカーBOE政策委員が、英国の景気後退が予想以上に深刻になる可能性を述べたことが嫌気され、英ポンド円は一時137.69円まで下落した。その動きがその他の通貨ペアにも波及する形となり、米ドル円は96.36円まで安値を更新。NY時間入ると、1月米中古住宅販売件数(予想:480万件 結果:449万件)の悪い内容や欧州株の下げを受けて、NYダウが大きく値を下げたことを受けて、米ドル円の上値は抑えられる形に。ただ、日本の政局不安から景気対策の遅れを懸念する声が多く、リスク回避の円買いは限定的となったため、徐々に米ドル買いへと傾斜した。また、NYダウが終盤に掛けて下げ幅を縮小し、一時プラス圏に反発したことが材料視され、米ドル円は97.79円まで買われる動きとなった。その他クロス円各通貨も、下げ幅を縮小し前日比プラス圏へ反発する場面もあったが、唯一、英ポンド円は、ブランチフラワーBOE政策委員が弱気な景気見通しに示したことから、戻りの鈍い動きとなった。(カネツGKGoh)
09/02/25 07:11 為替 <外国為替>円が全面安
24日欧米時間の為替相場は、円が全面安の展開。欧州序盤、注目された2月独IFO景況指数(予想:83.2 結果:82.6)の発表が行われ、予想を下回る弱い内容となったことから、ユーロ圏経済への懸念が強まり、欧州株は軟調な推移となった。ただ、日本の政局不安や加速する景気悪化を受けて、リスク回避の円買いが出にくい状況となりつつあり、円相場はアジア時間の円売りの流れを引き継ぐ展開となった。米ドル円は、バーナンキ米FRB議長の議会証言を前にポジション調整の買いが継続し上伸。議会証言では、景気や金融の厳しい状況が示されたが、来年以降は回復に向かうとのやや楽観的な見通しが出たことが好感された。また、現時点では米国の主要銀行は国有化される状況にないとの認識が示されたことから、NYダウが金融株を中心に大幅反発し、一段の米ドル買いを後押し。この動きにつられる形で、クロス円各通貨も全面高の展開。特にユーロ円は、ウェーバー独連銀総裁が政策金利の下限は1.00%になるとの見通しを示したことをきっかけに大幅上昇しており、一時124.76円まで水準を上げた。この後、NYダウの反発や円の大幅安をアジア勢がどう受けとめるかに注目が集まる。(カネツGKGoh)
09/02/24 07:16 為替 <外国為替>米ドル上昇も先行きは不安定
23日欧米時間の為替相場では、米ドル買いが全般的に優勢となった。アジア時間から一転、米政府がシティグループ普通株を最大40%取得するとの報道受けた米ドル売りが一服すると、欧州勢には一連の報道を好感する声も出始め、米ドル買いに反応した。また、米財務省、FRB、金融規制当局が共同で金融システムを断固として支えるとの声明を出したことも、米ドルの押し上げ要因となった。一方、ユーロは軟調推移。トリシェECB総裁が、ユーロ圏の金融システムは深刻な緊張状態にあると発言し、一段の米ドル買いユーロ売りを呼び込む形に。この動きにつられる形となり、米ドル円は約3ヶ月ぶりの高値水準まで上昇(高値:94.94円)、クロス円各通貨も軒並み水準を上げた。しかし、取引開始直後に堅調な推移となったNYダウが、徐々に失速しマイナス圏へ反落。マーケットは、欧米金融市場の不透明感を嫌気する流れとなった模様。さらに、米AIGの損失拡大、米政府へ追加融資を求める公算との報道が入ると、NYダウは約12年ぶりの安値水準まで値を崩し、円相場ではリスクを嫌気した円の買い戻しが優勢となった。今週に入り、欧米を中心に金融システムの不透明性が材料視される動きとなっているが、市場の反応が二転三転する展開となっており、アジア市場もこの不安定な流れを引き継ぐ展開となりそうだ。(カネツGKGoh)
09/02/23 07:07 為替 <外国為替>米ドル円、一時92円台半ばまで下落
20日欧州時間の米ドル円は93円台半ば〜94円台前半での往来であったが、NY時間中盤以降は米ドルの調整売りが一気に優勢になり、92円台半ばまで値を削る場面があった。NY時間終盤では93円近辺での推移となっている。今週は91円台からスタートした後、日米の政局が比較される形で米ドル買い円売りが進み、米ドル円は1/6の高値94.60円を目指す展開となった。ただ、やや過熱気味な米ドル買いの結果、週末のマーケットではポジション調整の米ドル売りに押されてしまったようだ。米国の銀行の一部に国有化の可能性があるとのニュースが流れ、銀行経営悪化の深刻さを懸念する向きの米ドル売りも多く出た模様。さて、来週の米ドル円は2月に入ってからの上昇の勢いを持続できるかに注目が集まる。経済データや金融システムの話になると、積極的な米ドル買いは仕掛けづらいとの声があるが、オバマ米大統領のスピーディーな経済対策に期待する声も大きい。テクニカル的には、1/6の高値94.60円を突破するとともに21日線が持続的に上向きに変化してくれば、96.13円付近(昨年8月高値110.67円〜1/21安値87.14円の38.2%戻し)や98.90円付近(50.0%戻し)をやや中期的な上値目標に考えたい。(カネツGKGoh)
09/02/20 07:08 為替 <外国為替>米ドル円、一時94円台半ばまで上昇
19日欧州時間終盤までの米ドル円は93円台半ばで目立った値動きはなかったが、NY時間序盤に94円台半ばまで値を伸ばした。22:30の1月米生産者物価指数(予想:前年比-2.4% 結果:前年比-1.0%)はマイナスであったものの、事前予想ほどの落ち込みではなかったことが一部市場参加者の間で好感された模様。同時刻の米新規失業保険申請件数(予想:62.0万件 結果:62.7万件)は米雇用情勢の不透明感を確認する格好となったが、ほぼ事前予想の範囲ということで米ドル売り材料として大きく取り上げられはしなかった。24:00の1月米景気先行指数(予想:前月比±0.0% 結果:前月比+0.4%)と2月フィラデルフィア連銀景況指数(予想:-25.0 結果:-41.3)は打ち消しあう形となり、米ドル円はNY時間終盤を94円台で迎えた。今週ここまでの米ドル円では日米の政局比較が主に円売り米ドル買いを呼び込んだと思われるが、週末はポジション調整の円買い米ドル売りが出る可能性に注意したい。やや過熱気味に1月上旬の高値水準まで上伸したことによる一時的な達成感から、短期的には94円台での米ドルの戻り売りが優勢になることが予想される。米ドルの調整売りが優勢になった場合、2/19終値時点で5日線が位置する92.80円付近が短期的な下値目標になりそう。(カネツGKGoh)
09/02/19 07:05 為替 <外国為替>米ドル円、93円台後半まで上昇
