サーキットブレーカー

大阪取引所(OSE)

1)サーキットブレーカー制度

大阪取引所では、相場が過熱してきた場合、取引を一時中断することで投資家の過熱感を鎮め、冷静な判断の機会を設けるための措置として、サーキットブレーカー制度が採用されています。制度概要は次の通りです。
【貴金属】
発動条件 先物取引の中心限月取引(原則、前取引日において最も流動性が高い限月取引)について、次の条件に該当した場合
■先物取引(ミニ取引は除く。)の中心限月取引において、制限値幅の上限(下限)値段に買(売)呼値が提示され(約定を含む。)、その後、1分間に当該値段から制限値幅の10%の範囲外の値段で取引が成立しない場合、取引を一時中断し、制限値幅を拡大します。
中断対象 ■原資産が同一の、ミニ取引を含む全限月の先物取引及び限日取引(立会外取引を含む。)
■上記取引に関連するストラテジー取引
■原資産が金の場合は、金先物オプション取引の全限月取引・全銘柄
適用除外の条件 ■レギュラーセッションの終了時刻から20分前以降に発動条件に該当した場合
■同一取引日の間に制限値幅の上限(下限)値幅を2回拡大した後、再度発動条件に該当した場合
中断開始 SCB発動条件該当直後の取引所がその都度定める時
※SCB発動基準該当後に中断の手続きを行うため、基準該当から中断開始まで若干の時間差が生じます。
中断時間 10分以上(変更の可能性も有)
再開方法 中断時間経過後、制限値幅を拡大の上、板寄せ方式により取引を再開

2)制限値幅

 過度な値動きを抑制する観点から、呼値の可能な範囲を取引所が銘柄ごとにその呼値の制限値幅の基準値段(前取引日の清算値段)に所定の比率を乗じて得た値幅として、取引日単位で制限値幅が設定されます。
 また、大阪取引所が必要と認める場合は、臨時で呼値の制限値幅を見直すことがあります。
商品 通常時制限値幅 サーキットブレーカー発動時の制限値幅の
上限又は下限の拡大(※)
第一次拡大時制限値幅 第二次拡大時制限値幅
金(標準) 5% 10% 15%
金(ミニ)
金(限日)
10% 20% 30%
白金(標準) 10% 20% 30%
白金(ミニ)
白金(限日)
パラジウム 10% 15% 20%
CME原油等指数 10% 20% 30%
ゴム(RSS3) 10% 原則、拡大なし
ゴム(TSR20) 10%
小豆 8%
とうもろこし 8%
一般大豆 10%
※貴金属の制限値幅の拡大については、第一次制限値幅、第二次制限値幅まで拡大していきます。
 なお、呼値の制限値幅の拡大は、上限又は下限のうち一方向にのみ拡大します。

3)即時約定可能幅制度

大阪取引所では、誤発注等による価格急変の防止の観点から、直前の基準となる値段(以下、「DCB基準値段」という。)から所定の値幅(以下、「DCB値幅」という。)を超える約定が発生する注文が発注された場合に、取引の一時中断を行う制度(即時約定可能値幅制度)が採用されています。
商品 DCB値幅(ザラバ) DCB基準値段 中断時間
金(標準) 40円 LastPrice
(直近の約定値段)
又はBBO仲値
最低30秒
(継続してDCBが発動される場合は、30秒ずつ延長)
金(ミニ)
金(限日)
1円
白金(標準) 40円
白金(ミニ)
白金(限日)
パラジウム 30円
ゴム(RSS3) 5円
ゴム(TSR20
小豆 100円
とうもろこし 250円
一般大豆 500円
CME原油等指数 上下1%
※DCB基準値段は立会における直前の約定値段(LastPrice)又は直近の最優先買呼値と最優先売呼値の仲値(BBO仲値)となります。ただし、直近の最良買呼値と最良売呼値が大きく乖離する場合等、注文状況によっては、BBO仲値を採用しない場合があります。 また、当取引日にLastPrice又はBBQ仲値がない場合は、当取引日の呼値の制限値幅の基準値段を即時約定可能値幅の基準値段とします。
※本制度は、原則板寄せ時には適用しません。ただし、立会終了時における板寄せ方式による取引(クロージング・オークション)を行う場合において、直前のDCB基準値段から上記の値幅を超える場合は、取引を成立させないものとします。
※即時約定可能値幅に基づく売買の一時中断は(DynamicCircuitBreaker)は現物市場の特別気配に当たる制度であり、制限値幅及びサーキット・ブレーカー制度に基づく売買中断措置(StaticCircuitBreaker)とは異なります。
※CME原油等指数の場合、オープニング・オークションのDCB値幅は3%、クロージング・オークションのDCB幅は1.5%となります。

4)取引停止情報

現在のサーキットブレーカーの発動状況については、取引所のページでご確認ください。
日本取引所グループ(JPX)ウェブサイト

東京商品取引所(TOCOM)

1)サーキットブレーカー(SCB)制度

サーキットブレーカー(SCB:Static Circuit Breaker)制度とは、取引所が市場状況を勘案し、必要と認めた場合に取引を中断し、SCB幅を拡張してから取引を再開する仕組みのことです。
過度な値動きを抑制する観点から、呼値の可能な範囲を取引所が銘柄ごとにその呼値の制限値幅の基準値段(前取引日の清算値段)に所定の比率を乗じて得た値幅として、取引日単位で制限値幅が設定されます。
また、取引所が必要と認める場合は、臨時で呼値の制限値幅を見直すことがあります。

商品 通常時制限値幅 サーキットブレーカー発動時の制限値幅の
上限又は下限の拡大
第一次拡大時制限値幅 第二次拡大時制限値幅
原油 30% 45% 60%
ガソリン
灯油
中京ガソリン

2)即時約定可能値幅(DCB)

価格の連続性を維持し、急激な価格変動を防止するため、即時約定可能値幅(DCB:Dynamic Circuit Breaker)が設定されており、DCB幅外で注文が対当した場合、30秒間、立会の一時中断を行います。
このDCB中は注文受付を行い、板合わせから取引を再開します。
なお、即時約定可能値幅(DCB幅)は基準値段(原則として直近約定値段)を基に設定されます。

3)取引状況

現在のサーキットブレーカーの発動状況については、取引所のページでご確認ください。
日本取引所グループ(JPX)ウェブサイト