| オプション取引の利用手段 |
| オプション取引の基本的な概念や、損益の計算などについてご説明してまいりました。 ここからはいよいよ、オプション取引をどのように活用し、新たな投資手段のひとつとして組み込んでゆくのか、といった実践的な部分について簡単にご紹介してみましょう。 |
| >> | ヘッジ的利用 |
| 金地金の現物を保有しているときに金価格が下落するリスクを回避(ヘッジ)したり、金先物市場で持っている建玉について相場の値動きに伴うリスクをヘッジするなどの目的で、オプション取引を利用することができます。 例えば、原材料(金地金の現物)を購入して加工し、製品(宝飾品)として販売する業者を考えてみましょう。金地金を仕入れた後に、加工して製品にし、さらにそれを販売しきるまでには、ある程度の期間が必要です。その間に金価格が下落してしまうことが、この業者にとってのリスクとなります。 このようなケースでは、金地金の仕入れと同時に「プット・オプションの買い」を行うことで、ヘッジの目的を果たすことができます。仕入れ後に金相場が下落してしまった場合には、オプションを権利行使すれば利益となるので、金地金の価格下落による損失をカバーすることが可能です。また、金相場が上昇したなら、オプションは権利放棄してしまい、商品の販売価格が上昇することで発生する利益を享受できます。 |
| >> | 投機的利用 |
| オプション取引の特徴のひとつに、商品先物取引などと比べてもレバレッジ効果が高く、資金効率が良いことが挙げられます。そのため、積極的にリスクをとって高い収益を挙げ、資金を効率的に運用しようというのも、オプション取引を活用するやり方のひとつです。 また、オプション取引の場合、今後相場が上昇するか下落するかという、“相場の方向性”の予測に対するリスクテイクだけではなく、今後大きく動くかあまり動きがないかという“相場の変動性”の予測に対してもリスクをとって、投機的な利用をすることができます。 相場が今後上昇するという予測であれば「コール・オプションの買い」、下落する予測なら「プット・オプションの買い」を行うことで利益を狙えます。既にご承知のように、オプション取引の買い手として取引に参加すれば、予測と逆方向に相場が動いてしまっても、損失はプレミアム分に限定することができます。 一方、オプション取引の組み合わせ方によっては、“相場の変動性”を予測して収益を狙うこともできます。すなわち、相場が上昇するか下落するかは自信ないがとにかく大きく変動しそうだという予測、あるいは相場が安定して大きく動くことはなさそうだという予測を立てた場合にも対応することができるのです。 |
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