18日海外時間の米ドル円は東京時間終盤から約1円水準を上げ、NY時間終盤では93円台後半での推移となっている。この日の米経済指標は、22:30の1月米住宅着工件数(予想:53.0万件 結果:46.6万件)、23:15の1月米鉱工業生産指数(予想:-1.5% 結果:-1.8%)ともに弱い数字であったが、米政府による住宅支援策のニュースが流れ、米ドル買い円売りが一気に優勢になった模様。こうなると、1月上旬の高値水準であった94円台半ばが十分視野に入ってきた。短期的には米ドル買いへの過熱感があるものの、首尾よく1/6の高値94.60円の突破した後は、96.13円付近(昨年8月高値110.67円〜1/21安値87.14円の38.2%戻し)をやや中期的な上値目標と考えたい。海外時間のクロス円も総じて米ドル円と同様の値動きとなり、NY時間終盤にかけて水準を上げた。弱い数字となった22:30の12月加卸売売上高(予想:前月比-2.0% 結果:前月比-3.4%)も大きな加ドル売り材料とはならず、加ドル円は米ドル円につれ高となる格好で74円台半ばまで上昇した。(カネツGKGoh)
09/02/18 07:05 為替 <外国為替>ユーロ円、一時115円台半ばまで下落
17日欧州時間のユーロ円は、東京時間からの流れを引き継ぐ形で軟調な値動きとなり、一時は115円台に下落する場面があった。ただ、19:00の2月独ZEW景況感調査(予想:-25.0 結果:-5.8)、2月ユーロ圏ZEW景況感調査(予想:-27.5 結果:-8.7)がそれぞれ事前予想を上回り、その後はユーロの買い戻しが優勢になった。NY時間終盤では116円台半ばでの推移となっている。米ドル円も欧州時間に91円台半ばまで下落した後は、NY時間終盤にかけて92円台半ばまで反発している。オバマ米大統領の政策手腕に期待する米ドル買いと、日本経済の落ち込みを懸念する円売りが米ドル円相場を下支えした模様。22:30の2月ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:-24.00 結果:-34.65)は米ドル売り材料として大きく取り上げられはしなかった。今後の展開としては、米ドル円の終値が92円台に届いたことで、テクニカル面での上昇の勢いがどこまで続くかに注目したいところで、1月上旬の高値水準であった94円台半ばを短期的な上値目標と考えたい。(カネツGKGoh)
09/02/17 07:06 為替 <外国為替>米ドル円、91円台半ばで横ばい
16日海外時間の米ドル円は東京時間終盤の水準からほぼ横ばいとなり、91円台半ばでNY時間終盤を迎えている。米国市場が休場で海外勢の目立った動きは見られなかった。米ドル円の日足を見ると、2月に入ってからは92円台の壁に上伸を阻まれているが、終値が92円台にまで届けば、1月上旬の高値水準であった94円台半ばをその後の短期的な上値目標と考えたい。ユーロ円も米ドル円と同様に海外時間で大きな値動きは見られなかった。ユーロ円の今後の展開を考えると、ここ3週間の終値での主な取引レンジである115円〜120円に注目したい。短期的には115円近辺でのユーロの押し目買いと、120円近辺でのユーロの調整売りが繰り返されると予想される。世界同時不況に対して各国が強調して問題解決にあたる姿勢に期待する参加者の声が聞かれる一方で、ユーロ圏経済の回復にはまだ多くの時間を要するとの観測も根強い。結果的にユーロ円は板ばさみの状態がもうしばらく続きそう。レンジブレイクの可能性に注意しながらも、短期的には115円〜120円のレンジ取引でチャンスを狙いたいところ。(カネツGKGoh)
09/02/16 07:09 為替 <外国為替>ユーロ円、一時117円台前半に下落
13日海外時間のユーロ円は一時117円台前半に下落する場面があった。19:00の第4四半期ユーロ圏GDP速報値(前回:前期比-0.2% 予想:前期比-1.3% 結果:前期比-1.5%)の悪化がユーロ売り材料になった模様。ただ、週末のためか積極的にユーロ売りにポジションを傾ける動きにまでは至らず、結果的に117円付近に位置する21日間移動平均線がサポートになった格好で、その後のNY時間では118円台での推移となった。米ドル円については、東京時間終盤では91円台前半での推移であったが、NY時間終盤にかけてジリ高となった。23:55の2月米ミシガン大消費者信頼感指数速報値(予想:60.2 結果:56.2)は事前予想を下回ったが、マーケットは米ドル売りの反応をあまり示さなかった。今週に発表された経済データを考慮すると、米雇用情勢と米消費者心理はともに不透明感が強いが、米個人消費に幾分だが明るい兆しが確認された。オバマ米大統領の政策手腕には未知数な部分があるだろうが、経済対策に期待する参加者の動きがなんとか米ドル円相場を下支えしている印象がある。来週の2/16(月)は米国市場が休場のため大きな値動きはないかもしれないが、その後の米ドル円が92円台の上値の壁を明確に突破できるかに注目したい。(カネツGKGoh)
09/02/13 07:06 為替 <外国為替>午後は小動き、米経済指標を控え様子見か
12日、午後の東京市場では各通貨とも午前中とほぼ変わらない水準で小動き。米ドル円においては、90.00円前後で上下20銭ほどの狭いレンジで方向感はない。市場参加者の多くは今夜の米経済指標に注目しているようで、積極的な取引は一旦見送られた模様。その指標に関し、米雇用情勢に悲観的な見方が強い中、まず米新規失業保険申請件数(予想 61.0万件)は、前回の史上最悪値である62.6万件を更新するのかどうかに注目したい。1月米小売売上高(予想 前月比-0.8%)に関しては、極めて悪い結果だった前回(-2.7%)に引き続いての悪化が予想されているわけで、米ドル円の上値を抑える要因となりそうだ。市場参加者としても、ある程度の弱い結果を織り込んでいるのかもしれないが、両指標とも市場予想を大幅に下回る結果が示される場合、米ドル円は下値を試す可能性が強い。日足を見ると、12/18の始値(87.41円)と今年1/26の始値(88.76円)を結んだトレンドラインが89.40円付近に位置しており、テクニカル的には同水準を維持できるのかどうかにも注目したい。(カネツGKGoh)
09/02/12 07:06 為替 <外国為替>英ポンド円、一時129円割れ
11日海外時間の英ポンド円は一時128円台後半にまで下落する場面があった。19:30に英中銀四半期インフレレポートが発表され、2009年の経済見通しについて弱気な内容が示されたことが英ポンド売りの材料になった模様。マーケットでは英政策金利の早期利下げ観測が台頭した。ただ、週末にローマで開催される7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を気にする参加者も多いためか、一方的に英ポンド売りにポジションが傾くまでには至らず、128円台後半〜129円台では英ポンドを逆に買い戻す動きが散見された。結局、NY時間終盤では129円台後半〜130円台前半での推移が続いた。結果的には129.10円付近に位置する21日線がサポートになった格好。米ドル円については、欧州時間序盤は89円台後半であったが、欧州時間後半からは英ポンド買い円売りが影響したのか、NY時間中盤に一時90円台後半までジリ高となった。さて、12日東京時間では豪ドル円の動向に注目が集まる。9:30の1月豪雇用統計においては、1月豪新規雇用者数(前回:-0.12万人 予想:-1.8万人)、1月豪失業率(前回:4.5% 予想:4.7%)ともに前回からの悪化が予想されている。しかしながら、市場筋参加者によっては事前予想の範囲が異なり、それぞれの見方が交錯している。発表される数字の捉え方次第で相場が乱高下する可能性に注意したい。(カネツGKGoh)
09/02/10 07:06 為替 <外国為替>ユーロ円、一時120円台まで上昇
9日東京時間終盤のユーロ円は117円台半ばであったが、欧州時間においてユーロ買い円売りが優勢となり、NY時間序盤で一時120円台にまで上昇した。日本の景気対策が遅々として進まない印象が強いのか、海外勢の円売りがクロス円全体を押し上げた模様で、英ポンド円、豪ドル円、NZドル円もユーロ円と同様に大幅に水準を回復する場面が見られた。ただ、世界同時不況からの本格的な脱出にはまだまだ時間を要するとの見方も根強く、NY時間中盤では各通貨ともに更なる上伸を阻まれ、終盤にかけてやや反落している。一方、米ドル円については91円台での往来相場となった。オバマ米大統領のリーダーシップに期待する米ドル買いが散見されたが、改善の兆しが見えない米雇用情勢が米ドル売り材料になっているとの声が聞かれ、結果的に米ドル円はもみ合いとなった。日足を見ると、5日線が21日線を上回っているが、21日線は1月以来およそ平らな状態であり、明確な上昇トレンドを確認できるとは言いづらい。今後も神経質な相場展開が続くと予想され、慎重に経済ニュースを見極めていきたい。(カネツGKGoh)
09/02/09 07:52 為替 <外国為替>米雇用統計悪化するも、米ドル円上昇(再送)
6日の欧米市場。注目の米雇用統計は惨憺たる結果となった。失業率(予想:7.5% 結果:7.6%)これは約16年4ヶ月ぶりの数字。非農業部門の雇用者数(予想:-52.5万人 結果:-59.8万人)となった。こちらに至っては34年ぶりの数字となり予想以上の悪い結果となった。これを受けて米ドル円は、瞬間的に対円で数10銭売られたが、すかさず反転上昇した。目先の悪材料出尽くし感がショートポジションのスクイーズを誘った格好だ。また今回の雇用統計を受け、ホワイトハウスは「雇用者の減少は大胆な財政措置の必要性を高めている」と声明を発表。米国の景気対策法案の早期可決への連想から、リスクテイクの動きが強まった。結果として対主要通貨で幅広く円が売られ外貨が買われる流れに。米ドル円もクロス円通貨の上昇に支えられる形で確りとなった。日足ベースでみるといくつかの通貨ペアは5日線と21日線がゴールデンクロスした。中でも米ドル円は12月と1月でいずれも87円台前半を記録しダブルボトムをつけたように見えることから、今後、上下動しながらも上値を探る展開になるかもしれない。(カネツGKGoh)
09/02/09 07:05 為替 <外国為替>米雇用統計悪化するも、米ドル円上昇
6日の欧米市場。注目の米雇用統計は惨憺たる結果となった。失業率(予想:6.8%結果:7.2%)これは約16年ぶりの数字。非農業部門の雇用者数(予想:-52.5万人結果:-59.8万人)となった。こちらに至っては34年ぶりの数字となり予想以上の悪い結果となった。これを受けて米ドル円は、瞬間的に対円で数10銭売られたが、すかさず反転上昇した。目先の悪材料出尽くし感がショートポジションのスクイーズを誘った格好だ。また今回の雇用統計を受け、ホワイトハウスは「雇用者の減少は大胆な財政措置の必要性を高めている」と声明を発表。米国の景気対策法案の早期可決への連想から、リスクテイクの動きが強まった。結果として対主要通貨で幅広く円が売られ外貨が買われる流れに。米ドル円もクロス円通貨の上昇に支えられる形で確りとなった。日足ベースでみるといくつかの通貨ペアは5日線と21日線がゴールデンクロスした。中でも米ドル円は12月と1月でいずれも87円台前半を記録しダブルボトムをつけたように見えることから、今後、上下動しながらも上値を探る展開になるかもしれない。(カネツGKGoh)
09/02/06 07:05 為替 <外国為替>各通貨とも軒並み上昇
5日、欧米市場では各通貨とも軒並み上昇し、NY時間中盤に米ドル円は一時92.24円まで一気に水準を上げた。21日間移動平均線の位置していた89.75円付近を上抜けたことによるテクニカル的な動き、かつ90.40円付近の米ドル買いを誘発するストップを巻き込んで上昇した模様。さらに噂の域を出ないが、一部の情報端末から「FASB(米国財務会計基準審議会)が時価会計ルールを変更するのでは」との報を受けNYダウが上昇し、リスクテイクによる米ドル買い円売りに傾いたとの声も。日本時間の1時台から2時台に掛けては、30分で約2円上昇するという非常に荒っぽい値動きとなった。NY終盤に掛けては利益確定の動きもあってか、91円台前半まで小緩んだ。一方、注目材料であった英政策金利とユーロ圏政策金利は、それぞれ0.50%利下げ(1.00%)・据え置き(2.00%)となった。英ポンド円に関しては、一時135.62円まで上昇。英中銀は、声明文で利下げの景気刺激効果に自信を見せており、市場での過度な利下げ観測が後退したことで英ポンド買いにつながった。ユーロ円は米ドル円の上昇に助けられ、118.89円まで上昇した。トリシェECB総裁は記者会見で、3月の利下げに含みを持たせるコメントを発表。他の通貨ペアが軒並み上昇する中、ユーロ米ドルが上値を抑えられたことからも分かるとおり、ユーロ単体では材料が弱く、今後のユーロ円の重石となる可能性がある。(カネツGKGoh)
09/02/05 07:05 為替 <外国為替>ISMの好結果を受けて上昇、その後上値重い
4日、欧米市場で米ドル円は一時89.77円まで水準を上げるも、その後上値重く89円台半ばで取引を終えた。24:00に発表された、1月米ISM非製造業景況指数が42.9(予想 39.0)と好結果だったことが市場で好感され、米ドル買いにつながった。しかしその後、米自動車部品工業会が今週米政府に最大105億ドルの支援を要請していることが明らかになり、NYダウが前日比121ドルまで下落。そのあおりを受け、米ドル円もNY時間終盤にじり安となった。今週の米ドル円はおよそ89.00〜90.00円のレンジ相場が続いており、NY終値でどちらか一方にブレイクしない限りは方向感のない推移が予想される。英ポンド円に関しても、米ドル円につられ一時130.68円まで水準を上げるも、その後129円台前半まで軟化。先週末の高値(130.91円)を超えられなかったこと、5日欧州時間に英政策金利の発表を控えていることを考慮すると、目先も上値の重い展開が続きそうだ。(カネツGKGoh)
09/02/04 07:05 為替 <外国為替>クロス円反発、リスクテイクの動き
3日、欧米市場ではクロス円通貨が軒並み反発。ユーロ円は116.58円、英ポンド円は129.33円、豪ドル円は58.43円まで水準を上げ、高値圏で取引を終えた。午前0時過ぎ、FRBがECB、英中銀、日銀、カナダ中銀、スイス中銀など主要13中銀との通貨スワップ協定を10月末まで延長すると発表した。このことが市場で好感され、NYダウが上昇、そしてリスクテイクの動きはクロス円へ波及。NY時間後半にはNYダウが上げ幅を141ドルまで拡大し、クロス円の上昇に寄与した。特に豪ドル円の反発は著しく、NY勢からも豪政策金利の利下げという悪材料出尽くしによる豪ドル円の買い戻しが優勢で、先週の高値(60.86円)と今週の安値(55.61円)の半値戻しである58.20円を上抜けている。目先的も豪ドルを買い戻す動きが予想され、まずは61.8%戻しの58.86円が短期目標だ。また、9:30には12月豪小売売上高の発表を控え、もう一段階の豪ドル買いを後押しするのか注目だ。一方、米ドル円は一時89.00円を割り込む場面があったものの、その後は89円台前半での値動きが続いた。米ドル円単体では方向感を失っているおり、クロス円の反発が米ドル円の下支えに寄与していると言えそうだ。(カネツGKGoh)
09/02/03 07:07 為替 <外国為替>欧米時間では買い戻しの流れ
2日、欧米市場では米ドル円・クロス円各通貨とも安値圏から反発。米ドル円は88.81円の安値を記録後90.00円目前、豪ドル円は55.61円の安値を記録後57円台前半、NZドル円は44.25円の安値を記録後45円台半ばまで一時的に水準を戻した。東京時間終盤に急落した反動で、欧州時間は買い戻しが優勢となった模様。また、注目された1月米ISM製造業景況指数が35.6(予想 32.6)と、市場予想を上回ったことが米ドル円での上昇につながり、他のクロス円にも波及した。しかしその後はNYダウの動きに翻弄。一時100ドルを越す下落となると、米ドル円は大台の90.00円を前に上値は抑えられたが、引けに掛けてNYダウが下げ幅を縮小すると89円台半ばで底堅く推移した。一方、豪ドル円に関しては史上最安値(55.11円)割れは何とか回避された。3日12:30の豪政策金利発表(予想 1.00%利下げ)を控えていることで、目先は様子見ムードの強い展開を予想。政策金利に関し、一部の市場関係者には0.50%や0.75%の利下げ幅に留まるのではとの声もあり、そうなる場合は豪ドルの買い戻しに期待したい。逆に、仮に追加利下げを匂わす声明文などで前述の55.11円を割り込む場合は下落に拍車が掛かる可能性がある。いずれにせよ発表後の値動きには注意を払いたい。(カネツGKGoh)
09/02/02 07:04 為替 <外国為替>英ポンドの買い戻しが優勢
30日欧米時間の為替相場では、ユーロが弱含む一方で、英ポンドの買い戻しが優勢となった。ユーロ下落のきっかけは、1月ユーロ圏消費者物価指数速報(予想:前年比+1.4% 結果:前年比+1.1%)が予想を下回り、12月ユーロ圏失業率(予想:7.9% 結果:8.0%)が予想以上の悪化となったことが背景。また、ユーログループ議長が、ECBは追加利下げの余地があると述べるなど、ユーロの利下げ観測が強まったことがユーロ売りに拍車を掛けた。来週5日のECB理事会では据え置きが市場のコンセンサスとなっているものの、サプライズの利下げやトリシェ総裁の会見内容が予想以上に弱気となった場合には、ユーロ一段安の展開も予想されている。その他クロス円各通貨は、欧米株価の軟調さから上値の重い推移となったが、英ポンド円は高値を130.91円まで伸ばすなど堅調な推移となった。前日のブランチフラワー英金融政策委員による英ポンドは過小評価されているとの発言をきっかけに、対主要通貨で下げすぎ感のあった英ポンドの買い戻しが継続しているようだ。また、2月のG7(13日〜14日)で、英ポンド安が議論されるとの一部関係者のコメントも意識されている。一方の米ドル円は、第4四半期米GDP速報値(予想:前期比年率−5.5% 結果:前期比年率−3.8%)が予想ほど悪化しなかったため、一時90円台を回復するまで買い戻されたが、米シカゴ購買部協会景気指数と1月米ミシガン大消費者信頼感指数確報値が振るわず、89円台まで押し戻される動きとなった。来週は、6日に注目の米雇用統計が予定されており、米ドルの方向感を探る動きとなりそうだ。(カネツGKGoh)
09/01/30 07:07 為替 <外国為替>ユーロ円軟調
29日欧米時間の為替相場は、株価の軟調さからリスク回避の動きが先行し、全般的に円の買い戻しが優勢となった。欧州序盤は、予想より悪い内容となった独雇用統計を背景に、ユーロ売りが優勢の展開。ユーロは一時的に反発する場面もあったが、トリシェECB総裁が政策金利を2%より低い水準へ引き下げる可能性を排除しないと発言したことから、再びユーロが売られる動きとなった。さらに、NY時間に発表された複数の米経済指標が軒並み予想を上回る悪化となり、リスク回避の動きからNYダウが200ドルを越す下落となると、クロス円を中心に円の買い戻しが優勢となった。この動きから、ユーロ円は一時116円を割れるなど下落に拍車が掛かった。NY終盤に掛けての戻りも限定的となったことから、この後アジア勢の出方次第では、サポートとされる115円付近を試しにいく展開も予想される。マーケットでは、金利動向を探る上で30日に予定される1月ユーロ圏消費者物価指数速報値に注目する声も多く、週末に掛けてのユーロから目が離せない状況となりそうだ。一方の米ドル円は、89円台後半を中心に小幅な値動き。クロス円の下げにつられる場面もあったが、NY終盤に掛けては米ドルが対欧州通貨に対して強含んだことがサポートとなり、米ドル円の下値は限定的となった。その他クロス円各通貨では、英ポンド円が底堅い値動き。英金融政策委員のなかでハト派とされるブランチフラワー氏が、英ポンドは過小評価されていると述べたことがサポート要因となったようだ。(カネツGKGoh)
09/01/29 07:07 為替 <外国為替>米ドル上昇
28日欧米時間の為替相場は、欧米株の堅調さを受けたリスク選好の動きから、円売りが優勢となった。欧州序盤は、金融株を中心に株価が上昇。一部アナリストが、英大手銀行ロイズ・バンキングの完全国有化は不必要との見解を示したことが、材料視された模様。また、オバマ米新政権の金融セクターに対する支援策に期待が集まるなか、NY時間にはガイトナー米財務長官が、銀行救済プランを比較的早い時期に提示できると発言し、マーケットの期待感を高める格好となった。NYダウは200ドルを越す上昇なり、米ドル円とクロス円の上昇を後押しした。注目を集めた米FOMCでは、予想通りの据え置き(0.00%〜0.25%)が発表された。焦点となった、信用緩和を目的とした長期国債の買い入れについては、「市場の改善につながれば米国債を買い入れる用意がある」とより踏み込んだ表現となったが、あくまで可能性に留め明言は避ける形に。ただ、景気見通しの見解について、今年後半に徐々に回復とされたことが好感され、米ドル買いをサポートする形となった。声明文の発表後、米ドル円は高値を90.74円まで更新。クロス円各通貨も、米ドルの急進につられる形で上値を伸ばしたが、NY終盤に掛けては利益確定の売りに押され、小幅反落した。もう一つの金利発表となったNZ政策金利は、大方の市場予想(1.00%引き下げ)を上回る1.50%引き下げ(3.50%)となり、NZドルが大きく売られる動きとなった。さらには、ボラード総裁が、NZドル安が経済を支援するとの見解を示したことが売りを加速させる形となり、NZドル円は1円を超える急落となった。(カネツGKGoh)
09/01/28 07:06 為替 <外国為替>米ドル円、反落
27日、日経平均の堅調さなどを受けて加速した円売りの流れを受けて、米ドル円は欧州序盤に一時90円台を回復(高値:90.07円)したが、本邦勢を中心とした同水準での厚い米ドル売りに阻まれ、すぐに反落する展開となった。また、注目を集めた1月独IFO景況指数(予想:81.0 結果:83.0)が予想を上回る結果となったことに伴い、米ドルがユーロに対して一時的に弱含んだことも、米ドル円の下げを加速させる形に。NY時間には、統計開始以来の最低水準を記録した1月米消費者信頼感指数(予想:38.9 結果:37.7)を受けて、本日安値を88.44円まで更新するなど、米ドル円は上値の重さが印象付けられる動きとなった。クロス円各通貨は、米ドル円の下げに足を引っ張られる展開となり、全般的に水準を落としたが、弱い米経済指標にも関わらずNYダウがプラス圏を維持したことなどから、安値からは小幅反発する展開となった。特に英ポンドは、英国政府が英自動車産業に対して最大23億ポンドの融資を実施するとの報道が好感され、対主要通貨で買い戻しが優勢となった。一方、ユーロはIFO景況指数が好結果となるも、次回ECB理事会での追加大幅利下げ観測が重石となり、安値を116.17円まで更新した。ただ、レンジの下限とされる115円に近い水準では引き続き押し目買い意欲が強く、117円台半ばまで買い戻される形となっており、NY終値ベースでの115円を巡る攻防に今後も注目が集まるだろう。(カネツGKGoh)
09/01/27 07:06 為替 <外国為替>一時円売りが強まる
26日欧米時間の為替相場では、円売りが一時強まる動きとなった。欧州時間、英大手銀行バークレイズが、2008年の税引き前利益が市場予想を上回る見通しを発表。このことを好感して欧州株が堅調に推移し、リスク緩和に伴う円売りが出た模様だ。米国時間に掛けては、米ドル円を中心に一時上値を抑えられる場面もあったが、12月米中古住宅販売件数(予想:440万件 結果:474万件)と12月米景気先行指標総合指数(予想:前月比-0.3% 結果:前月比+0.3%)が市場予想を大きく上回る内容となったことから、NYダウが一時100ドル越す上昇となり、リスク選好の円売りを呼び込む形となった。また、ユーログループ議長が為替の過度な変動について懸念を示し、2月のG7で議論すると発言したことから、クロス円を中心に先週の下落分を修正する動きが出たとも伝えられている。NY終盤に掛けては、NYダウが上昇幅を削ったことに伴い、米ドル円とクロス円はともに上値を抑えられる展開となったが、オバマ新政権への期待が数字に表れ始めているとの指摘もあり、リスク回避の動きが弱まる動きとなれば、下値も限定的となりそうだ。(カネツGKGoh)
09/01/26 07:05 為替 <外国為替>英ポンド円、一時118円台まで下値を拡大
23日欧州時間の英ポンド円は、東京時間からの流れを引き継ぐ形で軟調な展開が続き、一時は118円台後半まで下値を拡大した。18:30の第4四半期英GDP速報値(予想:前期比-1.2% 結果:前期比-1.5%)の悪化が英ポンド売りの材料になった模様。ただ、同時刻の12月英小売売上高指数(予想:前月比-0.7% 結果:前月比+1.6%)は事前予想を上回り、英ポンド円は今週の安値をやや更新する程度で踏みとどまった。欧州時間後半からは、週末のポジション調整と思われる英ポンドの買い戻しが散見され、NY時間終盤にかけて122円台にまで水準を戻している。この日のクロス円はほぼ同様の値動きとなり、ユーロ円も一時は112円台半ばまで下落したが、その後は持ち直して115円台を回復している。今週のユーロ円は終値での115円割れはギリギリの所で回避し、来週以降に反発局面の可能性をつないだと考えたい。材料面ではユーロ圏利下げ観測の台頭があり、ユーロ円の上値は重いと見る参加者が多数派と思われる。しかしながら、取引時間中では下値トライを繰り返すものの、終値では115円台を死守する値動きがユーロ円の踏ん張りを感じさせる。来週以降も終値と115円との位置関係に注意しながら、ユーロ円の動向を慎重に見極めていきたい。(カネツGKGoh)
09/01/23 07:09 為替 <外国為替>米ドル円、一時88円台前半まで下落
22日欧州時間の米ドル円は88円台でジリ安の展開であった。そのままNY時間に入っても軟調な値動きが続き、88円台前半まで下落する場面があった。22:30の米新規失業保険申請件数(予想:54.5万件 結果:58.9万件)の悪化が米ドル売りの材料になった模様で、同時刻に発表された米住宅関連指標も米ドル円の上値を重くするような数字であった。ただ、神経質な雰囲気が漂う中で一方的にポジションを傾ける動きとはならず、88円台前半あたりからは米ドルを買い戻す動きが散見され、NY時間後半は水準をやや持ち直すような展開となった。クロス円では加ドル円について、22:30の11月加小売売上高(予想:前月比-2.0% 結果:前月比-2.4%)が加ドル売りの材料になった模様で、NY時間序盤に69円台前半まで水準を下げる場面があった。その後は米ドルと同様にジリジリと買い戻され、NY時間終盤にかけて70円台後半にまで値を戻している。ユーロ円については、終値でなんとか115円台を維持し、反発局面への可能性をわずかに残した。テクニカル面から今後の展開を予想すると、終値が115円台より上である期間はユーロ円が反発していく値動きに期待したい。首尾よく上昇気流に乗れた場合は125円台〜130円台を上値目標と考えたい。一方で、終値が115円を下回ってしまった場合は、レンジの下放れとなる可能性が高まる。やや中期的には、昨年10月下旬以降の主な取引レンジを115円〜130円として、その値幅15円をレンジの下限水準115円からマイナスした100円あたりを下値目標としたい。(カネツGKGoh)
09/01/22 07:08 為替 <外国為替>米ドル円、一時87円台前半まで下落
21日欧州時間終盤までの米ドル円は東京時間終盤の水準からほぼ横ばいで、89円台後半〜90円近辺で推移していた。その後、NY時間に入って一気に米ドル売り円買いが優勢になる場面があり、米ドル売りのストップ注文を巻き込む形でNY時間前半に一時87.14円付近まで急落した。12/17の安値87.15円とほぼ同水準まで米ドル安が進んだ訳だが、一部市場筋からは日銀による為替介入を警戒する声が聞かれ、NY時間終盤にかけて89円台にまで再び水準を回復している。クロス円も米ドル円と同様に海外時間では乱高下し、ユーロ円は112円台前半まで一時的に下値を拡大した。ユーロ円の日足を見ると、終値ではなんとか115円を下回らず、昨年10月下旬以降の主な取引レンジである115円〜130円はもうしばらく意識されそう。テクニカル面からすると、終値が115円台をキープしている期間は、115円台〜116円台でのユーロの押し目買いを狙う動きが出る可能性が残されている。首尾よく反発局面を迎えれば、125円台〜130円近辺までの上昇を期待したいところ。しかしながら、レンジの下放れには念のため注意すべきだろう。終値が115円を下回った場合のやや中期的な下値目標としては、取引レンジの値幅15円をレンジの下限水準115円からマイナスした100円が考えられる。(カネツGKGoh)
09/01/21 08:25 為替 <外国為替>米ドル円、89円台に下落。
20日海外時間の米ドル円はジリジリと水準を下げる展開となった。東京時間終盤では90円台半ばでの推移であったが、NY時間終盤にかけて89円台後半にまで下落している。この日のNYダウは300ドルを超す下げを見せ、市場心理の悪化が米ドル売り優勢の流れにつながった模様。オバマ米大統領の政策手腕に期待する声が多く聞かれる一方で、具体的な行動力についての未知数な部分を懸念する一部市場参加者の声もある。マーケットに神経質な雰囲気が漂う中、簡単には楽観視できないとの見方がどちらかと言えば強いのかもしれない。この日のクロス円も米ドル円と同様に軟調な値動きとなった。ユーロ圏政策金利の追加的な引き下げ観測を背景にユーロ円は一時115円台半ばまで、また根深い印象がある英金融不安を材料に英ポンド円も124円台にまで下落した。加ドル円も70円台にまでつれ安となった。23:00の加中銀政策金利は事前予想の通り1.00%(0.50%利下げ)と発表されたが、加景気後退懸念から追加的な利下げ観測が台頭し、これが主な加ドル安の材料になったと思われる。 (カネツGKGoh)
09/01/21 07:05 為替 <外国為替>英ポンド円、史上最安値を127.48円に更新
20日午後の東京外国為替市場は、各通貨とも上値の重い推移となっている。日経平均株価やダウ平均株価先物等、主要株価指数の軟調さが目立ち、午前に続いてリスク回避の円買いが優勢となった模様。特に英大手銀RBSの損失拡大観測や強まる金利先安観等、売り材料の多い英ポンド円における影響が顕著で、一時127.48円と約14年振りに史上最安値を更新する形となっている。安値更新後、利益確定の動きから129円台半ばまで戻す場面も見られたが、この後予定される12月英消費者物価指数(予想:前年比+2.6%)を警戒し再び上値が重くなりはじめている。同指標については、前回値(前年比+4.1%)に比べると今回の市場予想が大幅に弱いものであるように物価の下落速度が急であることが分かる。一部市場筋の間ではデフレ懸念も持ち上がっており、結果次第では英ポンド売りが加速する可能性もある。指標発表後、本日つけた史上最安値の水準を維持できるかが焦点となるだろう。一方の米ドル円も一時90.09円まで水準を下げた。オバマ米大統領の就任演説を前に積極的な取引を仕掛ける向きは少なくなりそうだが、大台の90.00円を維持できたことで、テクニカル的な面から一旦は米ドルの買い戻しが出易い地合いとなりそう。就任演説までは90円台半ばを中心に比較的底堅い推移が期待できそうか。(カネツGKGoh)
09/01/20 07:08 為替 <外国為替>ユーロ円、一時118円台半ばまで下落
19日海外時間のユーロ円は、ユーロ売り円買い優勢の展開が続き、NY時間序盤に一時118円台半ばまで水準を下げた。東京時間終盤の120円台半ばからは約2円の下落となった。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演で、2009年の経済見通しについての厳しい見方や、物価が継続的に下落する可能性があるとの考えなどが示され、市場ではユーロ圏政策金利の追加的な引き下げ観測が台頭した模様。NY時間終盤でも118円台後半での推移で、戻りは鈍い。材料面からすると、ユーロ円は上値の重い印象が依然として残る。しかしながら、ユーロ円の日足を見ると、昨年10月下旬以降は115円台〜116円台では比較的底堅く推移している。テクニカル面からすると、終値が115円割れとならない間はユーロ円が短期的に反発する場面を期待したい。飛び交う経済ニュースを冷静に見極めながら、値動きの範囲としては、昨年10月下旬以降の主な取引レンジである115円台〜130円台をひとまずは意識したいところ。(カネツGKGoh)
09/01/19 07:14 為替 <外国為替>米国勢3連休控え、方向感は乏しい
16日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は90円台でもみ合う形となった。注目された米金融大手シティ・バンク、バンクオブアメリカの第四半期決算は、双方とも大幅な赤字となったが、先立って米政府によるバンクオブアメリカの支援策(200億米ドルの資本注入と1180億米ドルの不良資産から発生する損失の保証)が発表されていたこともあり、影響は限定的となった。また、複数発表された米経済指標も好悪入り混じるものとなり、相場を動意付かせるには至っていない。米金融大手の決算を消化し、市場の注目は来週から本格稼動を始めるオバマ新政権による経済対策の動向に移っている。さしあたっては、20日のオバマ大統領就任演説や21日のガイトナー次期米財務長官指名公聴会の内容に注目が集まりそう。テクニカル的には、上下を挟む形で差し掛かる21日間移動平均線(90円台後半)と5日移動平均線(89円台半ば)のどちらを明確に抜けるかが焦点となるだろう。一方のクロス円通貨は3連休を前にした米国勢によるポジション調整の動きから売り買いが交錯し上下に値段の振れやすい展開となった。ただ、どの通貨も結果的には欧州時間序盤とほぼ変わらぬ水準で大方の取引を終えている。(カネツGKGoh)
09/01/16 07:13 為替 <外国為替>米ドル円確り、89円台後半へ
15日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は確りとした展開となっている。欧州時間、ユーロ圏政策金利が発表されたが政策金利は0.5%引き下げ(2.00%)となり、その後のトリシェECB総裁による記者会見でも「2%という政策金利は限界水準ではない」と追加利下げの可能性が言及された。こちらを受けた欧米間の金利差縮小が好感され、対ユーロでの米ドル買いが進むと米ドル円もつられる形で水準を上げた。また、米民主党より発表された景気刺激法案の規模が8250億米ドルとそれまでの予想(7750億米ドル前後)を上回るものとなったことも米ドル買いをサポートしたようで、一時90.01円まで本日高値を更新する格好となっている。ただ、納税漏れが発覚したガイトナー次期財務長官の承認動向に不透明感が漂い、成行次第では景気刺激策やTARP資金活用の承認にも遅れが生じるのではとの懸念が持ち上がっている為、一方的な米ドル買いの展開には繋がらず90.00円付近では上値を抑えられる形となった。今後、同水準での上値の重さが目立つようであれば、再度今週の安値(88.51円)付近へ弱含む可能性もあるだろう。(カネツGKGoh)
09/01/15 07:11 為替 <外国為替>株価軟調、円買い優勢に
14日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円・クロス円各通貨は総じて軟調推移となっている。約8年振りの下落率となった11月ユーロ圏鉱工業生産(予想:前年比-6.1%、結果:前年比-7.7%)、市場予想を大きく下回る結果となった12月米小売売上高(予想:前月比-1.2%、結果:前月比-2.7%)等を受けて欧米の主要株価指数は軒並み値を崩し、リスク回避の円買いが強まった。米ドル円は一時88.61円まで今週の安値を更新。その後、利益確定の米ドル買いが散見される場面もあったが、22日発表予定であった第4四半期決算報告を16日に前倒すことを発表した米シティグループの業績悪化が話題になると、すぐに上値を抑えられえる形となった。米金融機関の決算報告に対する警戒感は日増しに高まっており、目先も上値の重い推移が続きそうだ。一方のクロス円各通貨では、NZドル円が一時47.86円まで今週の安値を更新した。昨年安値の47.80円付近では押し目買い意欲が強まるとの見方もあるが、一方で追加利下げ観測の高まりを背景としたNZ売りも依然根強く、今後同水準を割り込む可能性はあるだろう。その場合、中期的には2000年に記録した41.87円の史上最安値を目指す展開に繋がることも考えられ注意をしておきたい。(カネツGKGoh)
09/01/14 07:05 為替 <外国為替>米ドル円、往って来いの展開
13日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は往って来いの展開となった。NY時間序盤、11月米貿易収支(予想:-545億米ドル、結果:-404.4億米ドル)で市場が予想した以上に赤字幅が縮小したことや、バーナンキ米大統領が米経済の見通しについて、「09年に幾分安定し始めると期待する」との見解を示したこと等が好感されて米ドル買いが進み、本日高値となる89.87円を示現した。しかしその後は「議会の承認が必要なTARP資金活用については十分な反対票が出る可能性がある」との話が米議員から為されたと報じられたことが嫌気され、それまでの上昇分を吐き出す格好となった。結果的には大台の90.00円が上値の抵抗線として機能する格好となった為、目先も同水準では戻り売り圧力が強まる可能性があるだろう。一方のクロス円各通貨は、総じて軟調な展開となっている。欧米の株式市場が昨日に続いて軟調に推移しており、このことがリスク回避の円買いを招いた格好。ユーロ円などは米大手格付け会社による加盟国(スペイン・ポルトガル)の格下げ示唆も響き、一時117円台前半まで水準を落とす形なった。また、東京時間に地合いの弱さが目立ったNZドル円も下値を拡大させ、本日安値を48.63円としている。5日・21日間両移動平均線がデッドクロスを形成し始めているため、テクニカル的にもNZドル売りが出やすい状況になったといえ、短期的にみると昨年の安値47.80円を試す可能性もあるだろう。(カネツGKGoh)
09/01/13 07:10 為替 <外国為替>各通貨軟調、米ドル円は90.00円割れ
12日欧米時間の外国為替市場は、各通貨とも軟調な推移となっている。来週から本格化する米銀の第4四半期決算報告を警戒して金融株を中心に欧米株価が下落、つられる形で為替市場でもリスク回避の円買いを仕掛ける動きが強まった。米ドル円は大台の90.00円を割れこみ、一時88.89円まで年初来安値を更新した。安値更新後の戻りも弱く、昨年12月の安値87.15円を試す可能性が出てきたといえる。ホワイトハウスからはオバマ次期大統領がブッシュ現大統領に対し、TARP資金活用の意向を議会に伝えるよう要請したとの発表があったが、こちらは材料視されていない。この問題については、13日NY時間に予定される米下院金融委員会での公聴会を待つ形となりそうだ。一方のクロス円各通貨も軒並み水準を下げたが、中でも目立ったのが加ドル円の下落。加中銀から発表された四半期企業景況感調査が、「第4四半期の企業景況感は前期に比べ大きく落ち込んだ」と弱い内容となったことや、原油価格が下落したこと等も手伝って、年初来安値を73.15まで更新する形となった。ここにきて加景況感が急速に悪化しているため、目先も加ドル売り優勢に展開することが予想される。短期的には昨年12月に付けた安値70.62円付近が下値の目処として意識されそうだ。尚、同じ資源国通貨として原油価格の影響を受けやすい豪ドル円も、本日高値から2円以上値を削り年初来安値を60.44円とした。こちらは、大台の60.00円が短期的なサポートとなる可能性があり、同水準を維持できるかが目先の焦点となる。(カネツGKGoh)
09/01/09 07:07 為替 <外国為替>米ドル円、一時91円を割り込む展開
8日の欧米国為替市場において、米ドル円は一時90円台後半まで水準を落とす軟調な推移となった。欧米各国の株価が軒並み軟調な推移となった事に加え、米小売大手ウォルマートが発表した12月既存店売上高の低下と四半期利益の下方修正が材料視され、主要通貨に対して米ドル売りが進んだ模様。また、オバマ次期米大統領がスピーチの中で、具体的な景気刺激策について触れなかったため、米ドルの失望売りを誘ったようだ。テクニカル的に見ると21日間移動平均線まで調整売りが進んだため、9日NY時間の米雇用統計を控え、東京時間では一旦下げ止まる可能性ある。しかしながら、同水準を割り込むようであれば逆に米ドル売りのストップロスを誘発する事も考えられるため、下値リスクには留意したい。一方で注目されていた英中銀金融政策委員会では、市場予想通り0.5%の政策金利引下げが決定された。マーケットでは来月以降も利下げ継続と見る向きが多く、引き続き英ポンドの上値を抑える要因となる可能性が高いだろう。(カネツGKGoh)
09/01/08 07:05 為替 <外国為替>米ドル円、一時92円台前半まで軟調推移
7日の欧米外国為替市場は、全体的に下値を探る展開となり、米ドル円は一時92.34円、豪ドル円は65.53円付近まで値を削った。注目材料であった12月米ADP全国雇用者数が、市場予想(-47.3万人)を大きく下回る-69.3万人と発表され、改めて労働環境の弱さが浮き彫りとなった格好で、市場はリスク回避による円買い主導の相場付きとなった。また、NY原油が大幅安となったことを背景に、資源国通貨の下落幅が大きくなっており、豪ドル円や加ドル円は本日高値から起算して2円近い下落となっている。ひとまず米ドル円に関しては、終値ベースでは5日間移動平均線の差し掛かる92円台半ば付近で一旦下げ止まっており、アジア・オセアニア時間では押し目買いに下値を支えられる可能性があるが、週末の米雇用統計への懸念が強まっている現状、上値も限定的となりそうだ。一方、英ポンド円は相対的に下落幅が限定的となっている。8日に予定されているBOE金融政策委員会において、大方の予想を裏切る形で金利の据え置きが決定されるとの噂がマーケットに流れたことが一因とされているが、政府筋からは景気見通しについて弱気な発言が繰り返されており、金利発表後から英ポンド売りが進む可能性もあるだろう。(カネツGKGoh)
09/01/07 07:12 為替 <外国為替>海外時間は円安色の強い相場付き
6日の欧米外国為替市場は、各通貨それぞれ円安へ振れる格好となった。欧米株式市場が軒並み堅調な推移となったことが意識されており、リスク許容度の改善から円売りが進んだとの話が聞かれている。しかしながら、米ドル・ユーロについてはやや上値を伸ばしきれない形となった。オバマ次期米大統領から米財政赤字が大きく拡大するとの見通しが示されたほか、FOMC議事録においては低金利政策を当面維持するとの内容が示されており、米ドルの重石となっている。一方、複数のユーロ圏高官から利下げを示唆する内容のコメントが聞かれたことを受け、ユーロは対主要通貨で下落、ユーロ円は一時125.20円付近まで値を削った。しかし、21日間移動平均線付近ではユーロ買い意欲も見られており、当面は125円〜130円を中心に往来相場となる可能性が高いか。(カネツGKGoh)
09/01/06 07:09 為替 <外国為替>追加景気刺激策への期待から米ドル上昇
5日の欧米外国為替市場は米ドルとユーロで大きく明暗が分かれた。米国時間序盤、オバマ次期大統領が景気刺激策として約3100億米ドルの減税を実施するとの見方が強まり、マーケットは米ドル買いに傾斜、米経済の先行き見通しに敏感な加ドルも大きく水準を伸ばした。一方のユーロ圏においては、ポルトガル中銀のコンスタンシオ総裁が、デフレ回避のために追加利下げを実行する可能性があるとの見方を示したことが材料視され、ユーロは主要通貨に対して大きく水準を落とした。米ドル円は日足終値ベースで明確なゴールデンクロスを形成したため、目先も強い地合いを維持する可能性が高く、昨年8月の戻り高値と12月の安値から起算して38.2%戻しにあたる96円付近が目標となるだろう。一方、空売り情報の開示義務期間延長が好感された格好の英ポンド円は137円台まで値を戻しているが、一時的な反発に留まる可能性がある。昨年末、主要通貨が下げ止まりを見せる中でも下値を追っていただけに、引き続き下落リスクに留意する必要があるだろう。(カネツGKGoh)
09/01/05 07:02 為替 <外国為替>欧米時間は円売りが優勢
2日欧米時間の為替相場は、円売りが優勢となった。オバマ新政権への期待度の高さを表すかのように、欧米株が堅調に推移。12月米ISM製造業景況指数(予想:35.4 結果:32.4)が弱い内容となったものの、マーケットの強気姿勢は変わらず、NYダウは前営業日から250ドルを越す上昇となり、9000ドル台(NY終値:9034.69ドル)を回復した。この動きを受けた為替市場では、リスク選好の展開となり円売りが優勢となった。特にオセアニは通貨の上昇が顕著となっており、豪ドル円は一時65円台半ば、NZドル円は一時54円台前半まで水準を上げている。NY原油の上昇など、資源価格の上昇もオセアニア通貨のサポート要因となった模様だ。この動きにも助けられる様に、米ドル円は堅調さを維持。高値を92.41円まで伸ばすなど、上昇基調となっている。目先は、昨年12/10の高値である93.02円を上抜けるかがポイントとなりそうだ。来週は、9日に米雇用統計が予定されるなど重要経済指標やイベントが目白押しとなっており、年明け本格的に参入してくる各国の取引参加者の動向に注目したいところだ。(カネツGKGoh)